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ソファーで

 お風呂上がりにソファーで臥してる矢晴が、最初は足も伸ばして完全に脱力してるというか、投げ捨てられてるみたいな感じで。 漫画を手に取って読み始めてから仰向けになって。 本を戻してから腕に顔埋めながらだんだん足を曲げていってて。 純に声をかけられたら《ズモッ》と身体にかけられてた膝丈くらいのコートだか上着だかにすっぽり隠れるくらいに縮こまって。 顔だけ出して純に『純って恋人作らないの?』と聞いて。 すぐに顔を引っ込めて上着に隠して。 『矢晴は?』って聞かれて答える時には、上着におさまるくらいに縮めた足が出てしまうくらい、顔を隠すように上着を引き上げてて。 という、細かい矢晴の動きが、たまらんな! と思うとともに、作者さんの演技の付け方、表現の細かさが、すげえな! と思う。 公園でのプリンたい焼きを純が差し出して、受け取られずにポケットに入れて、純は自分の分を開けて食べ始めるところとかも、細かくて、たまらんの。

愚鈍なお花畑

 矢晴の頭を愚鈍にしたのは、矢晴自身がアルコールに溺れてしまったせい、な気がするんだけど。 純への気持ちや、純の家での暮らしが、矢晴の頭をお花畑にしてるのは、いいことじゃないかなー? と思える。 むしろ、ほんとに、一度、純に全てを委ねて、思考放棄してほしい。頭の中、純の愛で満たしてお花畑にしてから、やっと、福田矢晴が再生し始めるというか、花開くんじゃないかなあと思えるので。 福田矢晴として花が咲いたら、その後、古印葵が実り始めると思うんだよなあ。 恋だの愛だのにうつつを抜かすのが「愚鈍なお花畑」とか言っちゃったら、それは矢晴が好きで古印葵として表現してきた「恋愛モノ」を全否定することになりやせんか? という気がするので、いいからもう、お花畑満開にして純との恋愛に溺れてこい! って思ってしまう。

わかってるのかわかってないのかわからない

 純が、矢晴の気持ち(純が好き)をわかってるのかわかってないのかわからない。 【第3話】で、矢晴が『出ていけっていう空気を分かってたのか分かってなかったのか分かんない人だな』と思っているのと同じような気分になっている。 純って、わかりにくい人だよな……。 【第13話】の純視点でも、【第14話】の矢晴視点でも、矢晴が純への気持ちを自覚し始めて逃げ出しての行動の後、純の言動が「わかってやってる」なのか「わかりもせずやってる」なのか、わからない。 わかってる、なら。矢晴の望みを叶えようとしてる、ようには思えるかなあ? より親密に、恋人レベルに矢晴を受け入れるよ、という宣言での『ハグしに来なよ』『一緒に寝る?』なのかなあ? わかってない、なら。曖昧にしたい矢晴にとっては、残酷な誘いに見えちゃうなー、と思って。矢晴は純が「わかってない」と思ってるだろうから、「なんでお前はそうやって、いつもいつも美味しそうな餌をぶら下げて私を惑わすんだ」とか思ってそうな気がする。 わかってても、わかってなくても、純は矢晴をなんでも受け入れてくれるような気はするんだけど、「完全にどっぷり行っちゃった後に、それを失うかもしれない恐怖」はずっと矢晴について回るだろうから、どっぷり行きたくても行けない気持ちはわかりすぎるし、「いつか失うのなら今!」みたいな感じになる気はするのよねえ。

ベイビー

 あー……、幼児退行、好きなんすよ……。 矢晴、これから幼児退行する……? 純に育て直される……? 【第1話】の『私は働きもしないで赤子のように世話された』って同居1週間目のとこは、朝、動けないからって程度で別段退行してるわけではなかったけども。 これから。純にべたべたに甘えたり、くっついて離れなくなったり、癇癪起こしたり、するかなあ? 元々、家族仲がよかったわけではないらしい矢晴だから、純に甘えて、めいっぱい自己肯定感育て直せるといいんじゃないかなー? ってすごく思うし。 ほんとに幼児退行までいかなくてもいいけども、純にべたべたに甘えてる矢晴は見たい。そして矢晴をべたべたに甘やかす純が見たい。あと、矢晴に甘えてる純も見たい。 甘々なふたりが見たいんだー。

心に触れる

 矢晴は、古印葵の漫画で上薗純の心に触れている。【第5話】『今まで触れられたことのない場所を触られたような…』と【第9話】『心の…誰も触ってくれないところを』『触ってくれるから』『他じゃ替えが利かないんです』『こういう幸せを私にくれたのはあなただけ』というわけで。純が20歳くらいからとして、6年も。ずっと。 で、今回、【第14話】のラストページ。矢晴の背中に芽生えた蟲は純の使徒で、空っぽだった矢晴を満たして心(心臓)を再生して、蟲が心臓を喰むのは、「純が、矢晴の、心に触れた(触れる)!」ってことでいいんですよね!? という気分になってきた。 実際のとこ、わかんないけど。だったらいいなーと思ってるところ。 今回の純ったら、すっごいかっこいいしさー。『一緒に寝る?』ってお誘いがさー、いいんだ〜〜。 【第13話・後編】で、純がお風呂で話してたことは、なんだかあんまり全面的には受け入れ難かったけど、【第14話】の公園での話は、すごく迫ってきて。この違いはなんなんだろう? と不思議なんだけども。視点の違い……?

散歩

 外、雪降ってたくない……? とか思ったりもするんだけど。純が矢晴を散歩に出すのはいいなあとは思う。でも、できれば、最初から一緒に散歩に出かけて欲しい気持ちがある。でもでも、最初から一緒に行くとドラマが生まれんからな……。 矢晴の格好が、毛糸の帽子が可愛くて頭は暖かそうだけど、ジャンバーとかそんな格好じゃ寒いだろうと思えてしまうので、純は早急にもっと暖かそうなコートを矢晴に買ってあげて欲しい。 30分前に家を出た矢晴が、歩いて10分のコンビニに居て、純は後からコンビニに出かけたら酒持ってるところを発見し。純と矢晴じゃコンパス違うし、矢晴はそんなにはやく歩かなかったんじゃないかと思うと、コンビニまで15分くらいはかかったかも? 純は矢晴が出かけて30分経ってからコンビニに向かったのなら、矢晴が出かけてから40分後にコンビニ着くらい? 矢晴は30分近く酒持って佇んでた……? 公園に行ったあたりの時間が、矢晴が出かけてから30分経過時点? どっちだろ? なんか算数の文章題になりそうな気分になってきた。 純が『プリンたい焼き買いにコンビニ入ったら矢晴いたの』というのもほんとなのか方便なのかよくわかんないなとは思う。 矢晴を心配して後ついてきてたというわけじゃなさげではあるけど、散歩に出かけた矢晴を迎えに出てきて、ついでにおやつ買っていこうってコンビニ入ったら矢晴がいた、ってことかなあ? とか。 でも、実は先になにかしら手配してるかもかなー? とかも考えてみたり。コンビニから「来てますよ」って連絡もらって家を出てきて、とか。散歩に出かけた矢晴をGPSでずっと確認してたとかもあり得るな……とか。 えー、でもやっぱりそれなら最初から一緒に散歩しなさいな……。と、勝手に色々疑ってしまう。この散歩のあたりも純視点ほしー。

じょうほうげんかんさの論文

 作者さんによって【第14話】のキャプションで、【第13話・後編】で矢晴が触れていた論文が示されたけども、英文だから、とりあえず 翻訳通して みた。まだ読んでる途中だから、全然わかんないんだけども、ちょっと関連してそうなページもあったので、 リンク しておこうと思う。 翻訳通した論文は、機械翻訳だから翻訳文がこなれてないってのもあるだろうけども、読んだ結果として、よくわからん! というのが正直なところで。え、これを矢晴が読んだとして……、去年の3月公開だから、どっぷりアルコールに漬かってる感じの頃合いに……? この難しそうな英文の論文を……? 矢晴が読んだの……? みたいな気分にはなってしまった。 矢晴、恐ろしい子……。 【第13話・後編】読んだ時点では、純が知らない言葉を作り上げて純を試してたのか? とか思ったけど、そうではないなと、認識を改めようと思う。けども、やっぱり純が辿り着けそうにない感じはあるから、難しいこと言って純を侮ってた感じは拭いきれない。 あと、ついでに、さっき見たら【第13話・後編】のキャプションにあった本業の宣伝が消えて、陣内になってた。

読まない理由

 矢晴が望海可純の漫画を読まない理由が変わるのを恐れる気持ちがわかるーーー! って思って。そして、そんな風にぐっちらぐっちら言い訳しながら、手を伸ばしてしまうところがまたかわいいし、読み始めたときにも、ずーっと言い訳してるのが、かわいすぎてたまらん。 自分に言い訳が必要な感じが、頑張って言い訳してるところが、矢晴ったらもー! かわいい! 【第2話】で矢晴がガラステーブルに置かれてた「シヴァ・アンバー3巻」を眺めてるから、読んで欲しいなあ〜と思ってたから、ほんとに、読んでくれてうれしくて! そうやって言い訳しながらでも、漫画を読んでみようという気になってくれたところが、「ああ、たしかに矢晴は回復してるんだなあ!」と、実感する。純が【第13話】で『スリップは回復の段階であることだよ』と言っていても全然、響いてこなかったけども。 矢晴自身は、純の漫画を「漫画がうまい」って思ってるから、漫画としては高評価だけど、「シヴァ・アンバー」の内容は、というと2〜3話までしか読んでないわけだし。『「望海可純の作品が好きじゃない」から読まない』になった時の『好きでもない作家に依存しなければならない現実に私の心が耐えられなくなるだろう』って思いながら、本に手を伸ばしてしまう、その裏腹加減が、ほんと、好き。好き! 結局、途中で読むのやめちゃってて、好きかどうかもわからないままだけれども。 読んでる瞬間に、純が来てたらどうなってたんだろうな、と想像すると、絶対純が瞳をキラキラさせて、真っ赤になって「読んでくれてる〜〜〜!」って身悶えしてそうな気がする。

心臓

 【第12話】で純に抱きしめられたり触れ合ったりのシーンを矢晴が思い出してるところで、どんと心臓が出てきてて。 【第14話】で矢晴の背中の蟲が、心臓をがぶりとしてて。 最初は、からっぽの骨に生まれた蟲が成長して、【第11話】のラストで、肋骨を満たすように爆ぜてて、心臓が出てきて。 心臓は、矢晴の気持ち、ハートだろうなあと思うのだけど、矢晴が生きてることの象徴の心臓でもあるのかなーと思う。この場合の「生きてる」は身体が生命活動を停止しないから惰性で生きてる、じゃなくて、矢晴自身の「生」への執着が芽生えたみたいなところで考えてる。 純とのふれあいで生まれた蟲、育ってきた蟲が、体内を満たして心臓が出来て。純への気持ち、恋愛感情を表すハートであって、また、生き始めた矢晴自身になるのかな。 と考えると、蟲が心臓を噛む(喰む?)このラストページは、矢晴が純への恋心を完全に自覚した、みたいなところではあるまいか? と思える。 そう考えると、不穏というよりも、キタキタキターーー! みたいに盛り上がってしまうのだけど、盛り上がっていいのかどうかはわからない。

合コンとか婚活とか

 純は、見た目もいいし、身長もあるし、なにより売れっ子漫画家で金持ちだから、合コンとか婚活とかすると、金に群がる人間のが多くなるんじゃないかなあ? という気がする。そういう目に遭ってきたから、しんどいのかなあー。 まだ若いし、家事能力は高いし、矢晴を養っても有り余るくらいの稼ぎがあるから、自分ひとりで自由にできるこの状態で充分なのもわかるし。結婚相手に求めるものがあるかどうか、というと、それを与えられるのは古印葵だけ、みたいな気がするなあ……。 純は矢晴と結婚したら、最高に幸せになれるね! とは、思うんだけども、純は一人っ子だって言うから、子供はせっつかれそうな気がするんだけど、そこらへんはどうなんだろうかなーとは、ちょっと思う。家が途絶えるのと、個人の幸福を天秤にかけなきゃならなくなりそうなところ。 LGBTが当たり前の世の中になっても、どうしたって、血縁で家系を残せ的な考えは根強いわけだし。純の家族がどういう感じなのかなーは気になるかもしれない。 純はゲイなのかなーって思ってたけど、今回の話で合コンとか婚活とかって話が出てきちゃうと、わかんないなーみたいな気分にはなってきた。矢晴がノンケなのわかってるから、そっちに話寄せたのかもしれないけど。 矢晴は幼馴染と大人になってから付き合い始めて7年かー。27歳でA誌での連載失敗した頃に別れてるわけだから、デビュー前の19歳か20歳から付き合い始めだもんねえ。幼馴染だったのかー。