編集部のあれそれ

 前回更新からちょうど1ヶ月というところで、次回のページ数がやべえレベルだと知り、かなり動揺しつつ、とりあえずA誌の編集部のことをちょっとまとめておこうと思う。のは、自分用の復習でもある。


純は元担当が現局長の飯田で、ライン知ってるから四階のパワハラ的発言チクっちゃおうかなーなんてチラつかせたりしたけれど、チラつかせただけでチクってはいない感じ。チクったらなにかしらの処分をしてくれるだろう、みたいな信頼(飯田は問題を放置しない人であるとか)があるのかどうかは謎。ただお前らの上司と懇意だからな、と虎の威をチラつかせていただけかもしれない。

古印葵の担当の菊池は古印葵がA誌に戻ってきた頃(1年前の春頃かなと思うとおおよそ1年半〜もうちょっと前程度)に【第7話】で『新しく入った菊池です』と言っているのだから、当時新人であったか、異動してきてA誌に新しくであったのかは定かではないけれど、仕事ぶりとか考えるとまだ新人という感じはある。そして古印葵の担当になった当時も多少ふっくらめの感じはあるけども、1年ちょっとして『もちっ』という感じに太ってしまっているのは編集部内でのストレスからだったりするのかな? という気もしてしまう。

四階は【第2話】で『四階は今年5月にこの部署に異動してきたので初めましてですよね?』と紹介されているので、四階自体はA誌編集部ではまだ半年程度だけども、出版社の他部署にいた中堅くらいの、1年ちょっと前からA誌編集部にいる菊池にとっても、編集者として先輩にあたる、ということにはなる。電話口で担当作家を怒鳴っていたり、後輩を虐めていたり、機嫌が悪いと机を叩いたり、特定の相手にだけ態度が変わるとか、たった半年しか所属してない部署でどんだけやらかしてんだという感じもあるけれども。

矢晴は四階のことを「クソ」だと言うし、『不出来を他人に助けてもらえず壊れていったからだ』と言うけれどこの矢晴の話は「四階がクソになったのは周囲のせい」にも聞こえるし、「自分の中に壊れた車があることは自分自身では気付けない」という話であるから、引き合いに出された四階が可哀想な気分になるのは今も変わらない……。(余談)

望海可純の担当の桜木は、古参編集ということでずっとA誌にいるんだろうな、という感じだし、古印葵のA誌での連載時にはもう望海可純の担当。【第6話】で四階のことを「扱いづらい」とかいろいろ話し『菊池や数人から四階が怖いって報告はきてて』と言うけれど【第20話】で『どうも以前からずっと後輩の何人かを四階は虐めてたみたいなんです』『そん時は後輩に「和を乱さずにいこ〜よ〜』って返して流しちゃってて』と、四階のことを報告されていたけど実態調査もせずに放置していた“事なかれ主義”な人。

A誌の編集で、純がけんちゃんたちから情報もらってチクチク言葉で矢晴に伝えた【第12話】『こないだ話したパワハラで新人編集に血尿出させた糞野郎』と言われている細川は、【第21話】で菊池の話した『その同僚は症状が出た日夜中の3時まで会社で説教されて』の説教していた先輩編集でもあるらしい。


純自身は、編集部内で「四階の人間性に問題がある」「自分の担当は四階のことを把握していながら放置していた」「パワハラ編集は他にもいる」ということは把握していることになる。

そして、【第21話】で女性編集を酔わせて編集部内の痴態を聞き出し、『問題を起こしてたのが四階さんだけじゃなかったし振り回された人たちは本当に大変だったっぽいね…』『なにが起こったのか聞いた時桜木さんの歯切れが悪かったわけだ……』と【第20話】で桜木の『え〜〜っと……』『ほんと色々ありすぎたんで割愛しますね』とか『ううん……』『…………』『ええ…まあ…』『他に色々……立て続けに起こったので……』と、結局何があったのかはっきり言わなかったあたりを女性陣の暴露話から把握した、みたいな感じ。

A誌の編集部内で、純が四階を叱らなかったとしても、結局四階の糾弾は計画されていたっぽいし、パワハラやらいろいろやらかしている古参編集を一掃しようみたいな機運は高まっていたようで、純が、「敬愛する古印葵を貶められて怒りに駆られて四階をやりこめた」ことが起因ではなかったらしいのが【第21話】のラストページの『あ、全ッ然関係ないです〜』『桜木さんが話をハショリすぎですね〜』という菊池の言葉からわかる。

桜木が報告を取り合わず、放置して、四階から受ける被害に我慢ならんかった後輩編集たちが立ち上がり、ってだけでもないあたりの「色々立て続けに起こった」クーデターの詳細と解決はどうなるのか、と気になる感じ。

解決と、望海可純の担当の行方はまだまだ先の話になりそうな気はするけど。


で、矢晴が【第16話】で『お前はあの時みたいに後先考えずに頭の回転早くして言葉だけ探してボロカスに言い返す!』と言っていて、【第20話】で純が自分が蜂起のきっかけになったのかもしれないとその言葉を思い出して『私……視野……狭いな……』とすごく反省した感じの純だったけども、後先もなにも、無関係らしいんだが……? というのがこの先のふたりにどう影響を及ぼすのかが、とても気になる。

純の言った『先を考えすぎて一般人の10倍自分に我慢を強いている』という矢晴の性格ゆえの考えすぎであったとか、今回に限っては特に無関係ではあったけれども、ということになるのか、気になるなあ〜そわそわ。


コメント