担当との相性
矢晴は出戻り時の担当との相性が悪かったよなあ、と思ってるけども、菊池さん自体は「古印葵の漫画が好き」というのがあるから、新人で好きな作家の担当になって、自分が売るんだ、みたいな気負いもあって、矢晴に「売れ筋、流行に乗ったもの」を描かせようとしちゃったのかしらん? とは思う。
前から好きな作家だったのか、担当してから読んでみたら好きになったのか、はわからないけども。
矢晴にとっては、自分の持ち味をことごとく潰していくような修正指示を出す担当でしかなかったんだろうなあ、という感じはする。
B誌の担当は、いいのか悪いのかよくわからんけども、打ち合わせに時間かかるけど、矢晴的には『それでも私があなたとやっていきたいのはあなたが私を理解してくれるからなんですよ』と言ってはいたから、古印葵が描きたいことを理解してくれている担当ではあったのかもしれない。でも他人の意見で意志がブレてボツにするとかしてるから、古印葵を理解している、というのも怪しいのでは? と思える。
古印葵の漫画を世に出すこともせず、ただ矢晴を潰していっただけということを考えると、これもまたひどい担当だった、と言わざるを得ず。
やっぱり、一番最初のA誌の担当さんが、一番古印葵を理解してくれてて、古印葵の漫画を認めてくれてて、世に出すために尽力してくれてたんだなあ、と思う。
A誌の古印葵の元担当さん、カムバーック!!! と叫びたい。
こんなにいい担当さんついてたのに、なんで矢晴はB誌に行ってしまったのか……。これが、賞獲れてこれからもがんばろうーってところで担当さんが異動になっちゃって、別の人が担当についたけど相性悪くてイマイチで……ってなったところでB誌に誘われたから、ならそこそこ納得は行く感じなんだけど。
それこそ、矢晴が出戻りしたときに元担当さんが異動になってたのは「賞獲った作家を逃したから」みたいな理由だったらどうするよ? みたいな気分にもなる。
純の担当は、純がそんなに担当の言うこと聞いてる感じがしないし、そもそも今の担当は売れてから担当になったっぽいから、あーだこーだと口出して作風潰すみたいなこともしないんだろうかな、と思う。
前の担当は現局長だっていうから、もともと純は編集者として実力のある人に担当してもらってて、純の実力・才能とあいまって連載枠もらって、連載して売れっ子になって、とトントン拍子。
純も矢晴も、最初についた担当さんはかなり良かったんだな、と思う。
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