投稿

夢の話

 矢晴の見た悪夢。 矢晴自身がわりと見栄っ張りで失敗に多大な不安と恐怖を持つ人って感じがするから、「自分が出来るはずのこと(文字を読む)が出来なくて、衆人環視で失敗し、大勢から非難される夢」なのかな、と思いながら読んでたから、矢晴が山渕への励ましにと夢の話をしたときの夢の解釈にけっこうな違和感がある。 矢晴の説明で「インプットが不明瞭だとアウトプットも不明瞭になる」というのは、その先のキャラクターの作り方の話にも通じる、というか、そっち向けの説明のような気がしてしまうけれども。 ぼんやりとした把握ゆえ、対象がズレてる感じかなーと思うので、よく考えてみる。 山渕の「他人の声に気付けない」話に「似てる」と思い出した『入ってくる情報が処理できない時に起こりえる感覚』と矢晴は言うけれども……。 似てるかなあ……? 似た状況とするなら、夢の方は、「いきなり台本渡されて状況もわからないのに舞台に上げられて台本の文字も読めない文字で書かれてて、なんの説明もされないのに、できないことだけ非難される」みたいな感じのほうが近くなるんじゃないかなあ? と思ってしまうのだけれど、解説求む。 山渕は自分が何をしているのかも把握できず、友人からの忠告も聞こえず聞こえていても内容を把握できておらず、自分の行動が他者に及ぼす影響に気づかず知らずで、「なにもしていないのに突然怒られる」事が起こってから、何があったのかを伝聞で知る、みたいな感じかな、と思うので。 その後の話は「状況把握ができるかどうか」の話に寄ってて、なんか違うよなあ……? と思ってしまう。アドバイスも確実に無理めな感じで、山渕がかわいそうになるんだけれど。山渕、あの矢晴の長話をちゃんと聞いててえらいな。 その後、矢晴が『他人を励ましそうとして分かったふりをした馬鹿なことをした回答も間違えた』と盛大に反省しているから、やっぱり夢の話と山渕の話は似てないのかもな、とも思う。

予想遊び

 忘年会で純たちがやっていた映画の展開予想遊びはなかなか楽しそうだな、とは思う。 とはいえ、あの人数で「誰も見たことがない映画」を見つけるのはなかなか骨が折れるのではないかと思ってしまう。それなりに話題の映画、面白い映画は見てるんじゃ……? と考えると、話題にもならない面白くない映画か、話題にならなかったけれど面白い映画になりそうな。 どんな映画を観ていたのかはちょっと気になる。犬の生死を気にするならホラーかな? 止血したり、バールで解決するんならアクションかな? ゾンビ物だったりするかもしれない。 純は何でも爆破で解決したいタイプのようで論外だけど、新山くんは序盤に登場したものにも注意を払っていて、けっこう見所があるんじゃないかと思ったりした。 私自身は一旦停止しながら考えるとかはしなくて、見ながらこの後こうなるだろうなあ〜とぼんやり考えている感じだけれど、展開の予想は当たることが多いけれど外れることもある、という感じ。 予想した展開で納得することもあるし、予想外の展開で意表を突かれることもある。どちらも楽しい。 映画やら漫画やら小説やら、基本的には伏線というものがあって、視聴者・読者に先の展開を考えさせて、先の展開のヒントを散りばめておくのがセオリーなのだから、それなりにじっくり見てれば先の展開は予想できるようになっているものだと思うのだけれども。 たまに、「誰も予測できない展開」と伏線すべてほっぽって、いきなり最後に登場したもので強引に物語を解決して作者だけが悦に入ってるようなものもある気がするんだけれども、それはあまりにも視聴者・読者への裏切りに満ちていて、好きではないなあ、と思う。

写真

 矢晴が写真を撮る仕事を任されて師走の街へとひとりで電車移動していたのが、元気になってよかったなあ! と感慨深く。 純の指示書のざっくりめの絵から、実際の景色を写真に撮った場合の画がわかっている、ってあたりの空間認識能力もすごいんだけど。ほんとに写真上手だったんだなあ〜と。 そこらへんも分かってて純はあの指示を出したのかしら? と思うと、純もまたすごい。 さらっと『フォトショで歪みを取る』とかクリスタ以外のソフトを使うように指示されてるのが、大丈夫か? みたいな気もしてしまうけれど、矢晴は普通に扱えそう。 展望台のある駅がどこなのかはわからないけれど、撮影する予定のビル群で考えると割と都市部かな? と思える。人が多そうなイメージがあるけれど、電車の中で矢晴はポツンとしてたのはちょっと心細い感じの心象だったのかなー? 三脚とカメラと担いで移動できるだけ体力ついたんだな、とか。警官に注意されても対応できるくらいシャッキリしてるんだな、とか、あっちゃこっちゃと移動してがんばる矢晴がとてもかわいい。 矢晴の撮った写真を受け取った3Dモデラーのアシスタントから「写真が的確でモデルが作りやすかったですよ」とか褒められて欲しい。それで矢晴が褒められて大喜びしてる純が見たいわ。

忘年会

 純は売れっ子になってアシスタント雇用するようになってから毎年忘年会はしてるのかなー? と考えてみる。 連載期間はまだ4年ほど、1年目はまだそんなに売れに売れてるって感じではないから仲間内で忘年会兼冬コミの打ち上げみたいなことはしてたかもしれない。 2年目からはアシスタント雇用してるかもしれない。謝恩会にみんなで参加したあと、予約しておいたいいお店で二次会兼忘年会みたいなことはしてたかもしれない。 4年目の今年は、純が矢晴のために電気毛布を探してたときにたくさん出てきたフライパンを忘年会の景品に〜という発言があるから、もともと忘年会は企画されてたと思うけれど、謝恩会を欠席にしたから別日でとアシスタントを自宅に招いての忘年会。 「1週間後にうちで忘年会をすることになった」と「1週間前にいい肉をたくさんもらったからみんなを呼んだ」と。謝恩会予定の日あたりにいい肉が届き、天気の都合で謝恩会を欠席することになったから別日での忘年会にするけれどいい肉がたくさんあるから自宅での開催にするとして、料理人を呼ぼうと思ったけど1週間前じゃ無理だったからみんなで協力して料理することにした、という感じなんだろうな。 純が自宅にアシスタントを招き入れたのはこれが初めてなのかどうなのかはよくわからんが。 以前の間取りのときにはコタツが大きかったから、純が寝転がるのにもいいサイズだけど、そこそこの人数でちょくちょく集まるためのものかなーとかも考えてた。間取りが変わってコタツがちっちゃくなってしまって、余分にコタツ買ってあってよかったーとかなんとか言ってるあたり、これまでこの家に人を招いたことがないんじゃないか疑惑を感じてしまうようになってしまった……。 いやいや、コタツを出してない時期に招いてる可能性はあるけれど……、いやいやいや……、と思考がとっちらかる。 忘年会準備を純がしてなかったことで、矢晴が手伝いに駆り出されているのもいい。忘年会の話を聞いた直後に部屋に籠もろうとした矢晴を見て対策を練ったのだろうかな、純。 前々から準備してたら忘年会が近いことに矢晴が緊張していたかもしれないし? ぜひとも忘年会に参加させたかったのだろうかな? 人と会わせたかったのかいい肉を美味しい状態で食べさせたかったのかは謎だけれど。 いい肉の調理法はすき焼きなのか鍋なのか。表紙はすき焼きっぽいけれど、す...

創作論

 創作論は語るのも聞く(読む)のも好きだけれども。 売れるための創作論(方法論)と、表現のための創作論と、いくつか種類はあるかと思う。 矢晴は純の語る創作論を「売れるための」と考えながら聞いてた節があって、『それを全部やったところで作った作品(もの)がベストセラーになるかっていったら――』『全然そうじゃないんだよな』と若干冷めた目で見てる。 『頭で分かってもできはしないことの方がこの世には多いんだよな』と考えてる人があんなこと言うかね……と頭抱えたくなるんだけど。 各作家の表現のための創作論がバチッとハマって出来た作品が多くの人に「これはすごい!」と受け入れられたら売れるだけだから、そもそも「売れるための」とか「これをすれば売れる」とかってのはないんじゃないかな、とは思う。 ただまあ、人気の出やすいキャラクターのテンプレ、的なものはあるなあ、と思う。(ただ、右も左もそんなキャラで溢れてて没個性の気味もある) 矢晴の語るキャラクターの作り方、ってのは常人には真似できそうにないし、「人気の出るキャラクターの作り方」とかが知りたそうな純のアシスタントたちには刺さらない。 正反対の特性を持ったキャラクターをペアで用意する、ってのは、純の言った『キャラ同士の差異をどんどん作って〜』『キャラ同士に思考の差異があり〜』にも近い話になるかな、と思うんだけど。 矢晴の話でアシスタントたちにも出来そうな実用的な部分は「正反対の人格をキャラクターの雛形にする」あたりから「ストーリー上の役割に応じたパラメータ」「性格」「過去」「信条」「未来」「個性」あたりまでで、純もそこでまとめようとしてたのもわかる。 よく語られる創作論では、「キャラクターの履歴書をつくる」とか「キャラクターの年表をつくる」とか、そのキャラがどういう経験をしてきてこの性格になったのかを考える、みたいなところ。 矢晴が言っていたほど深く深く作り込んであるキャラクターってのがこの世の創作物のなかにどれほどいるかはわかんないけれども、純はそんな古印葵の生み出したキャラクターの奥深さに心掴まれてて、それを生み出した古印葵に心酔してるわけだ、と納得してしまう。 このあと、純が矢晴の語ったキャラクターの作り方をがんばって自分のものにして「最近の望海可純の漫画、人物造形が深くなってますます面白くなった」とか言われるようになった...

■【売れうつ】の二次創作(51)(小説)

 書きかけのものが増えてしまっている中、ふわっと浮かんでささっとまとまったので。 望海可純の元アシスタント同士の会話。 ■

液タブ

 矢晴は液タブ派ですか。と謎の感慨。 純は板タブ派だけど、矢晴用には液タブと板タブとどっちを用意してくれるのかなーと考えてみたりした。 姿勢やら視力やらの方面で考えると、純と同じ環境を作るのが良さそうではあるけど、慣れた環境のほうがいいよね〜って高い液タブを買い与えそうな気もしてしまう。 高い液タブ買おうとしてる純を慌てて制止して、純のお下がりをもらうことでおさめようとする矢晴とかいてもいいなと思ったりもする。 矢晴がデジタルに移行したのはいつくらいかしら〜? というのも気になったりする。2冊目の単行本が賞を獲ったその賞金でえいやっと設備投資したとかだったりするかな? どうかな? でも矢晴の単行本、思ってたより売れてるから、普通に単行本の印税入ったときに設備整えたかも〜とも思える。 1冊目の単行本の印税で設備整えてたら2冊目の単行本ではデジタル移行の痕跡とか見えそうで、重度の古印葵オタクの純はアナログとデジタルの線の違いとかも把握してそうな気がする。 B誌にいた間、デジタルで作業してたんだったらお金なくて電気も止められるようになってって生活も作業も出来ずで散々だったんだなぁ……。 液タブを売り払ったのは、「もう絵を描かないから処分しよう」という感じだったのかどうか、と考えると、貧乏極めて金目の家財を売り払うついでに、だったんじゃないかなー? とか考える。

続・純のアシスタント

 「望海組」のメンバーひとりも残ってないやんけー! と、早々に打ち砕かれたこの気持ち。 作者さんのブログで【第24話】の解説がされていて、忘年会参加のアシスタントの名前も判明したのは良かったけれど、前に名前の出てたアシスタントひとりも残ってなさげでけっこうなショックを受けたりもした。 ももせさんくらいは残っててほしかった……かも。 いやいやいや、みんな漫画家デビューしたりして巣立っていったのかもしれないし。さすがにあの一件で純が全員解雇したとかなんてこたーなかろ……? どうだ……? 純、やったんか……? とドキドキもしてみたり。 木戸は解雇してヨシってくらいに純に失礼千万だったからいいけども。 今回の忘年会メンバーの、「あらやま(新山)」が、『前の店は良すぎてちょっと緊張しましたよね』と言っているから「去年の忘年会の店」だったり? とか考えてみると、新山は2年くらいは純のアシやってそうな? 他のメンバーがいつからなのかはわかんないけど、そんなに長くいる感じはない……? どうだ……? と情報が少なすぎて考えが及ばないけれど、そもそも純が売れっ子になってからまだ数年だわ。 連載序盤から手伝ってた「望海組」のメンバーをあの1件で全員解雇して、かなり売れてきたことだしと改めてアシスタント雇用してたりする感じかなー? どうかなー? 同居1ヶ月目のあの夜にベッドの中で「作業通話で……ちゃんが……」とかなんとか話題にしてた「ナントカちゃん」はどの子なの!? ねえ! という新たな疑問を持ちつつ。

純のアシスタント

 8人いるらしいアシスタント。【第24話】で5人が顔出ししたわけだけども、どれが誰やら。 「望海組」 ももせ 木戸 鵜飼 猿田 あらやま 山渕 (他、2名) で、プロット組まずにネーム描いちゃう「あらやま」、周囲が見えてなくて生きづらそうな「山渕」は顔も名前も一致するわけだけども、ほかがわからない。 キャプションによると、純は年下のアシにはタメ口、年上のアシには敬語、ということだから、「木戸」は木戸ちゃんと呼んだりけっこう気安い感じではあったから年下、「ももせ」には敬語っぽい雰囲気があったから年上? という推測は成り立つんだけど、ももせさん若そうなイメージと新人っぽい雰囲気あったからまだ馴染んでないから敬語っぽい感じ? とか勝手に考えてた。どうなんだろうかな? でも、ももせさん、純の同人時代も知ってる感じだからよくわからんのよね。 「あらやま」と名前わかんない黒髪太眉の男子には純はタメ口だから同年か年下。ロン毛白目の女子には敬語だから年上、「山渕」は明らか年下な感じで、トーン髪の女子は純と双方向でしゃべってないからよくわからない。年上かも? 純が26歳で若いからアシスタントも26歳前後、年かさでも30歳前くらいの子が集まってるのかなー? とは思える。あまり年上過ぎても扱いにくそうだし。 とはいえどれが誰やら。黒髪太眉の男子は特徴的なしゃべり方だから「木戸」でも「ももせ」でもない。ということだけはわかる。 「山渕」の『私の人生経験が少ないせいですよね?』という確認は、そうだ、と言われればそれを大義名分にして「私の人生経験が少ないからキャラが作れません」っていう言い訳にしそうな性格だなーとは思われ。話しぶりとかその内容からも「いつも自分だけよくわからないことで怒られてて助けてももらえない」意識が強めに思えるし。でもそんな話しぶりの人間に矢晴の語り口調はムズいって……としか思えん。(けど山渕さんが理解できるくらいに噛み砕くとページ数が倍増しそう……?) あとやっぱり「男は色盲で絵が下手」という発言に至った思考回路が謎い。尊敬するイラストレーターが20人いるとして、8割が男として(16人)そのうち5%が色盲だったとしても1人いるかいないかだし? 尊敬するというからには絵がうまいんだろうなと思うと、どういう思考経路でそこに至ったのか。ついでにお前の雇い主、男ぞ? みた...

古印葵が凄すぎた

 矢晴の創作論、ぶち怖え……なんて恐ろしい子なのかしら。 という感じで、紛れもなく天才。そりゃあ純程度の子には底が知れない。 キャラクターの構築論としては、純も矢晴も似たようなことをしてる感じではあるけれど、矢晴はさらにキャラクターに深みをもたせる。純が止まっている段階から数段飛ばしで駆け上がってる感じはする。 矢晴は『すみません私の説明じゃわかりにくいですよね……』と言うけれども、内容が深すぎて高尚すぎてアシ連中はついてこれないだけで説明が下手というわけでもない。矢晴なら相手の知的レベルに合わせてもっとわかりやすく説明できそうではあるけれど。 とはいえ、噛み砕いてわかりやすく言ったところで内容が深すぎてついていけない。 モデルを決めてキャラを作る方法にしたって数百人分のデータ入れるとか、脳みそ沸いてんの? とか言いたくなる。山渕さんがかわいそう。 周りが見えてない、人間把握が出来てない・出来そうにない人間に対して、「あらゆる人間覚えておいて記憶から引き出せ」は乱暴すぎて非情。むっちゃ軽く『大丈夫ですよ』って出来る人間の傲慢さが……キッツ。 純が万能で売れっ子だからって「そんなことひとつもできない」とか呻いてた人間の言うことじゃねえよ……。怖えよ、矢晴。 そんな矢晴の凄さ加減がわかっちゃう純がずっと興奮状態なのが面白いところだけれども。身長ある子が立ち上がってるからアシ連中にそこまで顔見られてなくてよかったよねー。 純が『経験が少ないならいっぱい調べたり考える時間を他人の100倍持てばいいってことだよ』とまとめたところで矢晴がにこやかに『100倍とか物理的に無理なこと言うな』『見たものを思い出すだけでいいんだよ』と言うのがまた天才すぎて……。凡人、そんなに記憶力よくない。思い出せてもせいぜい数十人が限度ちゃう? 純が凄すぎる古印葵に興奮しすぎて鼻血でちゃうあたり、とてもかわいらしいけれど。いやもういっそそこは勃起してくれ、とか思っちゃうけど、さすがにアシ連中の前でテント張ってたら「うちの先生、変態……」ってなっちゃうかー。なっちゃうなー。 古印葵は天才で凄いんだけど、『なにされてた方です?』に『コンビニのレジ打ちとかしてました』って答えてるから、アシ連中からは矢晴の話はゴミ箱行きにされた感じもあり。仕方ないねー、という感じはとてもする。 アシ連中が「福田矢晴...