毒虫
矢晴の背中の蟲は蝶の幼虫かなーとか思ってたら、なんだか今回巨大化して、さらに足の生え方とかが、イモムシというよりはムカデに近くなってきた雰囲気で、いかにも毒虫、という感じはしないでもない。
矢晴のモノローグで、蟲の正体が語られて、蟲は矢晴に芽生えた純への気持ちだったけど、なんとも複雑な心境だったんだなと。
純の優しさ暖かさが心地よくて、死にたくて、純に殺されたかったけど襲われるのは怖くって。矢晴自身が抱いている性欲の権化でもありそうな“欲深く穢い毒虫”だから、純に対しても「汚い性欲」みたいなこと言ったかな。
かわいいね、矢晴。
あんなにちっちゃく生まれた蟲が、今はもう何メートルあるんだかくらいに大きく育って、矢晴の純への気持ちのなかで、今はもう純にころされたいってのはなくなってるんじゃないかなあ? とは思うけれども、純が好きって気持ちも不純なものと思ってそうな、感じはする。本当に純粋に純のことが好きなのか? という疑いを抱いている感じもありそうな。
都合がいい(生活全般の面倒をみてくれて、ぬくもりくれて、一緒にいてくれる)から好きだと思っている、くらいの疑いは持ってそうに思うんだけど、純だって自分が死ぬまで一緒にいれる相手が欲しいって欲望も持ってて矢晴に手を差し伸べてるんだから、お互い様だと思う。
うん。問題ないからさっさ両思いになーれ。
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