ドーパミン

 【第17話】の表紙を見ると、どうしても「泳げないくせに……ッ!」という気分になってしまう。

というのは、置いといて。

【第20話】で純がネームやプロットをやっているときに脳から出てくるヤバイものはドーパミンなんだろうなあと、思うと、【第17話】でドアノブをガチャガチャやっていた純が言う『彼の性処理でもすれば』『非日常空間で彼はドーパミンが異常分泌されて』『気持ち良くなるんだろう』というのは、自分が漫画を考えている時のドーパミンの異常分泌と同じことが起こるんだろう、みたいに考えてるんだろうなあ〜って感じでもあるし、自分が射精する場合にもドーパミンの異常分泌を感じているとかそんな感じかしらねえ? とも思える。

褒められることでもドーパミンが出るらしいから、純のランキングの11位もドーパミンを出してくれるもの、になる。アルコールを飲むのもドーパミンが報酬系を刺激して気持ちよくなるからで、報酬系を刺激するから依存しやすくなるらしい。

創造的なことをしているときにはドーパミンが増加していて、ドーパミンによって集中力がアップして、というのが【第19話】で矢晴が『漫画を描いて気分がハイになって……』『40分くらい経ったかなと思ったら5時間経ってた……なんてことがあった日は』『私もスーパーマンだったと思う』と言っているところの「集中してて5時間も経ってた」ってことなんだなあ、と思うと、純はスーパーマンで自分もスーパーマンだったと言う“スーパーマン”という語が「ドーパミンたくさん出てる状態の人」にも聞こえてくる。

純は「創作依存症」と言ってしまうのは漫画を考えるという創造的なことをしているときにはドーパミンが異常分泌されて報酬系を刺激して、気持ちいいからやめられない・止まらない感じで、矢晴がアルコール依存症になってしまったのも現実からの逃避でアルコールで気持ち良くなってたらやめられなくなってしまった(酔っていない状態が耐えられない)んだろうなあと、思うと、純が矢晴の性処理でもして……と考えているあたり、矢晴を性的に純に依存させようとしている気満々に思えて、純コノヤロウ! という気分にはなる。

とはいえ、性行為でもなんでも矢晴にはドーパミン出してやるのがいいんだろうなあ、と思える。

ドーパミンを増やすとポジティブになって、ポジティブになるとドーパミンが増える、ドーパミンが増えれば意欲的になるし、いろいろ楽しくなるらしいのだから、矢晴にはなにがなんでもドーパミンをドバドバと、アルコール以外で出してもらうのがいいんだろうなあ、と思えるのだから、純は矢晴の矢晴をガチャガチャしてドーパミン出させてあげなさい、ほらほら、とけしかけたくなる。


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