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漫画の内容を

 【第1話】で『あ〜〜〜……少なくともあと5周はして』『作品の感想をたくさん言いたいけど……』『自分の漫画の内容を他人から語られると恥ずかしいよね…』『私もそう だから』『漫画への思いは漫画で描いて返す』と、純が言ってるわけだけども。純ったら古印葵の漫画どんだけ好きなのよ? と微笑ましく思いつつ、『自分の漫画の内容を他人から語られると恥ずかしいよね…』『私もそう』というところで、え、そうなんだ? と思ったりもする。 【第5話】で『ていうか今回の原稿ヤバくないですか!? まじ泣きました! デジタルでよかったあアナログだったら原稿用紙濡らしてました!』『わかる かなりグッときました!』とアシスタントが純の漫画の話をしてるときに『ありがとー』とかなりあっさりだったり、『木戸ちゃんが感動したとこって何ページ目?』とリサーチに話を持っていったりしたところも、「自分の漫画の内容を他人から語られると恥ずかしい」から? 古印葵の漫画を読もうとしないとか理解しようとしないアシスタント連中に心中で怒ってたからとか、望海可純の漫画なんかで感動したとか何言ってんだこいつとか思ってたからとかでなくて? と、どっちなんだろー? という気分にはなってる。 それはそれとして、矢晴の漫画を読んだ純が描いた漫画が読みたいなと思うし、古印葵の漫画が読みたい。 今同居1ヶ月だから、あと11ヶ月くらいで矢晴の漫画が完成するのか……。ドキドキする。そこまで何話でいくんだろ?

耳鳴り

 矢晴の耳鳴りは可愛い音だな、と。 鈴虫の鳴き声なのね。さすがにこの時期(秋の終わりから冬の初め頃から1ヶ月経過)に鈴虫が生き残ってるなんてことはないだろうから、音のイメージで鈴虫が描かれてると思うんだけど。 高音の金属音が切れ目なく頭蓋骨のなかで反響し続けるような。『耳鳴りがうるさい』『頭の中がうるさい』っていう矢晴に聞こえてる耳鳴りはそんな感じかな? 矢晴は連載やってたとき難聴も出てたってから、耳鳴りで済んでよかったなあ、今回。とは思ったり。

ぬくもりにほだされて

 矢晴のなかに生まれた蟲は、純に抱きしめられたからで。純のぬくもりによって生まれた矢晴の気持ち(恋とか好きとか)かなと。 【第4話】で抱きしめられて、【第7話】で蟲が芽生えて。【第7話】のラストで釣り針にかかるために生まれ出て。 【第8話】のラストで、矢晴が引っ越してきたことに大喜びする純を見て微笑む矢晴の背中で蟲が成長してて。 【第9話】で恍惚とした純の告白を聞いて、純に肩を抱かれて、蟲は純の指で背を撫でられてのけぞってて。 【第11話】で純とふれあって笑顔になった矢晴と、蟲は背中から肋骨の内部に溶けて滲入する感じで。 【第12話】では、蟲がいることを矢晴が自覚してて、『自分が』『自分の知らない生き物になりたがっている』と、純への気持ちが溢れ出そうとしてて。 矢晴は『眠れない夜のうちに肥え太った幼虫がいる』と言ってるけども、「純のぬくもりを吸収して肥え太った幼虫」な気がするなあ。『この家が お前が 大きな繭だ』ってところで純の作用に言及してるかな。 【第8話】のラストの矢晴の可憐な笑顔が読みきれなかったけども、蟲が矢晴の純への気持ちなのだったら、大喜びする純を見て笑顔になって成長する蟲とすれば、純が矢晴を迎えて喜んでることに対して嬉しい気持ちの笑顔だったわけだなあ、と。ちゃんと嬉しかったんだ、良かったなあと今更ながらに思ったわけで。 純に抱きしめられて体温感じて生まれた蟲が、矢晴の無自覚な恋心だったとして。どんだけぬくもりに飢えてたんだ、矢晴。そんな奴に惚れて大丈夫か、矢晴!? みたいな気分にならんこともないけども、純の古印葵への気持ちはたぶん本物だからたぶんきっと大丈夫……だよね? と、なーんかグラグラしちゃう。 純の古印葵への思いは本物だとしても、福田矢晴については……? と思っちゃうからなあ、やっぱり。純は古印葵フィルターを通して福田矢晴を見てると思うから、素の福田矢晴を好きになってくれるかどうか……という不安がつきまとう。 「2年以上かけて幸せにする話」だから矢晴が純への気持ちを自覚したところから幸せにしてもらうまで2年以上かかるわけか……? えー、辛いー。ドキドキするー。続きが読みたーい。

チワワ

 【第12話】の『純にとって私はチワワ何匹分だよ?』『変換できないけど……?』という一連のシーンがやっぱりBL的に、矢晴が純の仲の良い友達に嫉妬してる雰囲気とか、純の一番になりたい雰囲気とかを感じて、とても好きな会話になるのだけども。 矢晴の問いに対しての純の返答が、「矢晴の質問の意図がわからない」のか、「矢晴の存在が大きいからチワワ何匹とかに変換できるものじゃない」のかがはっきりしないのがもどかしい。 純は矢晴がいなくなったらその寂しさを埋めるためにチワワ何匹飼うんだろう……? とか考えてみても、純が動物を飼うところはあんまり想像できないなとは思ってる。 ペットを飼うとしても、純は猫派かなー? とかぼんやり考えたことはあるけども。矢晴は犬派。というか、それぞれの存在が、矢晴が猫っぽくて、純が犬っぽいなと勝手に思っているわけで、そんな感じの二次創作は書いた。 『今、私は』『結婚相手の喪失を埋める象徴物(チワワ)で己と純の関係を喩えようとしたのか?』『顔赤すぎるけど酒飲んでないよね?』と、純が飲酒を疑うくらい真っ赤になってる矢晴がかわいい。 純が矢晴の言葉の意図に気づいたら即両思いになりそうな気がしないでもないんだけど、こっから先は矢晴の片思いで古印葵がライバルみたいな状況になるんだろうか? 上薗純と古印葵と福田矢晴の三角関係……?

スリップ

 同居1ヶ月で、同居の翌日から断酒してたけどもスリップしてしまった矢晴。 断酒5日目まではどんな感じだったのかわりと詳細。( 断酒5日目 ) それ以降は、【第12話】で同居3週間過ぎた頃に、お酒を探して純のクローゼットなどを荒らしている日が描かれて、純に食卓で『お酒を探してる間はお酒を飲めてないってことでしょ?』と言われているので、矢晴はお酒は飲みたいけどもお酒を飲めてはいない状態の模様。 『早く私を殺してくれ』『――と願う恐怖から逃げたいのに今は酒という逃げ道が封鎖されてしまっている』と、矢晴がアルコールに何を望んで飲んでいたのかがちょっとわかる。酒への逃避は「ゆるやかな自殺」でもあるかと思うので、「殺してくれと願う恐怖から逃げるために死ねる可能性のあるアルコールに溺れている」という状況だろうか。私は酒は飲まないが、その気持ちはわかるなあ……。 それでもどうにかこうにか断酒は1ヶ月は続いてたものの、いろいろ重なって、純への気持ちを曖昧にしたくて、逃げ出して、お酒を買って飲んでしまった。 【第10話】で『私の財布を預かってもらえませんか?』『持っていると絶対に酒を買うからです』と純に財布を預けちゃってたのは正解だったけど、お酒買えるぐらいチャージされてるPASMAはいったいどこから出てきたんだろうか。 矢晴の持ち物だろうなと思うのだけど、病院に行くために交通費チャージして使ってたとかで一時的に手元にあったとかかなあ? 密かに手元に使えるお金が欲しくて隠してたとかではないような気がするんだけど、どうなんだろう。 矢晴はたぶん純と会う前にも断酒をしようとしてるだろうし、何度もスリップして再依存に陥ってるんだろうなと思うけど、今は純と暮らしてて支えてもらえるからまた断酒開始できると思う。とはいえ、飲酒に駆られた原因は純(への気持ち)なんだよなあと考えると、なかなかきびしそうだなと思う。

文字量

 新しい話が出ると、だいたい第1話から読み返すことになるのは、現状、最新話の続きが第1話になっていて、そのままループしてしまうからなのだけど。その後も週に1度は最初から読んでいるような気がするし、好きな話数をつまんで読んでいるような気もする。そろそろ次の話が来てくれまいかと思っている。もうじき1ヵ月経つから。 このブログに台詞を引用したり、確認用などのために、毎話テキストをまとめていたりはするのだけど、ルビや記号、テキストの改行などを含めた文字数が12話現在で3万9千文字弱と、なかなかのテキスト量があるなと思う。 予定では40〜45話ということなので、だいたいこの4倍弱のテキスト量になるとして、15万文字くらいにはなるのだろうか……? すでに最後までの台詞はできてるとキャプションで語ってらしたから、それだけのテキストできてるのだろうな……と思うのだけど……、すごいな。 【売れうつ】を読んでいる時、そんなに「テキストが多い」というのを意識したことがないというか、むしろ「テキストが少ない」とまで思っていたりしたのだけど、よくよく考えると、けっこうテキスト多いな…? と思う。 矢晴がけっこう長尺でしゃべり倒す人だな、とは思ったりするのだけど。 なんか意外なほど、矢晴っておしゃべりだな……とは思った。けっこう長くしゃべるというか語るのに、純がじっくり話を聞いてくれるのが、いいなと思っている。ただ、なぜだか私は矢晴が長々しゃべっている(ふきだし)とき、テキストを斜めに読んでいるような気はする。初回はじっくり読んでるんだけど、数度読み返したときには、ちょっと飛ばし気味に読んでしまっているような……ということに気づく。 台詞をあらかた覚えてるから全体をざっくり雰囲気で読んでしまうときもあるわけだけど。それとは別で矢晴の長尺台詞だけ斜めに読んでるときもある。たぶん矢晴の話が長いからだと思うんだけど……【第12話】の病気の話の文字量はだいたい700文字くらいで。長いわ。長いね。

光と闇

 というのも、よくわからんな……という気分にはなるのだけど。「心の闇」は、まあわかる気がする。 俗に言う「光」と「闇」のキャラクター属性としては、純が「光」で矢晴が「闇」なんだろうかな? と思わないでもないけども、私の印象としては「光」は正義とされて主人公が属する側、「闇」は主人公と敵対する側で主人公の「光」に焼かれて強制的に改心させられる、くらいの認識だったりはするので、純と矢晴には当てはまらないな……と思う。 もしかしたら、純と矢晴にも当てはまる属性の定義があるのかもしれないけども、知らないのでわからない。 純と矢晴のキャラクター属性としては「陽キャ」と「陰キャ」かなー? とは思う。矢晴から純への印象としても『この人距離感バグってるしボディタッチが多いしこういうノリ苦手だ』とか『陽キャの体力無尽蔵かよ』とか、純のことを「陽キャ」として認識していて、矢晴自身は現状うつなどを患っていることを差し引いても、キャラクターとしては「陰キャ」かなとは思うのだけど、そこまででもないような気がする……。 やっぱり、簡易な言葉で分類できるようなもんじゃないなあ……というのが正直なところで。言葉の定義にしても、各人によってバラバラだったりするから、結局通じないということもあり。むずかしいなあと思う。

救済

 福田矢晴は貧乏と病によって困窮しているところを、上薗純に物理的に救済されたわけだけど。 心の安寧を得るだとか、病が癒えるだとか、そういった方面ではまだまだ救済は訪れない感じ。なにをどうしたら救い出せるのかもわからないけども。 「救われる」ってなんだろな? とは思う。 宗教系の記事で「居場所があること」といった感じのをちらっと読んだけど、純は矢晴の居場所(もともと住んでたアパート)を奪って、純の家という新しい居場所を与えたことにはなるけども。 【第7話】の矢晴が言った『仮に私が純さん家に住んだとして…』『純さんの家から追い出されたら私はどこへ行けばいいんですか?』『その居場所を純さんは奪おうとしてるの分かってますか?』に対しての『その時は転居先をこっちで探して諸費用も全部持ちますよ』『難しいことはあとで考えればいいじゃないですかぁ』という純の軽さと胡散臭さに《にゃは》という笑顔が拍車をかけて、矢晴逃げてー!って気分にはなるのだけど。 ただ矢晴が住んでたアパートが、矢晴の居場所だったかと考えると、「ただ居られる場所」で「生きられる場所」ではなかったなあとは思う。純の家でなら「生きられる」のかというと、現状ではまだまだそこまでいってないなと。 矢晴にとっては、あのアパートにいるよりは絶対に環境は良いんだけど、純に養われてる現状が精神衛生上まったく良くない、みたいな感じだなとは思う。 【第12話】で矢晴が純でいっぱいになりつつあったし、「幸せにする話」だから純が矢晴の居場所になってくれるかなーと期待するけども、どうなるんだろう? 純と矢晴の関係を、安易に、「救う」「救われる」などと表現したくはないなと思っていたりはする。自分が「救う」ってなんだ? 「救われる」ってなんだ? と思っていて、わかっていないからだけども。

矢晴の思考

 矢晴は【第7話】で『なにも考えたくない なにも考えずなにもせず全ての憂鬱が消えてほしい』と考えているけども、やっぱりずっと考え続けちゃってて、自分自身を責めてたり、他者の姿に仮託して責め続けたり、と大変そうな思考をしてて。 純が生活全般の面倒見てくれるし、そこにいるだけでいい、人間らしく振る舞わなくていいとまで言われてるのに、矢晴の思う規範の人間であろうとしてるみたいな感じで、それができないからってまた自分を責めて……という悪循環が起こってる。 完全に純に依存して自分自身で考えることを放棄するというか、頭空っぽにして純と楽しく過ごせるようになったら、変に考えすぎて自分を責めてっていう悪循環のルートから抜け出せるような気がするけども、今のところ、純への依存だか恋だか、という気持ちから逃げ出したくて曖昧にしたくて、ってなってるから、純に全てを委ねるなんてことはできなさそうだなあー……。 なにも考えなくていいのに……と思っても、無理な話なんだろうなあ。考え続けるのって止まらないし。思考を止めるのに一番手っ取り早いのがアルコールだろうし。 断酒してた1ヵ月の間に、余計に大変な状態になってはいる感じなのが、この先どうなるんだろう? とドキドキするけども。 3歩進んで2歩下がるならまだいいけど、1歩進んで3歩下がるみたいになってるような。純が矢晴を幸せにしてくれるはずなのに、現状どうにも幸せへの道筋が見えなくてこわいよー。

いっぱいの純

 【第12話】の矢晴のなかにいっぱいの純が、どれもこれもかわいいなーと、今日また【第1話】から読んでて思ったわけで。 いっぱいの純のなかで【第9話】の恍惚とした純がパジャマの襟の形が違ってたり、変に間違い探しみたいな気分でそれぞれ該当話のあるシーンを見比べてしまったりした。 引っ越してきたことに大喜びする純を一番大きく思い描いてるのが、矢晴にとって一番嬉しかったことだからかしら……? と思ったり。 【第10話】の矢晴にネーム見てもらってる間の純は、読者が見た方向とは逆の、ちゃんと「矢晴の見た純」になってるのが、細かい、すごい。ちゃんとあのかわいい純を矢晴が見てくれてたのがうれしい。 編集部で『私本当に古印先生のファンなんです!』って言ってる純も、正面に座っていた矢晴の視点だし。純はかわいいし。 大きなホットケーキ?を笑顔で差し出す純がかわいい。純のお手製だろうかしらん? ふたりで食べてるシーンが見たかったなあ。