矢晴の絵

 ずっと昔から追ってる作家さんの新刊を買って、なんだか絵がおかしいというのかアップのバランスが悪いというのか、絵が劣化した感じを受け。ちょいちょい他の作家さんたちでも作業環境が変わったり、なにかしらメンタルに来るような状況があったり熟練のアシさんが抜けたりアシさん変わったりとかで、絵がおかしくなってるのはこれまでにも見てきたことがあるし、どんな状況なのかはわからないけども1巻は格段に良かった絵が続刊を望まれての2巻で魂抜けて誰やねん状態だったりとか、絵ってのはかなりメンタルや環境を直接反映するんじゃないのかなー? とは思うのだけど。

矢晴がA誌に戻ってきての初連載でも、すでに矢晴ったら相当メンタルやられてる状態で開始したわりに、古印葵ガチ勢の上薗純に『絵は格段にうまくなってるし』と言わせるレベルの絵ってのは、古印葵どんだけ絵がうまいねん……と驚くなあと改めて思ったりした。

B誌で掲載に至らずでもずっと描き続けて描かされ続けて上達してて、A誌に戻って連載もらえて初回はそれなりに気合の入った作画だったとしても、すでに楽しく漫画を描くというメンタルでもないこの状況で、なお『絵は格段にうまくなってるし』ってのは、すごい巧いのだろうなあ。

純が『古印葵みたいに絵が上手くなりたい』と思うのもうなずける。

古印葵の本気の絵が見たくなる今日このごろ。

でもまだ同居1ヶ月目の夜すら終わってないから、矢晴が絵を描き出すのもまだまだ先なんだよねえ……。


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