頭はいいけど策士ではないと思う

 純はかなり頭が良い、頭の回転が速い、と思うのだけども、“策士”ではないと思う。

割と異常というか狂気というか常軌を逸した思考、行動をしているように描かれているようには思うのだけど、単純に『古印葵への盲信・執着・偏愛』って感じで。

かなり一直線に古印葵のこと好きすぎて、古印葵を陥れるような策略はしないと思う。感情の切り替えはものすごくはやい、うまい、という感じはする。


四階をけしかけたのでは? といったことを言ってる人もいるけれど、四階の行動は偶然じゃないかなーと思う。(これから先の話で実はけしかけてましたとか明かされてもいいけども)意趣返しは、『大好きな古印葵先生に罵詈雑言投げやがっての怒り心頭からの仇討ち』だと思うし、担当から聞いていた『四階を叱るタイミングが難しい』ってことから、『古印葵先生と会える機会を作ってくれた編集部への恩返し』でもあるかなと。

すぐに編集部から立ち去らなかったのは、少しでも長く古印葵と話したいってのが大きな理由だったろうけども、クールダウンの時間をとってたとか? は考えすぎかなー? どうだろう。

銭湯の店主の急病も純が手を回したのでは? といったことを言っている人もいるけれど、これもまた偶然で『純の強運』って感じかなーと。


純が毎週編集部に行ってるのは、古印葵の情報を得られるように古印葵担当の菊池ともそれなりに良好な関係を構築するためって感じがして。本来なら『古印葵を潰した担当』ってことでかなりひどいことしかねない感じはあるけども、『菊池が編集部を辞めてしまった場合、古印葵の担当がいなくなる』という状態になることのほうが、純にとっては不利益しかない。

そんな地道な努力が実を結んで、古印葵と出会えたのだから、良かったね、純。憧れの古印先生に会えるからって、おしゃれに気合い入りすぎてたのもかわいいね、純。

古印先生の漫画、雑誌で読んでるのに、電子の単話でも買ってるって、ほんとに筋金入りのファンなのねえ、と微笑ましく。


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