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1月, 2024の投稿を表示しています

将来を妄想す

 作中現在、矢晴は28歳、純は26歳。 純は60歳過ぎあたりで膝を悪くして激太りし、禿が進行するらしい。矢晴は80過ぎまで禿ない、というから純も矢晴も80過ぎまで生きるのだろうなと思う。 矢晴は純の献身もあってか、1年後には漫画を描き上げるほどまで回復できるし、その後、商業漫画家として復帰するんだろうなと思える。 純も売れっ子漫画家として漫画家を続けるんだろうと思うんだけども。 将来的に、売れっ子の矢晴とうつ病の純とかなってもいいのではないか、とか思ったりしてるけど、スポーツしてはしゃいで膝壊すだとか、庭のブランコで揺れることを運動と言い張るだとかの純の様子を考えるに、純がうつになるなんてことはなさそう。 私は純があの家を終の棲家にするつもりで大きな家を買ったのだろうかな、くらいに考えていたけれど、純は10年くらいで家を売って住み替えるつもりらしい。仲のいい他人と暮らしたいという夢を考えると自己都合だけで住み替えるのは難しそうに思ったりするから、純はずっと矢晴とだけ同居して、矢晴と一緒に住み替えるのだろうな、と思う。というか、それがいい。 10年ごとに住み替える、というのを考えると、膝を壊すまでの間に2回くらい引っ越すことになるだろうかしら。 そして妄想。 ぼんやりと、矢晴の自立との兼ね合いで、純が「トキワ荘をつくりたい!」とか言って若い漫画家を住まわせるアパートの経営を始めて、アパートの一室を矢晴の仕事部屋にして、ついでにそのアパートの管理人に矢晴を据える、みたいなことを考えたりもする。実際にアパートの管理自体は管理会社に完全委託で矢晴が雑事に追われるようなことはないだろうけど、住んでる漫画家の相談役みたいな位置づけとかなんか。漫画家の連載が途切れて無収入になっても大丈夫、みたいな純のおせっかい。 アパートから徒歩数分くらいのところに純と矢晴が住んでる家があって、純は自宅に仕事部屋があるのになんでか矢晴の仕事部屋に入り浸るみたいな。そんな将来があってもいいなと考えたりする。頭のなかでぼんやりと展開しているだけで文章になるわけではないけれど。 純と矢晴が思いの外長命で、最期までふたりで過ごすのだろうな、と思うのだけども、どっちが先に逝くのか、を考えると、私はずっと、純のほうが先に逝くんだろうな、と思っている。矢晴は純との思い出を大事にしながら最期まで漫画を描...

純の家の間取り

 間取りが新しくなって、今まで見てた純の家の全貌が不明なまま違う間取りになったんだけども、だんだんと慣れてきた。 物語的に、いくつか間取りが新しくなったことで齟齬が出るから数年後に描き直しされる際には、展開が変わる部分とかも出てくる気がする。というか、階段で純の通話終わりを待ってたシーンは確実に変わってしまう。 新しい間取りだと、通話中の純を部屋の外で待つ場合、廊下で佇むか、リビング前に矢晴の部屋があるんだからすぐに部屋に引っ込むか、という感じになりそうだけど、部屋に引っ込んだ場合、純の話し声をベッドの中で聞く感じになるのかなー。仕事部屋のデスク前から廊下でも聞こえてたくらいの純の声だからリビングから矢晴の部屋にもがんがんに聞こえちゃうくらい純の声は大きいかなー、とか考えたりする。 新しい間取りの不都合な点といえば、温室が2階にあるということ。矢晴を台車で運んで2階の温室に行けるわけもなく、抱きかかえて行ったとすると、矢晴を抱えて腰いわしたらどうしよーって考えてるところに矛盾が出るわけで。とか考えてると、また間取りが変わるんじゃないかな? と思える。 間取りが変わるのはいいんだけど、最初の間取りの正解が知りたかった気持ちが大きい。とても大きい。 新しい間取りだとルーフバルコニーが玄関上で道に面してて、気持ちとしてかなり外向きというか矢晴は近所の視線とか対外を気にしてしまって寛げそうな感じがしないなあと思えたりもする。前の間取りだと庭に面してたと思うから家の中の延長でのびのびできそうな雰囲気があったように思うんだけども。 二次創作ではかなり想像で構築した部分とかなり曖昧にぼかした部分とでどうにか辻褄が合うようにしてたけど、古い間取りと新しい間取りと混在してたりどっちかに寄せてたりしている。(こないだ書いたのは新しい間取りに沿うようにしたつもりではある。)

使命感

 矢晴の家族のことを考えていて。 矢晴の家族は和気あいあいと楽しく話すような家庭ではなかったけれど、矢晴自身は姉とともに何不自由ない生活を送り、大学まで進学させてもらえるし、実家に仕送りが必要ということもなくて、実家に縛られて苦労するなんてこともなく、無口な両親から直接的な愛情やらを感じたことはないかもしれないけれど、健やかに自由に過ごさせてもらっていた感じ。 だけれども、育ててもらった恩は感じているものの、父親に殴られてから実家に帰ることもしなくなって(出来なくなって)、さらに、家族への興味が希薄だったがゆえに父親の性格の変化に対して、病気の可能性なども考えることもなく過ごしての父親の事件と病気の発覚があったものの、父親への見舞いにも行けない状態。 などを考えていて、矢晴が「使命感から逃げたい人生」と言っていた「使命感」ってのは、「親孝行」ということなのかな? と思い至り。 「使命感」という言葉の語釈からは、かなり大げさに聞こえるから、どうなんだろうな、という気はするんだけども。 矢晴自身が家族に不義理をしているから、本来しなければならない親孝行をしていないと気に病んでる感じで、別段しなければならないと思い込む必要もない気がするけど、思い込んでるのかなー? と思える。 家族の話をするときに恩とか感謝とかよく言ってるから、「親孝行しなければならない使命感から逃げたい人生」とするとしっくりくるかなー? と。 矢晴は漫画家として売れっ子になりたい子だとは思うから、A誌で賞獲ったんだからこれからもっと活躍してね、みたいにプレッシャーかけられて、その重圧から逃れたくてB誌に行った、みたいなことにはならないと思う。 人から期待されてるほうが評価されてるからとがんばれる子なのかなあ? みたいには思うんだけども。どうなんだろう。 矢晴の言うことがいまいちよくわからないので、矢晴にとって漫画とは……と悩んでしまうのだけれども。でもやっぱり漫画家として成功したいからB誌に行ったけど大失敗だった、ということではあると思うから、周囲のプレッシャーから逃れたくてB誌に行ったってことはないもんな、と思えるんだけど、どうなんだろうなあ……。

■【売れうつ】の二次創作(50)(小説)

新年明けましておめでとうございます。昨年はブログを読んでいただいたり、コメントいただいたり、簡易チャットでおしゃべりさせていただいたりと、同好の士の存在を感じられて良い年でした。いろいろとありがとうございました。  今年も【売れうつ】を楽しんで、純と矢晴の行く末を見守って応援していきたいと思います。どうぞよしなに。 というわけで、50個目の二次創作を書きました。夜明けのふたりです。 ■