雑誌カラー
それぞれの雑誌にはそれぞれのカラーがあるなと。なんの前情報もなく何気なく読んだ漫画が、「あの雑誌っぽいなー」と思ったら、そこに掲載されてることは多く。断ち切りの使い方、台詞のフォントや句読点の使い方とかでも、各雑誌の特色はあったり。よその雑誌に行ったけど、そっちじゃ全然連載続かなくて打ち切りの嵐で元の雑誌に戻る作家さんもけっこう多く。それぞれの雑誌カラーと読者層に合う合わないってのは顕著だなあと。
古印葵のちょっと異質な恋愛漫画が載るA誌は、恋愛漫画はラブコメが多くて、王道のバトル漫画も載る。イメージとしては普通の週刊の少年漫画雑誌かとは思う。
A誌でデビューして読み切り掲載できてるんだから、A誌が合ってたと思うんだけども、たぶん一番合ってたのはA誌の担当さんだろうなあと思う。古印葵を一番理解してて、一番のばしてくれてた。自由にのびのび描かせてくれてた気がする。
B誌はどんな雑誌なのかわからないけども、矢晴が「声をかけられて興味があったから」打ち合わせを始めたってことだから、古印葵の漫画に合う雰囲気はあったのかな? どうなんだろうな。一応、B誌の担当は古印葵を理解してたらしいけど(矢晴が理解してくれてるって思い込んですがりついてただけかもしれないけど)、編集部の上のほうは古印葵を理解してないどころか使い捨てよりもひどい扱いしかしてくれてないから、雑誌の雰囲気が合うか合わないか以前の問題なんだよなあ。いっそのこと、1回掲載して、「うちのカラーに合わないから、バイバイ」って捨ててくれたほうがマシだったわさ。
古印葵が復帰してA誌に戻れるかどうかは謎だけど、元担当さんが異動した先の雑誌に行ってもいいような気がする。元担当さん、いい人だった。
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