二次創作:古印葵が死んだ世界
あ、これアレじゃん。古印葵。最近、話題の。
あー、けっこう良かったよ。ただの恋愛漫画じゃない感じでさ。今時に合う。
昔、望海可純が猛プッシュしてたときは全然話題にもなんなかったけどなぁ。
望海可純?
ほら、シヴァ・アンバーの。知らない?
あー、知ってる知ってる。昔けっこう好きで読んでたけど、ずっと休載してるよね。
そうそう。望海可純、古印葵のガチファンだったらしくてさ、いろんなメディアでずーっと「古印葵は天才」とか言ってたけど、誰にも見向きもされてなくってさ。
へえ?
そんで、シヴァ・アンバーの休載開始と古印葵死亡のニュースとが結構近くて重なってたから、当時、後追いでもしたんじゃねーかって噂あったわ。
マジか。
まあただの噂だろうけど。
それにしても、もったいねーよなあ、古印葵。こんなに話題になってんのに死んでんだもん。やっと時代が追いついたって感じじゃん。
死んでるから話題なんじゃね?
あー、そうとも言える。単行本、超プレミアついてっし。電子は定価のままだけど。……そういや、死んだ作家の印税ってどこに行くんだろうな?
さあ? 家族がもらうんじゃね? 遺産みたいなもんだろ?
じゃあ、古印葵の家族、ウハウハなんかな、今。
ははは。でもたった2冊しかないし、言うほどでもねーんじゃね?
あははは、たしかにー。
あーあ、望海可純も連載再開しねーかなー? ちょうど気になるところで止まってたし。
わかるー。ってか、思い出させんなよ、気になっちゃうだろー、続きねえのに!
ははは、悪ぃ悪ぃ。あ、そういえば、全然話違うけど…………
着手:2022/04/04
第一稿:2022/04/05
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