矢晴の飲酒

 矢晴がアルコールに溺れるようになったのが、父親の事件を契機にしてるかと思ったんだけど、それ以前からちょいちょい……? 【第22話】では『鬱も重なって連載の休載が続いてた時』『このころはそこまで酒を飲んでなかった』と語っているから、若干の逃避に酒を飲むことはあってもそんなに飲んでない感じ。とはいえそこそこ飲んでたのかもしれない。

【第25話】で連載が始まってから逃げ場がなくて酒を飲み始めたっぽく語ってるから、B誌に居た頃は飲んでなかった感じかなあ、とは思うんだけれども。

状況的には、B誌に居た頃から飲み始めててもおかしくなさげではある。B誌で理不尽なボツくらうたびにやけ酒しててもおかしくないんじゃないかと思ってしまうのだけれども。ここらへん酒に逃げずに明瞭な思考のままドツボにはまった感じかなあ。

A誌に戻って連載取れてから逃避したくて飲酒を始めたのが矢晴の精神状態に追い打ちかけたような感じがする。のと、新担当の菊池さんの仕事のできなさを考えてしまう……。矢晴も連載のやり方わかってなかったわけだけど。ふたりとももうちょっとちゃんとできてたら矢晴がそこまで過労に追い込まれることなかったよねえ。

とかうだうだ考えるのが好きだからだらだら考えちゃうけども、作者さんのブログに詳細な解説があるから、わりと私の考えること的外れなんよね、とか思ったりもする。

矢晴の状態は結局のところ、連載中の睡眠不足と過労、父親の事件での心労、過剰な飲酒、連載打ち切りにしての過剰な飲酒とオーバードーズ、まともな食生活をしてない栄養失調に自律神経失調症とどんどん積み重なっちゃってのあの状態で。

純の家に住んで療養しての2ヶ月弱の今がかなり調子良くなってて純がえらい。あんなに必死に助けようとしてたのに矢晴には襲われる殺されるって恐怖と期待と抱かれてたのがちょっと不憫。


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