家族の話

 今回の【第22話】がタイトルが示すとおりに家族の崩壊を語っている。これがまた、重い!

以前に「家族」について考えてたけれど、想像をはるかに超えてて、重かったなあ。

険悪どころの騒ぎじゃなくない?


矢晴の家族に関する表現や境遇などについてはSNSで解説されてて、なるほど、と思う。


矢晴の両親それぞれが家族からないがしろにされてきてて、自分を表現したり人と交流することが不得手すぎて、家族間のコミュニケーションがほとんどなくて、でもそれぞれ穏やかではあって攻撃的なところもなくて、平和と言えば平和だけども。

後に腫瘍が原因で性格が変わってしまったんだとわかるけれど、当時の矢晴には、物静かだった父親が豹変して暴力をふるってきた、という恐怖体験がトラウマになってしまっていたほどの出来事で、狭い場所で知らない人と2人きりとかにも恐怖するようになったと。

矢晴のアパートで掃除した純が、矢晴に同居を迫るところだとか抱きしめてきたところだとか、翌日の再訪だとか、怖かっただろうなあ、と想像する。

矢晴のうつ状態は漫画に関してのB誌移籍から出戻りA誌で連載がうまくいかなくてってところが原因だから、家族は特に関係ないけど「連載取らなきゃ父親にまた殴られる」みたいに考えて追い込まれてたところはあるんじゃないかな? とは思える。

ただ、漫画を描けなくなってきていて死にそうな気分で連載をどうにかこうにかやってるところで父親の事件を知らされて、彼女との関係を切られて切って、アルコール依存への引き金は家族のことだったなあ、という、重なり過ぎでなんで矢晴がこんな目に……と思ってしまうけれど。


ただ、矢晴の「使命感から逃げたい人生」がよくわからないかなあ? とも思うんだけど、家族はすでにバラバラでお姉さんなんか所在もわかんない状態らしいから、この家族の面倒をみなければならない、という使命感とかも感じられないし。それはまた別の話なのかもしれない。


まとまらない。


コメント

匿名 さんのコメント…
使命感から逃げたい人生、なんて矢晴が言うからどんな実家なんだろう?と思ってましたが、意外と普通っぽいご家庭でしたね…。どんな使命感を感じてたのかちょっと気になりました。
ただのファン さんの投稿…
はたから見れば、ごく普通の平和な家庭という感じで、また貧乏などから矢晴が働いて支えなければならないとかもなく……、と考えると、矢晴の逃げたかった使命感ってなんなんだろう? というのは気になりますね。「この家族の一員である任務」……? とか想像してみても、いまいちしっくりきません。