だい24わ!!
今日あたり来るよねーと思いながらの外出中にチェックしてたら来てたー!
まだ読んでる途中だけど、純がなんだか頭良さげにいろいろ語ってるなあ〜ってのと、表紙は箸持ってるだけだったわってのと、会食から数日の5日後の1週間後って……? ぎりぎり30日か31日くらいな感じ。かな?
読みに戻る。
純ったら、アシスタントの前だからって先生ぶってカッコつけてたら矢晴に遠く及ばなくってって、泣いちゃうわ。
とはいえ、ラストの純には激しく同意〜! きゃー。
古印葵として表現してきた福田矢晴の奥深さを垣間見る回だなと思う。この話がおもしろいかどうかは別として。
さて、とりあえず感想【忘年会・ハウツー】
「そろそろ謝恩会?」「うん昨日」ってあたりの会話がかわいらし。矢晴がスマホ見ながら言ってるから日付の感覚とか季節行事とか思い出したり把握してたりするのかなー。で、クリスマスはどうなりましたの……?
矢晴が『私は部屋で大人しくしときますんで』って1週間後だというのに今部屋に行こうとしてるところがかわいいんだけど、結局もう純と一緒に寝てないの? 矢晴は矢晴の部屋で寝てるの? 部屋で過ごすけど夜は純と寝るの? と余計なことばっかり考えてしまう。
あらすじの下で矢晴が『液タブ売り払ったレベルで〜』と言っているから、矢晴はデジタルは液タブ派の人だったんだなあ、と思うと同時に、けっこう設備に金をかけてたのねえ、と思う。『〜任せないのは当たり前か……』となんだか残念そうな雰囲気があるのは、本当は絵を描きたいからね!? そうでしょ!
5日前にアシの話もらっててしばらくして写真とりに行かされて、翌日忘年会、かなー。
資料写真の内容的に純の漫画って普通に現代日本くらいなわけかー。なるほどー、ってなった。あと矢晴一人で電車乗ってるから交通系ICカード持たされてるんだろうなと思うんだけど、「矢晴ひとりでお金持っておでかけ」に不安はないのか? 大丈夫か? みたいな気もしてしまう。とはいえ、あれから20日くらい経ってるし、さらにまともになってる感じだし。大丈夫なんだろうなあ。
以前に「使命感から逃げたい人生」って言ってたのに『使命感で身体が少しシャキッとしている』という矢晴の思考がかわいい。結局矢晴は何かを任せられるとか人に信頼されるみたいなところが必要なんだろうなと思うけど、そうやってなにかを任せられて失敗するのが嫌だから使命感から逃げたかったのかしら? とも思う。
そして悪夢。主演の舞台ってのはそもそも怖い夢だなあと思うんだけど、台本持ってる時点でまだ練習だからそこまで怖い夢でもない気がしないでもないけれど……と、思いつつ。悪夢。
悪夢で目が覚めたら純が大人数連れて帰ってくるのも、ちょっと悪夢。ほっぺに痕ついてるし寝癖激しいし。そんな格好で人前にいることになるのもねえ。矢晴が扉に向かいつつ、急に方向転換して純のところに向かったときに山渕さんが「わっ」ってなってるのが矢晴の動きの激しさを物語っている感じ。すごく機敏。
純にしてはなんの準備もしてなくて矢晴に助けて欲しいって言ってるのが不思議なんだけども。ギリギリまでプロット打ってて、てもこたつやら鍋やら準備するのは数日前でもよかったはずでは……? 矢晴を運動させるため……? とか邪推してしまう。矢晴の部屋のクローゼットに鍋、はすぐに持ってこれそうだけど、こたつが物置って2階……? どこ……? と気になる。あと、台所が純にしては乱雑すぎて、矢晴が使いやすいように家電広げてるのかしらん?
『あ……はい』って素直に動く矢晴がかわいい。ついうっかり一緒にこたつに入っちゃってる矢晴がかわいい。
純のアシさん8人中5人が集結。どれがだれだかわかんないけれども。プロット書かずにネーム切っちゃうあらやまさんと周りが見えない山渕さんだけはここで名前が出てて、以前にメッセージグループで4人名前が出てるから名前わかんないのは残り2人だけれども。この5人のうち4人がメッセージグループで会話してなかったとしてもどれか1人は確実にあのとき居たんだよな……と思いつつ。どれが誰やら。
それにしてもこたつちっちゃくなっちゃってまあ……ちっちゃ……。
純の家の食事事情が詳細に説明されて、作りたてのパワーとめちゃくちゃいい肉に矢晴の食欲が爆発してるのもかわいいけれど。会食で寿司めっちゃ詰め込まれたり白菜と豚バラの鍋はそんなに……って感じだったのかなー。ふーん。
そして漫画家とその卵(アシ)の会合だから自然に漫画の話が出てくる。プロットの説明のところでさらっと純の家の間取り図が出てる。矢晴の部屋にはもう机入ってるけども。階段下に扉があるからここも物入れになってるのかな。前に公開されてたものからまたちょっと変わってる感じ。(それはそれとして以前の間取りの正解が知りたかった)
純はがっつりプロット組んでからのネーム派なのね〜。むしろそこまでしっかり作ってないと見せ場の計算も立たないしー。矢晴の連載時もほんとはプロットで修正繰り返してネームにするやり方を菊池さんがしてくれてたらあんなに矢晴が疲弊しなくて済んだのになあ……。
純の『ネームに腱鞘の体力とられてると後々、命取りになるよ』って言葉に矢晴が『……命取りになったなぁ』って考えてるところが好き。20ページの原稿用に100ページのネームとか正気の沙汰じゃないったら。『ネームがスムーズに通らないと連載についていく体力が削られる』『本当にそう』という矢晴の実体験ったら。
その下のコマの誰だかわからないアシスタントの黒髪の男の人、性格や言動が桜木っぽいな、と思った。
アイディア出しの話で純が『その手の話してエラぶりたくないんだよなァ…』と言いつつ、後で矢晴の話を途中で浅くまとめようとして恥ずかし過ぎた感じがかわいいなと思っているところ。
純の語る創作論はそもそも受け売りだけど〜と前置きしてるから、一般論に近い感じで広く浅く、という感じではある。
純が年上のアシスタントには敬語になる、ということから、ロング白目の女性は純より年上らしい感じだな、と思いつつ。読切の描き方を聞かれて、純が矢晴を[チラッチラッ]と見てるところがいやらしー顔つきでちょっと好き。矢晴がちょっっと怒りながら食べる方に集中して無視しようとしてるところも好き。
純の言った『4Pで要約して描ける漫画を肉付けして〜』に対しての矢晴の持論がむっちゃ聞きたかったーー! 絶対矢晴そんな簡易なもの描いてないじゃん。
そして若干の特性持ちっぽい山渕さんの話。そもそも『人生経験が少ないせいですよね?』と結論ありきで話し出すし、『事が起こってから学習するタイプです!』と大声で主張する割にはなんの学習もしてない感じで、なかなかに生きづらそうな子という印象。さすがに純も引いてるのがびっくり。
「調べたら男性の色覚異常が5%で、尊敬するイラストレーターの8割が男性で」、で、「男は色盲で絵が下手」、という発言になる回路がよくわからないんだけども。
そんな山渕さんの話を聞いて矢晴が夢の話をしだす。その時ロン毛白目の女性が『しゃべった』って言ってるのがちょっとオモシロイ。
矢晴は理路整然と丁寧に語るけども、その話しぶりじゃ山渕さんみたいな子には通じないよなあーと思ってたけど、通じてなさげ。矢晴の話を聞いて、今後この子が物事を考えれるようになるのかどうかはちょっと気になる。
そして山渕さんの訴えに矢晴がなにか気づいた感じのところで純が話を軌道修正する。矢晴に創作について語らせようとする純と矢晴の攻防がなかなかオモシロイ。純が胡散臭い顔をしておる。
そしてまあ、矢晴はおそらく純に対してだけ語ってるのかなーってくらいに話が難しすぎて。純にとっても難しすぎるだろコノヤローって感じに難しい。
古印先生、やべえ、すげえ。ってことしかわからんが、矢晴のことを「望海可純が天才と呼ぶあの古印葵」だとは思ってないアシスタント連中にはそんなに響かないし、難しすぎる上に純を筆頭に常人には真似できないレベルのキャラクター構築論だから参考にならん。むしろ、創作に関わらない人間の創作論なんて机上の空論よりもクズ、って雰囲気にもなり。
ただまあ、快・不快の概念に関しては、自分だけで完結できる気もしてしまって(私は人参が好き・玉ねぎが嫌い、といった感じで)ちょっと解せん。とはいえ、「自分が好きなものを万人が好きか?」といったら「嫌いな人もいる」という話になるから、まあそんなところかなー? と思う。
頭の中で常にディベートしてる感じ? とうすらぼんやり考えてみる。
矢晴が丁寧に前置きしてるから、アシのひとりが『創作の話どこ行ったんスか?』って純に言うけど、純の顔が黙って聞いとけって感じに見えなくもなく。そしてキャラクター造形の話に戻ったところの純の顔が好きだな、と思う。
矢晴の話途中で純が『って手順でキャラが完成し――』ってまとめようとしたらまだ矢晴の話が続くのがこれまた。純の浅さと矢晴の深さの対比になりつつ、純の「古印先生やっぱ天才」を補強しつつ。
アシスタントのぽかーんって顔と、純の表情よ。
そもそも矢晴の話しぶりが難しすぎて、純以外に響いてない。純への対抗意識で話し出してなかったらもうちょっとわかりやすく話せただろうに、とは思うんだけど、それでも山渕さんにはわからんレベルにはなっただろうなあ……と思ってしまう。
その後レベル落として話してみたけど、常人にはできかねますレベルの天才の所業で、矢晴、恐ろしい子……。そしてそんな矢晴の天才性に興奮してる純がかわいいわ〜。
ただなーそんだけ人間分類して覚えてるような矢晴が四階みたいな人種には初めて会うってのがなんだかなー? 記憶力も想起力も完全に停止してたから……?
片付け後の遊びには矢晴は参加してなさげだけど、見送りには出てきてるところがかわいー、えらーい。
みんなが帰ったあとのふたりの時間がたまらんなーって思うんだけど、一番はやっぱり『私』『古印先生のことは60年かけて読みたいなぁ』って欲望丸出しな純かな。抱きしめるでなくヘッドロックかけてるあたりに純の興奮の度合いが見えつつ。「死ぬまで一緒にいる」ってのと「長生きしてよ」ってのを巧みに言いよる純、たまらんな。
ストーリーとしては難しすぎる創作論が長すぎてついていけない側の人間ゆえ特に面白いとは言えないけれど、矢晴の天才性と古印葵の作品の深さの所以が詳らかにされ、純が矢晴に惚れ直す話、としてはすこぶる良かった。と、思う。
コメント