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1月, 2023の投稿を表示しています

編集の

 矢晴は、B誌での無益な2年半で鍛えられてしまって、A誌に戻った時には担当の言うままに作品を直し続けて体を壊してしまうけども。 編集は、最初の読者であり、商業として通用する面白さがあるかどうかの最初の審査員、みたいなものだけども、編集の言うままに作家性を殺し続けたら矢晴みたいに自己肯定を破壊されてうつなりなんなり病を得てしまうよ、という話ではあると思うのだけども。 編集が作家を殺す、ということも表現しているのだろうから、それなりによくいる“悪い編集”、が描かれているとは思う。 B誌の矢晴の担当自体は、矢晴の作家性を認めていて、矢晴自身も担当の言うことには説得力があるからと信頼していたけども、打ち合わせに4時間かかってその間他の作業もできないというのはけっこうな打撃。打ち合わせにかかる4時間と出版社への往復を考えるとバイトも休むわけだから完全に無収入であるわけだし。 作品を掲載する、という方向で、掲載用にと修正し続けたら、突然、ボツになる。というのが度重なって、結局1作も掲載されることなく2年半……というのは、長すぎた。 なんで矢晴はB誌なんかに行っちゃったんだよ。なんでもっと早くに見切りつけなかったんだよ……。とは思うけども、矢晴自身の欲とかなんかいろいろ絡んでそうな感じはある。 B誌については、「作家性を大事にしないで、売れるジャンルの売れる作品だけを掲載したいから、作家は使い捨て」みたいな感じはある。載せてみて読者の反応を見なけりゃ売れるかどうかもわかんないと思うんだけど。 矢晴が戻ったときのA誌の担当は、新人だったからか、作家性を活かすみたいな方向とかちょっといろいろ足りてなかったかなあ、という感じは強くて。そんなに作家と担当として信頼関係も構築しないまま、矢晴は担当の言うままに生活費を稼ぐためにと。 結局、そうやって作家性が死んだ作品は、ガチファンの純の心にも響かず『どうしてこうなった?』って頭抱えさせてるんだから、担当の言いなりで描いた作品がどうして良いものになろうか、という話でもあると思う。 ここから下は、自分語りを含めた余談なので、売れうつとは直接関係がないけども。 先日、「作家性を大事にしたいし、作家にももっと自分の作家性を大事にして欲しい」という旨のツイートが反対方向で解釈されて炎上して、それに対して「売れうつで見た悪い編集ってほんとにいる...

インタビューの

 望海可純の「シヴァ・アンバー」の制作秘話が気になる今日このごろ。 デビューしてからかなり早い段階での連載で、初連載作が大ヒットの売れっ子になった純が、2020年7月のブックワインのインタビューで答えたシヴァ・アンバーの制作秘話が気になってきた。前から気になってるけど。 なに話したんだろうかな、純。 「シヴァ・アンバー」自体が憧れの人への手紙として描かれてるとかなんとか、ちらっと話したり……? ってのはなさそうかなー。表向きな話しかしなさそう。 さすがにその後の好きな作品のインタビューはばっさりカットされてそうではあるけど、ちゃんと載ってたらいいなーと。その雑誌のインタビュー記事を矢晴がちらっと読んでくれないかなーとかも思う。 あと、望海可純が漫画がうまくてすぐ連載になったのだろうなあ、とは思うんだけども、実はもともと古印葵用の連載枠をとっておいたのに古印葵が他所に行っちゃったから望海可純に連載枠が回った、とかだったりしない? しない? とか思ってしまったりもする。 宙ぶらりんになった連載枠にたまたま純が運良く選ばれて、連載作品が運良く大ヒット。とかならいいけど、古印葵の連載用に担当が枠とっといたら、望海可純の担当の飯田さん(現局長だから当時からけっこう上役だったかなと)が、こいつのほうが売れるからってゴリ押しして連載枠奪っていった、とかだったら、矢晴は純を恨んでもよし、みたいには。よくないが。 賞獲ったばっかりの作家を放置するとも思えんのだよなあ……、商業的にも売り時なんだしー? というのもずっと気になっている。

戸建て

 純の家はでかいけど、純が今の家に引っ越してきたときってのは、純がそこそこ売れ始めてきた頃、という感じではある。 矢晴がA誌での連載を始めた頃には、純は今の家に住んでいると思うんだけど、そのちょっと前24歳〜くらいでローンを組まずに買ったとすると、それなりにまとまった額が必要で、その頃にこんなに大きい戸建てを買えるだけの収入があった、ということにはなる。 漫画家だから賃貸の審査に通らない、と純は言っていたけども、それまで住んでたところに住み続ける、という選択肢はあったのかどうか。 引っ越しを考えて、賃貸でいろいろ申し込んだけどそこそこ売れ始めているとはいえども、漫画家という職業自体でハネられてしまって賃貸を諦めて、戸建てを買う、という方向にシフトしたかな〜とも思えるけど。 純は自分の家のことを『郊外の戸建て』と言うから、都市中心部からはそれなりに離れた地価の安い場所ではあるんだろうなと思う。編集部に毎週、通える程度の距離ではある。作者さんの設定話を聞く分には、近いか……? と疑問も生まれはするけども、たぶん純のなかで「古印葵の情報を得るためならば」と屁でもない距離なのかも、と思える。 古印葵と同居始めたらぱったりと編集部に出向かなくなってて、その後の編集部の雰囲気すら知ることもなく。古印葵の断片手に入れるための編集部通いだったみたいな感じがするのがあからさまに思えて、編集部に用がなくなったから行かなくなったみたいな。 実際は矢晴の世話やら通院やらもろもろの雑用で編集部に行ってる暇がないだけなんだろうけど、「編集部に近いから・外出るの好きだから」と言っていたのがある時からぱったり出てこなくなるのは、特に深く考えない担当でも心配にはなりそう。 で、純が売れ始めて、戸建てを買う、というのは住居の確保と税金対策かなー? みたいには思うんだけど、ローンを組まないなら住宅ローン減税みたいのは受けられないし、新築でもないみたいだから、新築でどうのこうのという制度も受けられないよなあ、と思う。 連載が忙しくなってきてて、自分で物件探しつつ、不動産屋に条件伝えて探してもらったりとか? とは思うんだけど。 純って、人を使うのがうまいというか、それぞれのプロに任せてしまうことに抵抗がない感じがするから、食事の宅配とか家事代行とか使うんだろうし、掃除はロボット掃除機だし、税理士入れ...

家族

 次回のタイトルから想像するに、家族の話をするのかなあ? と思ったりはするから、今のところ自分が考えている純と矢晴のそれぞれの家庭環境をまとめてみたい。本編来たときに答え合わせしたい。 矢晴の家は、家族仲が悪くて姉が1人いる。姉とは何年も連絡を取ってないから、『人生で一番険悪に』なった家族は親だろうな、とは思える。矢晴が『使命感から逃げたい人生だった』と言っているくらいだから、家族の中で矢晴に課された役割が矢晴にとっては重荷すぎたのかなあ、という気がする。 漫画家になることを親に反対されてて、高校・大学あたりで家を出ていて、漫画家になってるのかなーと思える。 A誌での連載時は連載用の原稿を描くためにバイトも出来ずで、親に生活費を借りようとして険悪になって絶縁した(された)んじゃないかなあ、と思えてて、姉とはすでに仲が悪いのか疎遠なのかで連絡しようともしてない感じ。 今、純が把握してるのは、姉とは何年も連絡を取ってないということと、家族とは絶縁状態みたい、ということ。 矢晴の家が、両親揃ってて矢晴は跡取りで、という感じなのか、父親不在の母子家庭で母と姉から男としての役割を背負わされてて、という感じなのか、あたりはけっこう気になる。 純の家は、純が小さい頃に父親が病気で亡くなっていて、母親は健在なのかどうかわからないけど献本10冊を実家に送って親戚に配らせる、というのだから、実家があって親戚はそれなりに多い、と思える。お母さんが独りで実家を守ってるかもしれない。実家という物理的な家だけは残ってるけど、純の家族はすでにいないかもしれない。とかも考える。 純は一人っ子だけど、現状戸建てを持って独立してるから実家を継ぐとかあるのかないのかもわからない。 今、矢晴が知ってるのは、純が一人っ子で、父親を幼い頃に病気で亡くしていること。 純の小さい頃の思い出で、父親とその友人のエピソードを思い出すときの家の感じを考えると、それなりに大きな家な感じはあるから、地方の大きめの農家とかだったり? とかは考えた。旧家って感じの雰囲気はある。 親戚も実家近辺に集まってるんだったら、純の家が本家で、分家が近くにたくさんとかあっても……? とかも思うけど、さすがにそんな大仰な感じではないんじゃないかと思うけど、どうなんしょ? 農家だったり……? と思ってしまうのは、純が家庭菜園をやってる...

■【売れうつ】の二次創作(41)(小説)

 純と矢晴の1年目の年越し風景。若干性的な接触がある。 作中だとまだ忘年会をひかえている時分で、年越しまではまだまだなんよねえ〜と、ふたりがどんな年越しをしてくれるのかと楽しみにしつつ、妄想した。 ■

インプット

 だらだらと自分のブログを読み返しつつ、矢晴はどんなふうに漫画を描きたい心境に至っていくのかなあ、純からもらった自室に机と椅子を入れてどんなふうに過ごすようになるのかなあ、と考えていて。 眼鏡を探そうという気になったのは、本を読むとかテレビを観るという行為に対して前向きになったという感じがする。ぼんやり見える状態でぼんやり眺めるとかじゃなく、クリアな視界でしっかり見たい・読みたいという心境かなあ、と思えて。 そうやって、本を読んだりテレビを見たりが蓄積していくと、なにかしら表現、創作したくなるのが創作者だと思うわけで。 矢晴は今のところ、【第1話】の『思いつきそうになると脳から否定の声が聞こえて』『自分の意志もそれに同調するようになった』と自分の創作を否定する声に同調してしまっている状態で、描きたい気持ちを否定する存在しない声に同調してて。その同調してしまう気持ちがなくなるか、否定する声が聞こえなくなったら、描きたい気持ちが優位になれるはずだし、否定する声をかき消すくらいに創作したい気持ちが強くなったらいい。 矢晴は純の家で療養することで、働くことをしていない有り余るような時間を使って、漫画を読めなくなった2年間くらいのブランクを取り戻すためのインプットをするようになるのかな、と期待する。 反面、純がここしばらくゲームもしないしドラマも映画も観ていないというインプット不足にあるような気がして、そっちはちょっと心配になる。 矢晴が映画観たりする気力・体力を取り戻して、純と一緒に毎晩とまではいかずともふたりでゆっくり映画観て、ふたりで感想言い合って、良いインプットをふたりでして、それがそれぞれの漫画にアウトプットされるようになったらいいのになーーー! とはいつも思う。

骨と亡骸

 【第17話】のタコのように純に絡みつく矢晴が『骨を拾う て言った』『約束守れよ』という台詞が、矢晴が言ったというよりは純の子供心が純の父親の友人に対して言いたかった言葉かなあ、とかも思ってたりしたんだけど。 「物理じゃねえよ!」とツッコみたくはなる。 【第15話】の支部版の台詞では『常套句の冗談だって分かってたよ』と言い、『でも約束したのは嘘じゃないんだよ』と続けるあたりにずいぶんと拗らせている印象を受けたものだけれども。サイト版の『2人とも常套句だってわかってたよ』となると、父親とその友人の仲の良さを多少なり純が把握していたように見える。 「後のことは任せとけ」と死にゆく友に言えて、そう言った友を信じて逝く、このふたりの友情を純はどこまで分かってたんだろうかなあ。 結局のところ、純から見た父親の友人は「死んだら骨を拾うと約束したけど、拾わなかった嘘つき」になっているけれど、だから物理で拾うって話じゃねえんだよーーー! と純に言いたくなる。そりゃあ、純は物理的に矢晴の亡骸を拾いたいんだろうけどもさ!(と、考えると作者さんの 落書き の麗しい純の姿を思い出す) 冒頭で提示した台詞の続きで『この口先だけ薄っぺらが』『本物になってみろよ』は、父親の友人が嘘をついていたと思っていることと、【第6話】の挿話後に純が『私はあなたの前では「たかが」を渡さず口だけ出す偽物なんかにならない』と考えていることとも合わせて、過呼吸状態の矢晴が本当に言ったことというよりも、純が自分に対して言いたいことのようにも思える。その後、正気に戻った純が『現実逃避してる場合じゃない。』と考えてるから、どれが本当に矢晴が言ったことなのか判別つかないし。 純は矢晴に【第4話】『あなたの亡骸は私が拾いたいんです』と言っていて、【第20話】で『あのおじいちゃんには』『死ぬなら寒くてひもじい場所じゃなくて暖かくて肌触りの良い場所で死んでほしいんです』とか言っちゃうから、まるで「今すぐにでも矢晴は純の腕の中で死んでほしい」みたいに見えんこともないけれど、死ぬまで、死んでも、一緒にいたい、暮らしたい、一生添い遂げたいって感じがして、一途なところがとても好き。 そんな一途な純の気持ちは矢晴に通じているのかどうか。 ただ、添い遂げるのは矢晴がいい、なのか、籠絡するのに矢晴がちょうどよかった、なのかは気になると...

支部版とサイト版

 公式サイトがオープンして、ちょっと修正されてたり加筆されてたりで、支部版と読み味が変わるなあ、ということで、各話突き合わせて読んでた数日。 差分自体は 別記事 でまとめてある。差分をまとめ終わったので、ちまちまと書き進めるもずっと書きかけだった 【第19話】の感想 も書き上げた。これは感想と言えるのか……? とまた悩んでいるけども、書き終わったので、ちょっとだけ抱えていた荷物(やらなきゃと勝手に自分を追い詰める)が減った気分。書きかけの二次創作4つのうちどれかを書き上げたい気持ちになる。 設置しているアンケートに回答が1件増えていて、ありがたや。得票数が同じで並んでいる話数が6つに増えた。 と、雑談多めにした。 本題。支部版とサイト版で、ちょっと読み味が変わる。 加筆によって【第4話】のラストはホラー的なインパクトは弱くなったような気がするけど、純の優しさが加味されたような気はする。もしかしたら、性的な印象を減らすための加筆だったのだろうか……? とかも考える。 【第6話】の担当の台詞を変更したのは薬の名前を出さない、という方針によるものかなあ? と思う。矢晴のアパートを掃除する純の思考がちょっと書き換えられている。大きく変わらないけど、負のループになっていることがわかりやすくなった感じかな?とも思う。 【第13話】の矢晴がネットで薬を買っている、という話の純の返しは、かなりの常識人になった感じはある。というか、そこでひっかからなくなった。サイト版だと前後編での分割がないかわりに2ページ分の黒ページが挟まるのだけど、いい感じの間になってるように思う。 後編の冒頭部分の純の視界については、作者さんがSNSで語られていたけど、「矢晴を見て薬を見て落ち込んで足元」ということになるらしい。純が何を思って「落ち込んで」いるのかが気になったりしている。薬を見て、ということだと「あれがネットで買ってる薬……」みたいな落ち込みなんだろうか。別に矢晴に睨みつけられて萎縮してたわけじゃないのか……と思うとちょっとさみしい。 一番読み味が変わるのは【第15話】だなあ、と思う。支部版で読んだ際には直前の『心底……う』の効果もあいまって純にとっては父親の友人は嘘つきだった、みたいな印象を強く持ってしまったけども、サイト版だと「父親とその友人は本当に仲良しだった」という印象になるし、...

情緒不安定

 【第20話】で『同居人からは「お前と両想いになれるやつはいない」って言われたり』『かと思ったら直後に「差別的なことを言ってごめん」って大泣きされたり』と。この矢晴の『キッ』って顔がもうかわいくてかわいくて。大好き。 担当から『よくそんな情緒不安定な人と暮らせますね!?』と言われて純が眉根を寄せて『…………』となっているのは、矢晴のことを「情緒不安定」と言われたのが心外だったのか、「ジジイ」と言われたのを訂正すべきかどうかと考えているのか、矢晴との暮らしや矢晴への思いをどう話したものかと考えているのか。ちょっと気になる。結局「ジジイ」を訂正せずに話を合わせて『あのおじいちゃんには』とか言っちゃう純がかわいいけども。 純は矢晴の情緒不安定なところは病症として受け入れてると思うんだけども『てんやわんやです』とか言っちゃうくらいには負担を感じているのか? どうなんだ? 純、と詰め寄りたくなる。けども、ここの純ったら疲れすぎてるし、振られた気分で落ち込んでるから仕方ないね……。 矢晴の情緒不安定さは「平静」「悲しみ」「落ち込み」と「怒り」をぐるぐるしてる感じかなあと思うんだけども、純との暮らしのなかで「楽しい」を感じてくれたのは同居6日目だけなのかどうなのか。あんなにキャーキャーはしゃいだのは6日目だけなのかどうなのか。気になるーーー。それ以前に、ほんとにあんなドタバタキャーキャーはしゃいだのかどうかが気になるけども。 同居6日目のあの楽しい時間も2時間くらいで矢晴のまともでいられる時間が切れてすぐ泣き出しちゃったのかなあ。 これまでは病症ゆえの情緒不安定さがあったと思うんだけど、純への気持ちを自覚し始めたあたりからは恋ゆえの情緒不安定さだろうかなあ、とも思える。 矢晴ったら、純の優しい笑顔に一目惚れしたようにも思えるし、純の釣り針にかかったときには恋に落ちてるような気もするんだけど。 もうお前たち普通に最初から両想いだよ、ぷんすか。純の告白受け入れて純の胸に飛び込んだのは矢晴でしょ! 純は睡眠足りてて元気な状態だったら矢晴がどんだけ不安定になって怒ってきても泣いてきても受け止めてくれそうな気はするけど、まだしばらくは矢晴に振り回されて大変そうだよなあ〜って思うのと、【第19話】の『変更があったら1ヵ月半前には伝えます』が気になって気になって。そんなの何話先の話なの...

全然関係ないかどうか

 次回予告の【第22話】冒頭を読むと、純が四階をやりこめたこと自体は、「事態の証拠」のひとつにはなってそうだから、ちょっと関係あるよね、みたいな気分にはなる。 「四階が古印先生に罵詈雑言かました」ほうが四階のやらかしとして使われるかなあ、とは思うんだけど、それを聞いた雑誌の看板の売れっ子作家が激昂してた、ってのは、「会社側の損」として計上されそうだし。 ただ、すでに事を起こすことが決まっていた後に、純が四階をやりこめた事件があった、ということにはなるから、純が行動の契機になったわけではないあたり、純は全然関係ない。 編集部の動向を軽くまとめてみる。 2020年上旬:新人編集の菊池福子はA誌に配属されていて、古印葵の担当になる。 2020年夏頃:古印葵の体調不良の訴えを聞きながらも仕事をさせ続けて、古印葵が連載打ち切りを願い出る。 〜〜:菊池の同僚が突発性難聴になり、深夜まで説教されて病院に行けず片耳が聞こえなくなる。 2021年5月:A誌に四階が異動してくる。 〜〜:四階が後輩を虐めていたり、担当作家を怒鳴りつけたりしている。 〜〜:桃井がコンプラ室に相談に行く。 2021年秋頃:この時点ですでに桜木は後輩編集たちから「四階が怖い」と報告を受けたり電話口で担当作家を怒鳴っていたりすることを把握している。 〜〜:桃井が編集部内での協力者と証拠を集め、コンプラ室を動かす。 2021年11月3日:四階が古印葵に罵詈雑言を浴びせ、それを聞いた望海可純が四階を叱る。 〜その週:編集部の会議で、後輩編集らが四階を糾弾する。 〜〜:編集長、上司らが降格し、他誌から引き抜き、上司の総入れ替えが行われる。 2021年12月:四階が編集部をやめる。 2021年12月下旬:望海可純が担当の桜木から編集部でクーデターが起こったと聞き、菊池、桃井から詳細を聞く。 編集部のなかでの問題自体は菊池さんが来る以前からの体質といった感じだけども、上司に相談しても会社に相談してもどうにもならず我慢し続けるしかない状態、だったのを、四階が来て問題が大きくなり、桃井の行動力で事態を動かした、という感じで、「純が煽動したかもしれない」という心配はまったくもって関係ない。でも、看板作家が四階を叱ったってのは、会社に対してのアピールとしてはちょうどよさげには思える。 とはいえ、すでに行動が決まってた後の...

差分と誤字とか

 公式サイトに掲載された分が、支部版とちょっと違っていて。 ちょっと、支部版とサイト版で読み味が変わるなあと思ったので、差分をまとめてみた。ついでに、気になってる誤字的なものもまとめた。 話数 ページ コマ 支部版 サイト版(変更後) 備考 第1話 20 3 処方箋 修正なし:内服薬/内用薬 33 3 辛い目に合ってない な んだから…… 修正なし: 修正案:辛い目に合ってない な んだから 第2話 25 早口でまくし立てられたの は だけは覚えてる 修正なし: 修正案:まくし立てられたの は だけは覚えてる/まくし立てられたのは だけは 覚えてる/まくし立てられた こと だけは覚えてる 第3話 2 2 ジャケットを 来た 売れっ子 修正なし: ジャケットを 着た 売れっ子 第4話 2 3 褒められたにも 関 わらず 修正案:褒められたにも かか わらず/褒められたにも関わらず(ママ) 19 3 処方箋 内服薬 :内用薬 33-34 2コマ加筆修正、2コマ加筆増、1ページ増 第6話 1 上薗純 の視点  その② 修正なし: 上薗純 、曰く  その② 2 3 石投げりゃデパス飲んでる奴に当たるのが出版業界ですよ 石投げりゃメンクリ通ってる奴に当たんのが出版業界ですよ 8 2-4 喫茶店外観 喫茶店内観 19 1 みんなに忘れられたから金をもらえなくなって みんなに忘れられて金をもらえなくなって 19 1 全てが不足したから持っていられたものを落として 全てが不足したから持っていたものをすべり落として 第9話 2 1 業者にしてもらったにも 関わず 修正なし: 修正案:業者にしてもらったにも かかわらず /業者にしてもらったにも関わ ら ず 3 2 冷蔵おかずが家に 着ます 修正なし: 修正案:冷蔵おかずが家に 来ます / 届きます / 着きます 7 3 お風呂が 湧 きました 修正なし: お風呂が 沸 きました 第11話 1 コメント削除、絵を中央に移動 第12話 25 5 なにかが溶け て だしている 修正案:なにかが溶け て だしている 第13話 1 一話にまとまったため、前編の文字削除 5 5 言葉に 憑りつかれて 修正案:言葉に 取り憑かれて 12 1 ネット…? 処方箋ですよね? 個人が処方箋をネットで売り買いしちゃいけませんよ? ネット…? 処方箋...

次回予告

 公式サイトがオープンし、これまでのエピソードがこまごま修正されていたり、【第22話】の予告として冒頭7ページが掲載されていたり。 次回はものすごいページ数になると分かってはいたけれど、公式サイト上で予定ページ数がばばーんと出ているのを見ると、おおおお……となる。 次回、タイトルがさー、なんかこー気になるタイトル〜〜〜! どういう話になるのかな〜とタイトルから予想してみても、自分の考えは的外れなのだろうなあ、と思うのだけど。 瓦解、という語自体は、一部分の崩れから全体が壊れていくこと、という感じの言葉だから、編集部の四階のことを発端に組織が壊れた、ということにも見えるけども、表紙の矢晴の姿とか、ものすごいページ数とか考えると、矢晴の身の上話だろうかな、という気もする。 矢晴がB誌に移ってしまったことから崩れだした矢晴の漫画家人生の話。だったらいいなあ。純のデビューが矢晴の人生の転落にどう関わるのか、関係あるのかないのか……気になる。 ファミリー、はそのまま家族のことであろうから、希望としては純と矢晴が家族になる約束をするとかだったらいいな〜って思うんだけど、矢晴自身は家族仲が悪いのだから、なぜそんなに家族仲が悪くなったのかとか使命感から逃げたい人生ってなんなのか、とかの身の上話かな〜。 冒頭の編集部の話は、かなり細かいところまで作家に話しよるが大丈夫か? という気がしないでもないけども、四階が来たの作中今年の5月で今12月だもんだから、半年強ってくらいなんだけど、ほんとにまあ、えらいこと問題起こして……。それ以前から多少なり問題の多い編集部だったのが、強烈な四階の存在によってと、行動力のある桃井によってとで、どんどん解決に向かって動いていた、という感じなんだなあ、と思える。 若手編集たちは水面下で動いてきたんだろうなと思うんだけど、毎週編集部に行っていた望海可純はまったくそんなことには気づきもせんかったのもまあなかなか。 そして四階について――と話し出すところで予告分のページが終わって、編集のあれそれも気になるっちゃ気になる。 気になるねえ。

公式サイト!

 【売れっ子漫画家×うつ漫画家】の 公式サイト 〜〜! そしてまた、次回予告として【第22話】の冒頭7ページを公開されててて……!! 表紙〜〜〜〜〜! これは今後の矢晴であるのか……、でも雰囲気、A誌にいた頃……? まだ元気な頃……? 【第22話】のタイトルがまた、気になる。純と一気に仲良くなりそうな気がするけど、どうなんだろう〜? わ〜〜〜。

矢晴の聴力と純の声

 A誌での連載時に突然耳が聞こえなくなった(突発性難聴)ことによって、すぐに病院には行ったらしいから、現在は『今は聞こえる範囲が少し狭くなっててたまに耳鳴りで音が聞こえ辛かったり頭痛になるくらいでなんともないので』とむっちゃなんともある状態をなんともないと説明する矢晴が心配。 矢晴の聞こえる範囲というのが、距離のことなのか音域のことなのかがちょっと気になる。 壁越しの純の話し声が聞こえるくらいだから、聴力自体はそこまで落ちていないのか、純がえらいこと大声で話していたのか矢晴の聴力がもともとすこぶる高いのか。と気になったりもする。 リビングでの通話の声も仕事場での通話の声も廊下でがっつり聞こえるくらいなんだから、純の声がもともと大きすぎるのかもしれない。通話の時だけマイクに拾われるように声を張るから大声になっている可能性もありそう。 矢晴の耳が純の声を聞くために特化しているのかもしれないな、と思うと、矢晴ったらどんだけ純が好きなのよ〜〜と萌え転がってしまうけれども。 純の声が矢晴の耳に優しくて、一番聞こえやすい音域だったりとかかなあ〜。身長が高いと低い声、身長が低いと高い声になる傾向があるらしいから、純の声は低音で矢晴の声は高音だったり? とか想像するのも楽しい。 ただ、普段好きなBLがドラマCDになったときには声が完全にイメージと違ってしまって聴くことができない程度にキャラクターと声のイメージができているようでできていない感じがあるので、純と矢晴の声をこの声優さんに、というイメージなどはない。

今年も【売れうつ】にどっぷりいくぞー

 今回も純と矢晴の年越しを考えながら、年を越した。 純の家の間取りまで知ることができて、とても良い1年の締めくくりとなった。 このブログの総閲覧数も56000を超え、【売れうつ】ファンの方にたくさん見てもらえてるんだなあと感慨深く。ありがとうございます。これからもどうぞよしなに。 作中現在ではまだまだ同居1ヶ月半と、リアル現在からはけっこうな過去になってしまったけれども、リアル時間で考えると去年のうちに矢晴は漫画を描きあげて純に見せたし、純からのお返し漫画はこれからなのかどうかはわからないけど、それを見た矢晴はいったいどんな感情を持つのだろうかと考えると、今年も純も矢晴も大変そうだなあ、と思える。でもでも、「2年以上かけて幸せにする話」の2年目に入ってて幸せは近いぞ! と妄想するだけでもう楽しい。 今年はどこらへんまで物語が進むかな〜と楽しみで仕方ない。 今年も【売れうつ】が大好きだーーーー!!