病院通い

 純はすぐに矢晴を病院に連れて行きたがる。内臓の病気やらなんやらは素人の純が外から見ただけではわからないから専門医にかけたいのだろうなというのはわかるんだけど。

矢晴と同居を始めてから2週間目にふたりで人間ドックにかかって、矢晴は要精密検査の項目がたくさんあったから、そこらへん専門医でそれぞれ検査しに通ってるんじゃないかなあ? と思うと、週に1〜2くらいは病院行ってそうな雰囲気。

あと、矢晴の精神科の通院を同居3週間〜あたりに予約とって行ってるわけで。もともと矢晴が通っていたところに行ってるんなら純の家からはけっこう遠そう。新しく純の家の近隣で通えるところがあったりしてないならそのままこれまでの病院に通うのだろうから、月に1〜2回、ちょっと遠くの病院に行く感じになるのかな。

同居1ヶ月目に一緒に寝て、矢晴の“湯冷め”を目の当たりにした純は、矢晴を内科に連れてったらしいけど、『色んな病院でめちゃくちゃ検査した』となると1軒2軒ではきかなそうなくらいの病院を渡り歩いたっぽくは見え。

矢晴がヒゲが生えた〜と喜んでるのに、純は自分の剛毛と矢晴の薄毛のあまりの違いに泌尿器科で血液検査しようとするわけで。さくっと予約入れただろうから数日後には血液検査のために病院行ってるんだろうなあ。

などと思うと、この1〜2ヶ月でどれだけ病院に行っているのか。

病院の送り迎えと付き添いで必ず純が同行しているのだろうから、そりゃもう昼間に原稿進まないのは当然ね。


純自身はそんなに病気で病院に世話になる、みたいなことは少なそうな健康優良児な雰囲気だけど、全身医療脱毛あたりは、毛のサイクルに合わせて何度も通ったのだろうし、それなりの金額はかかりそうだから、そこそこ売れてきてから行くようになったのかな? と思うと、授賞式のあたりの純はまだ脱毛してないのかも……と思いを馳せてしまう。


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