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9月, 2022の投稿を表示しています

燃え尽き…

 ずっといろいろ書いてきて、本編も雰囲気最終回で、まずは一山越えました、な感じもありーの、続きが来ないと解釈も進まないわーとか思いながら、方向性の違うふたつの二次創作を同時進行しようとしてるから思考がまとまらないんだよ、みたいな気持ちになりつつ、ふんわりと“燃え尽きた”気分を感じたところで、お風呂で矢晴にシャワー浴びせながら、純が『矢吹ジョーみたい……』となんだか嬉しそうだったのを思い出す。 純は格闘系の漫画が好きだから格闘技も好きなのか、格闘技が好きだから格闘系の漫画も読むのか。 格闘技好きでなにかしら友達とプロレスごっこなりなにかの道場に通ったりとかしてたりしたら、人を抱えあげたり投げたりとかもしてそうな気がするけど、そういったこともしたことがなかったりするんだろうかな? それなりに実践したことがあって力加減わかってての関節技だったらいいけどなあ……と、いまだ古印葵の右腕に関節技かましやがったのを恨んでいる。翌朝の様子では右手でカップ持って飲めてるから右腕に変調をきたしたりなんてことなかったようで安心だけども。だけども! ぷんすか。 【第2話】での『矢吹ジョーみたい……』、【第15話】の『なにそのポーズ? 三戦?』とかだけで、純は格闘漫画が好きで格闘技をそれなりに知ってる、というところからの【第17話】の関節キメてるところは、すげー好きなんだけども。 大事な矢晴の大事な右手になにしてくれとん……という気持ちが消えない。

年齢

 矢晴は28歳で、純は26歳で。このちょっとの年齢差もかなり好きなんだけども。 矢晴は純のデビュー作を読んだ時に、表紙のアオリ文で望海可純が22歳で自分より2個下、というのは把握してたけども、純も古印葵が自分より2個上、ということは知ってたんだなあ、と【第4話】の『…純さんって年下ですよね?』『二個下ですよ26です』という会話を見て、改めて思った。 純は矢晴の年齢をどこで知ったんだろうかな? と思うと、E・B大賞のときなのかな? と思う。受賞者の名前と年齢並べて(審査員特別賞:古印葵(24)とか)表記されてたり? みたいな。 あと、矢晴も月例賞とかで受賞してからのデビューだったら、その発表があった雑誌を純が入手している可能性、とかはありそうだし、「春眠の底」が載ってる雑誌から遡って古印葵の作品が載ってる雑誌全部どうにか集めたりしててもおかしくなさそうな気もする。純だし。 年齢としては2個上か〜って年上の人って感じの憧れがあっただろうけども、実物見てみたらけっこう小柄で、その時点から「かわいい」って思ってたんだろうかな、純。かわいいな、純。 矢晴が授賞式に彼女連れてきてなかったらもっとぐいぐい行ったんだろうな、純。そしたら矢晴、B誌に行くなんてこともなかっただろうに……。ううう。

見開きと単ページ その1

 好きな見開きをまとめようと思いつつ、読み返しているとついついじっくりと読んでしまい、1話読んで満足してしまってどのページが好き、とかまったく考えてなかったりする、のを繰り返している。 全話一気に、と考えていると、いつまで経ってもまとめられそうにないので、小出しにしていく。あと見開きで! としてしまうと序盤がそんなに見開きで魅せてくるところが少ない気がするので、単ページも入れていこう、と思う。 【第1話】は、単ページ『二年ぶりに漫画を描いた』が一番好き。矢晴がかわいい。髪が今よりも長くなってると思うから、作画のブレとかでなければ、矢晴は純の家に来てから髪を切ってないんだな……とちょっとさみしく思ったりもする。次に好きなのは『褒めようがそれが嘘だろうが本心だろうが』のページ。矢晴の横顔も素敵なのだけど、美人すぎる純がやべえ好き。そして『動けない』『動けない』『やっちまったのに』のページも。矢晴の泣き顔がかわいくてかわいくて、とても好きなページ。 【第2話】は、単ページ『漫画を描くのをやめた』のページの歪み具合や文字配置がかなり好き。『今の姿を見せてやろう』のページのコマの形とその1ページが好き。そしてここを見開きで見たときの流れ方が好き。 【第3話】は、『起こりえる犠牲を過小評価した結果生まれた衝動性』『殺傷能力をあげるために使われた知性』のページがかなり好き。純の何柄なのかわからない派手なジャケットの柄の部分が血痕のようになっているところとか、影の中の白抜きの純の言葉たちとか、表現がすごい好き。 【第4話】は、『私はもうなんでもないなんにもない人なんですよ』のページと『ファンって言われてももう私から新作は出てきません』のページがそれぞれ単ページとしてすごく好きなのだけど、見開きで見たときの黒バックの矢晴と白バックの純の対比もたまらんなあ、と思ったりする。矢晴の涙が純の肩を濡らすところもとても好き。『古印葵が死んだとしてもこうして話せるなら』の見開きで、矢晴を抱きしめて、見つめて、涙を拭う一連が動いて見える。すごく好き。 このページよねーと確認しながら、またそのまま読んでしまいそうになっていた。 その2はまた近日中にまとめられたらいいなと思う。

ふたりの関係

 が、【第17話】でとりあえず、転換点を迎えたというのか、ひとまずの着地をしたというのか、リスタートのためのゴール、みたいな、ほんとに最終回ちっくだったので、ある意味、ここで終わったとしてもいい……くらいにはなっている。 それはそれとして次の話が読みたいんだけども。 今までが、古印葵のファンだと言ってくる「古印葵よりもはるかに売れっ子で金持ちな」得体の知れない漫画家が、なんの企みがあってか見返りもないのに、古印葵である福田矢晴の世話をしてくる、矢晴にとっては恐怖体験、という関係だったかなーと思うのだけど。 純が「二次元でしか抜いたことがないオタク」だから安心安全みたいなところで、出ていった蟲は矢晴の恐怖心だったのかどうか。 「性欲だろ」とふっかけて、誘惑して、それでも乗ってこないから、純は安全、みたいに思えたのかどうか……。純の内面では「実在する人間に欲情したことがない」とか「矢晴の肉には興味も性欲もない」ということだけど、それを直接矢晴が聞いてるわけではないから、矢晴が知覚できたのは思いっきり罵倒したら恍惚とした表情で『それがいいな』って言った純とか、誘惑したらプロレス技かけてきた純ってことになるんだけど。 いやいや、BLとして男性同士の恋愛関係を楽しみにしている身としては、純は矢晴に性欲ないし、矢晴は純に襲われるかも知れない恐怖がなくなった、ばんざーい、とはいかんのよ? 矢晴は純に恋してほしいし、純は矢晴にずっと恋し続けてきての今であってほしいのよ? これからそうなるだろうからと期待してるから、続きが、続きが読みたいのだけども! 明日来たらいいのになー。 純が古印葵のファンで、本当に古印葵が好きで尊敬してて、みたいなところは、あの朝の会話で矢晴が実感したことだろうと思うから、純のことを「古印葵のファンで、売れっ子漫画家の望海可純で二次元でしか抜いたことがない童貞の、上薗純」くらいの認識にはなったのかな。騙そうとしてるとかそういう方面の恐怖心は完全に払拭されたと思いたい。 純と出会えたことを喜べるくらいに純に心寄せてるんだから、矢晴の純への恋心は健在だと思いたいんだけど、友人としてリスタートみたいな雰囲気にも見えるし、でもでも、矢晴から純へと伸ばして肩を抱いた手は、それなりになにかしらの感情、愛情がこもっていると思いたいけど、そして肩を抱かれるために縮こま...

体重

 ここのところ、ぐでぐでしていて、今月の記事数は少ないなあ、と思っているところ。二次創作を2つ並行して、あっちちょっとこっちちょっと、とやったりやらなかったり。どちらも純視点で書いてるけども、矢晴視点のほうが書きやすいかなあ、と思ったり。でも今考えてるのは純の話だから矢晴視点にはできんのよね。 作家さんは本業作の単行本発行までのカウントダウンをされているから、単行本発売まで更新はないんだろうかな、という感じもある。単行本の予約はしてきたから発売日が楽しみなのだけど、表紙が誰で何色になるのかは気になる。 そういえば、好きな見開きページをまとめようと思っていたのにまとめてなかったな、というのも思い出したから末くらいまでにできたらいいな、と思う。 と、だらだらと雑談した。 さて、本題。 純と矢晴の体重はどんくらいだろうかしら? と身長比較をしていて考えていたのだけども。 身長に対する適正体重が、純を190センチくらいとして約80キロ、らしいのだけど、そんな軽い……? みたいな気分になりつつ。純は人間ドックで中性脂肪が高め、というのだから、適正体重よりもちょっとばかし重かったりする感じかな? とか思ったりする。と、85キロくらいあってもいいのかなー? 矢晴は165センチとして適正体重は約60キロ。でもあのガリガリ具合では絶対に適正体重があるわけがないから、50キロ以下だろうし、40キロ台前半だったりもするかもなあ……? と思える。さすがに30キロ台では入院コースな気がするからそれはないだろうと思うけど。 矢晴はもともと痩せ型な感じはするけど、今は痩せすぎというか、病的な細さにはなってるから、純と一緒にたくさんご飯食べて肉をつけて欲しい。 矢晴が適正体重だと、純がお姫様抱っこなりするとしたらちょっと重めで厳しそうだけども、痩せすぎの今ならギリギリ……ワンチャン……みたいな気にはなる。でも体重に対しての抱えあげる重量で考えると、矢晴がいかに痩せすぎといえども、やっぱり重いわけで。意識がない状態だったら余計に重いだろうけども、協力的でなく腕の中で暴れられたらもっと大変なことにはなるよな、と思う。廊下の移動まではできても、階段は怖い。 でも、純には矢晴を高い高いしてほしいし、お姫様抱っこしてほしいし、お米様抱っこで運んでほしかったりもする。

身長比較

イメージ
 純と矢晴の身長差、体格差が好きで好きで。 身長比較図が欲しかったので作ってみた。矢晴は160センチ台前半、という情報しかないから165センチとして。 頭ひとつ分か、もうちょい少なめの身長差ぐらいなんよねえ、と思うと、やっぱり純は185〜190センチくらいにはなりそうだから、190にしてみた。 純、おっきくってかわいいわぁ。 純は見た感じ、筋トレやらジョギングやらの効果もあってか、いい感じに引き締まってはいるけど、太ってもなく痩せてもなく、過度に筋肉質でもなく。 矢晴は純の家に住んで、いい感じの食生活によって頬のコケた感じはなくなったけどまだ身体に肉はついてなくて、かなり骨の浮いた感じのガリガリ具合だから体重差もなかなかのものになりそうな気がする。 イラストで純が矢晴をたかだかと軽く抱き上げていたのは、この体格差で考えるとそうなるよねえ! かわいい〜〜! とか思ってたけども、実際の純は矢晴を抱き上げたりしたことがない……のか……? あのイラストの服装で考えると、ちょっと暖かくなってきた時期かも? くらいには思えるから、これから抱っこの練習して、春先ぐらいにはあんなふうになるのかもしれない。期待したい。

友達

 純は小さい頃からそれなりに友達はいる感じ。中学だか高校だかくらいでは、学校で漫画描いててそれを友達が囲んで見てたりするし、『純の漫画すげー面白いよ!』とか言われるくらいに認められてて、内向的なオタクの子みたいな雰囲気はない。 『私には友達がいるから』と仲良しの友達が多いのか、いつものメンツ程度の数人だけなのかよくわからないけども、それでも仲良しの友達は多いのかな。でも、友達に恋人なりなんなりできて、純と長く遊んでくれなくなる感じではある。 長時間、ビデオ通話してた「けんちゃん」とはどこかの編集の話をしてたから、漫画家仲間なんだろうなと思える。あの時、3人で通話してた感じだったから、もうひとりも漫画家仲間なんだろうけども。 純は矢晴と“友達”になろうとはそもそもしてないと思うんだけど、“家族”になりたいのかどうか、というのも謎は謎。“家族”なみに親密になりたい感じではありそうだし、一緒に生きていく人として矢晴が純を選んでくれたらいいなとか、そこらへんの思いはありそうな気がする。 矢晴の友達は、A誌の連載中〜連載打ち切りにするまでの間に親交を断っていったんだろうな、という感じはする。彼女と7年、という交際期間を考えると、新しい友達とかそんなにいなさそうでもあるし? 漫画が最優先で彼女優先で、と考えると友達は少なそうな、とは思えるんだけど、どうなんだろうなあ。漫画家仲間とか……いたりするかな。 矢晴は純と“友達”になりたいのかどうか、は謎だけど。前日までの雰囲気では純と恋人になりたいくらいの勢いはあったような気がするけど、一夜明けて、ふっきれてしまったのかどうなのか、対等な友達としてリスタートみたいな雰囲気はあり。 純は仲の良い人、友達、好きな人と大きな家でルームシェアで暮らすのが夢、とは言うけども、矢晴以前にあの家に人を入れた形跡はないんだなあ、と思うと、友達と一緒に暮らしても恋人できたり結婚したりで出ていっちゃうんだから、最初から一緒に暮らさないほうがいい、みたいな諦めとかもあったりするのかな? とか思えたりする。でも、純があの家建ててからまだそんなに年数経ってないから、友達と一緒に暮らそうみたいな話にならなかっただけとも思えるけど。どうなんだろうかな。

家事代行

 純の家の食生活は、宅配のお惣菜とお取り寄せと家事代行での作り置きと純の自炊と、ということで、月に数回、家事代行の人が来てるはずなんだけども。 矢晴と同居してからのこの1ヶ月の間に、何回家事代行の人が来たんだろうかな? というのが気になったり。 矢晴は家事代行の人に会ったりしたのかしらん? というのもちょっと気になるんだけど、純が、作り置きの量を増やしてもらうとかメニューをリクエストするとかで、矢晴のことをなんて言ったのかな? というのも気になったりする。 物語上は、まるで純と矢晴以外の人間は存在していない感じではあるけども、この家には定期的に他人が訪問してるんだよなあ、と。 まあ、純のことだからさらっと「おかずの量1.5倍で」とかで済ませてたかもしれないし、矢晴がちょろちょろしてるのを見られても変な噂にならないようにと、ちゃんと紹介してたかもしれないし。 ただ、純は矢晴のことを他人に見せたがったりはしなさそうだし、矢晴自身が他人の前に出たりはしなさそうだから、この1ヶ月の間は家事代行の人が来ている間は矢晴は自室にこもってたかなあ、とかも思う。 純は結局のところ、毎週行ってた編集部にこの1ヶ月行っていたのかどうかも気になる。

愛と執着

 仏教語では、愛とは執着のことらしく。純の古印葵への執着具合は、“愛”なんだよねえ、としみじみ思ったりする。 仏教モチーフが多い気がするから、解釈にも仏教的なものをからめるほうがいいのかなー? と思ったりもするけれど、知識としても浅いので、だからけっきょくどういうことだい? と、疑問で終わってしまったりする。 純は古印葵が好きだけど、生身の矢晴に触れて、生身の矢晴の語る言葉たちからさらに古印葵作品への理解度が深まるとかあったかなあ、と思うんだけど、あんな貧相な暗い顔でもうっすら笑顔になっただけで「笑ってくれた」とか「かわいい」とか思ってしまうあたり、矢晴の外見も相当好きでしょ? とは思える。 矢晴は純の外見とか優しいところ、明るいところとか好きになってるんだろうなあ、と思うんだけど、ただ矢晴の世界が純の家だけになって、純以外との交流がないから純しか見えない、ってだけで、それを矢晴自身は純に恋したと勘違いしていた、と処理したのかどうなのか。 同居1ヶ月が経過したあの朝、恋心が続行中なのかどうなのかはわかんなくはなったから、次の話が読みたいのだが。 純のほうはなんだか別の執着が芽生えたようには思う。古印葵への執着から矢晴をそばに置くようになって、1ヶ月目の夜の顛末で、古印葵を切り離した福田矢晴への執着が生まれたような。古印葵は変わらず好きだけど、矢晴は矢晴で、という感じ? 矢晴がのばした手が肩を抱こうとしてるからって、かなり身を屈めているあの純がとてもかわいい。

旅行

 純の大学時代の友達との旅行。 そこで、純は古印葵の漫画との運命的な出会いを果たす。 旅行先はどこなのだろうかな、と考えると、純の乗っている寝台列車は、サンライズ瀬戸・出雲と思われ、行き先は「高松」方面か「出雲」方面になるらしい。どっちに行ったんだろうかな、とも思うけども、純の大学時代だと他にもまだ寝台列車はあるような。 見た感じ、純はノビノビ座席という格安のシートを使っているあたり、学生旅行っぽいなと思う。純もまあまあ余裕で寝られる感じのサイズ感。 夜に東京を出発し、明朝、目的地に到着する。この純の「旅行中」が行きなのか帰りなのかもわかんないけど。上り方面だと、朝に東京着。 この純の旅行中、学生時代、アシ時代と、執拗に純の顔を出してくれないのはなんでなんだ、気になるじゃないか。読書灯によって影になっているわけでなければ、大学時代の純は髪の毛が今よりちょっと長めで黒いんね、とは思うけど。 純の顔が気になるわぁ。

間取りを考える

 わりとずっとずっと純の家の間取りを考えているのだけども。 考えれば考えるほど、謎が深まる……。 やっぱり2階の間取りがわからんのよねえ。確実に2階にあるのは仕事部屋と純の寝室と矢晴が荒らした洋室とそこに続く和室、そして日光浴する広いルーフバルコニー、といった感じではあるんだけども。あともう1〜2部屋あるかも。 ルーフバルコニー自体は、木の位置、1階の窓の形を見ても、絶対に矢晴の部屋の真上なわけだし。 純の寝室には同居1ヶ月目にして初めて入った感じだから、ルーフバルコニーが純の寝室からつながるわけじゃないことはわかる。 1階に矢晴の部屋とキッチンの間に1〜2部屋あるかもしれないな、と階段の位置から思ったりもする。こないだ考えてた矢晴が荒らした洋室と隣の和室からルーフバルコニーに、って間取りだと、階段の位置を考えるにスペースがなくて。1階にもうちょい部屋がないとダメだった。 むしろ1階に矢晴が荒らした洋室と和室があるのか……? とも考えれる、けど、やっぱり2階じゃないかなあ? 温室の場所もわからんし。 トイレもどこだよ、ってなってるし。 気になるーーーー。

矢晴の状態

 同居前は、酒飲みつつバイト行ってどうにかこうにか暮らしてた。 同居してからは、酒をやめたこともあってか、酒で逃避していた思考に呑まれて、寝て過ごすことが多くなってた。 出会ったときにはスタスタ歩いて、けっこう普通に受け答えして、酒が入れば上機嫌で饒舌に話してくれてたのを見てる純は、そんな矢晴をどんなふうに思ってたのかなあ? というのは疑問なんだけども。 出会った翌日は二日酔いだろうからと水を渡して、翌々日はなにも食べてなさそうな雰囲気で寝てた矢晴を見てたから、なにもできずに寝てるのがデフォルト、とでも思ってたのかな? とは思える。【第10話】『起きて動ける元気がでたってことですもんね』『断酒の意志を自ら持てたのもそのおかげ』『寝込んでいたらこんな仔ネズミみたいなこともできません』って純が言ってるから、純にとっては矢晴は「日々寝込むほど元気がない人」ではありそう。 断酒自体は、やっぱり純の家に引っ越すに当たって、「療養目的だから断酒」って約束してたのかな。矢晴自体は納得してなかったけど、同居2日目に気分の良い目覚めで調子乗って自分から申し出る(財布を預ける)ことができた感じかしら。 とはいえ、矢晴の状態がどんどん悪くなっていったのは、酒を断ったせい、とはいえる。完全にアルコールに頼って身体を動かしてた感じがするし。【第12話】『早く私を殺してくれ』『――と願い恐怖から逃げたいのに今は酒という逃げ道が封鎖されてしまっている』から、寝込んで、うめいて、純が茶碗蒸し食べさせたり、お風呂に引きずっていったり、みたいな。それでも動ける時は部屋を荒らしたりちょいちょい動けて、寝たきりというわけではないし、うめいてる時と聡明に話ができる時、では純も対応を変えている感じになるのかなー。 と思うと、矢晴が病人扱いされるのは当然で、病気療養のための同居だから、病人であることが前提になる。うめいてるときとかは子供を宥めるあやすみたいな感じにはなるだろうし、じっくりゆっくり話してる時は憧れの古印先生、にはなっちゃうよねえ。 同居してからの1ヶ月間、断酒してて、アルコールの離脱症状に苦しんでる矢晴を見てきて、1ヶ月目はスリップしちゃってるから、アルコールが入ってる矢晴になるんだけども。 純としては、矢晴のアルコール依存症を治して、うつも治して、元気な頃の古印先生を取り戻したい、みたい...

家族

 純と矢晴は家庭環境からしてかなり違うよなあ、と思う。 矢晴は【第1話】『元々仲の悪かった家族とは人生で一番険悪な状態になって』、【第11話】『私は姉がいますが何年も連絡とってませんし』と、家族が不仲、疎遠な状態。 純は【第6話】で父親とその友人を想起し、【第10話】『実家に送る献本をつめてるんです』『8冊はアシに10冊は実家に送って親戚に配らせます』と実家と親戚があると言う。【第13話】『胃弱のおじいちゃんがガブガブ食べてた整腸剤みたいな奴なんだっけ?』という思考から祖父の存在がわかる。【第15話】で純がまだ幼いうちに父親を病気で亡くしていることが語られる。母親についての言及はいまのところない。 純のほうは、家族を亡くした、としても、家族仲は良好な状態であっただろうから、もし、純の両親、祖父母といった直接の家族がすでに亡く、ある種天涯孤独であったとしても、矢晴に比べたら幸福と言えるのではないかな? と思う。 仲の悪い家族がいるよりも、仲の良い家族の思い出を抱えた天涯孤独のほうがマシだろうかなあ、と安直に考えているだけだけど。 純と矢晴は、お互いの家族に関しての情報は「何年も連絡をとっていない姉がいる」「父親を早くに亡くした一人っ子」程度しか知らない、ということになるから、お互いに勝手に想像して「肉親や兄弟がいていいな」とか「仲の良い家族に愛されて育ったんだろう」とかは考えてそうかな? とは思える。 ぼんやりと純の帰省風景なんかを考えていた時に、売れっ子漫画家で金持ちになったからと親戚から金の無心をされるだとか、親戚の子どもたちに小遣いやらお年玉やらをしつこく強請られるだとか、人間の金に対する欲深さを見るのが嫌で帰省しないようになったとかいうエピソードがあったりするかもなあ? なんて思った。人間の品定めをするのを見るのもしんどい、するのも気分悪いと思うような純だったら、そんなこともありそうかな? と思えて。

伸び率

  話数 タイトル いいね! ブクマ数 閲覧数 第17話 上薗純、曰く その⑤ 33,780 40,708 487,762 2022/09/08、14:02現在 第17話 上薗純、曰く その⑤ 34,224 41,269 499,595 2022/09/11、21:42現在 444 561 11,833 先日、 読者数 を表にまとめたので、数日でどんくらい増えるんだろうかな、とさっき、あらためて数字をとってきたのだけども、ほんの3日くらいでこんなに増えるのか! と驚いているところ。 毎日とか1週間毎とかで記録取ってたらまた面白い感じだったかもなあ、と思いつつ、そこまではしないけども。数字見るより本編読みたいし。

介護

 純は小さい頃に父親を病気で亡くしている、ということだから、父親の介護的な世話はしたことがあるのかないのか。さすがにあんな小さい子が病気でやせ細っているとはいえ、大人を抱きかかえるとかはできなそうだから、そこらへんはしたことなさそうだけど。 胃弱のおじいちゃんが存命なのかどうなのか、はわからないけれども、中高生あたりのころには介護が必要だったりとかしなかったのかな? とは思える。 どっちも、抱きかかえる、という世話はしたことがなくても、排泄の手伝いとか処理とかは経験があったりするのかな? と思ったりした。だから、矢晴の粗相に動じないで、風呂に入れるとか汚れた衣服を洗うとかに抵抗がなかった、のかもしれない。 純自身がしたことはなくても、母親やヘルパーがやっているのを見ていて、対応を知っている、とかの可能性もあるけども。他人の排泄物に対しての忌避感とかがないところはいいな、と思う。 たぶん矢晴は肉親だろうと他人の排泄物を触るなんてこともしたくないだろうし、むしろ肉親と仲が悪いのだから余計にイヤだろうな、という感じもする。 純の故郷がどこなのかはわからないけども、「腰をいわす」という言葉がふつうに出てしまうあたり、西のほうではないのか……? と思える。大学在学中には牧野先生のアシスタントになっていたとかデビューして連載が軌道に乗って出版社の近くに居を構えるとか考えると、大学は東京で、一人暮らしをしていた、とも思える。 そうやって考えると、純も実家と縁が薄いという感じはある。介護が必要なおじいちゃんがいたとして、母親だけに任せて、上京してそのまま東京に家を建てて住む、と考えると、薄情に思えるのだけど、おじいちゃんや母親が元気なのかどうかもわからないしな。実家はあるらしいけど。

象徴

 矢晴の蟲は、いつか蝶になるのだろうな、と思う。 蝶は、古来から「復活」「不滅」「魂」「変化」「喜び」とかいろいろ象徴しているらしい。 福田矢晴の復活なのか、古印葵の復活なのか。 『まだ古印葵は死んでない』のだから、古印葵は「不滅」なのかもしれないし。 矢晴は自分が“自分の知らないなにか”に変容することを恐れているけど、純と一緒に過ごすことでの「変化」は良いことなのではないかな? と思える。 蟲は純への想いでどんどん成長していったけど、純の「2次元でしか抜いたことがない」発言でどこかに行こうとしているくらいだから、矢晴の魂とか生への執着よりも“性欲”の化身だったかな? と思えるんだけども、純のエロカッコイイ顔見て、戻ってきてはいるみたいだから、まだ矢晴に巣食っているのかな? という感じはする。 この先、蟲が出てくるのか、蛹になって蝶になるのかも気になるのだけども。 純にもんもんとしながら矢晴の蟲が蟲のまま成長してくのも見たいなあ、とも思う。 矢晴の蟲が蝶になるときには、古印葵は復活してるということになりそうなんだけど、さすがにまだ1年後の『二年ぶりに漫画を描いた』頃は矢晴的に納得の行く作品を描けたわけでもないから、蝶になるのはまだまだ先かなあ? という気はする。 古印葵の復活の象徴としての蝶だったら、もっと後に蝶になるかな。矢晴の恋心が成就して、純とソウイウことできたときに蝶になる、というのなら、1年後より前かもしれないし、もっともっと後かもしれないし。 幸せになった頃には蝶になってるんだろう、とは思えるから2年以上先だろうかな、とかも思う。いつ蝶になるのかは、予想ができない。 【第1話】冒頭の矢晴の顔、むっちゃ好きだわー。前髪が今より長い感じではあるから、そのまま伸ばしっぱなしなのかしらん? とも思えるけど。かわいいね、矢晴。純と幸せになったころには、昔みたいに短くしたりするかしらん?

2階

 純の家の2階の間取りが謎だよなあ、と思うのだけど。 ふわっと、矢晴が荒らした部屋の隣の和室から、あのベランダ(?)に出れるのかな? と考えてみた。そうすると、矢晴が荒らした部屋の窓の形と外観から見える側面の窓の形は似て見えるから、ここかもしれない、と思えるし。ただ、矢晴が荒らした部屋にはちょっと大きめのタンスのような家具が見えるのだけど、その隣に小さい窓があるということになるかな? 矢晴の部屋が8畳とかはあると思うんだけども、2階の和室と洋室は6畳ずつくらいの? と思える。 純の寝室は窓と部屋のドアの関係で考えると、北向きの窓か西向きの窓か……みたいには思える。矢晴が荒らした部屋の向かい側とかだと、窓が1面にしかなくて、ベランダに出れそうな大きな窓があるという条件には合致するかなあ? と思える。ドアの位置関係としては、階段上がって和室と洋室の前にも廊下がある、という感じにはなる。けども、純の寝室の窓のある側の壁、もう1こ窓あってもよかろうもん、ってくらい広いから、外観から見える窓の配置には合致せんのよ。ということで、却下。たぶん、小上がりの和室の上とかくらいの位置になるんじゃないかなーとか思う、純の部屋、かなり広いし。 採光を特に考えてないなら西向きとか北向きの窓ったら、あまり日光に当たらないから本の保管にぴったりな気がするんだけども、純の家で一番本が置かれてそうなのは純の仕事部屋で、たぶん仕事机の前に窓があって、椅子の背後に本棚があるから、この部屋が南向きなら、日中カーテンなりなんなり、とかしないとって感じになりそうな。純の仕事部屋は南向きか北向きか、くらいの配置にはなりそうなんだけど。どっちだろ。 とだらだら考えてても、やっぱり2階の間取りは謎すぎるなあ、と思える。 こないだ、ふわっと矢晴のことで書きたいことがあったように思うのに、頭のなかで一瞬きらめいて、すぐに消えてしまって、矢晴のことをなにか……、というぼんやりした印象しか残っておらず、それすらも忘れてしまってくれてれば、こんなにひっかかることもなかったのに! と思っているところ。矢晴のなにを思いついたんだろうか。

読者数

話数 タイトル いいね! ブクマ数 閲覧数 第1話 虚・プライド 89,795 133,332 3,139,825 第2話 後悔・プライド 35,434 48,160 1,544,796 第3話 攻撃性・マインド 37,905 49,924 1,544,893 第4話 荼毘・アルコール 52,440 73,444 1,733,524 第5話 上薗純、曰く その① 44,032 50,400 1,179,008 第6話 上薗純、曰く その② 44,148 51,191 1,152,990 第7話 誘惑・ユートピア 33,433 40,060 1,045,409 第8話 零・クッション 44,521 51,421 1,220,065 第9話 再現・クリエイト 52,157 58,684 1,417,771 第10話 経験・アンデッド 56,438 65,838 1,529,249 第11話 蜘蛛・オキシトシン 43,635 50,715 1,132,528 第12話 幼生・トランスフォーム 42,938 47,769 1,118,678 第13話 上薗純、曰く その③前編 45,468 50,452 1,019,515 上薗純、曰く その③後編 41,483 46,152 1,010,354 第14話 一生・ベイビー 43,548 49,796 1,037,489 第15話 蓮華座・ロンリネス 46,330 56,403 1,009,959 第16話 上薗純、曰く その④ 46,071 55,232 1,032,430 第17話 上薗純、曰く その⑤ 33,780 40,708 487,762 イラスト 20,753 26,887 716,967 2022/09/08、14:02現在 今日の時点の、いいね・ブクマ・閲覧数をまとめてみた。 【第1話】は別格の閲覧数で驚く。とはいえ、他の話数の閲覧数に比べて格段に多い、ということは、第1話だけしか読まなかった層がそれなりの人数いる、ということにはなる。 【第1話】〜【第4話】は、去年5月頭の初めてのトレンド入り時点で公開されていたものなので、それなりの閲覧数。【第10話】が当時公開されていた他作家の読み切りに関連付けられてのトレンド入りをしていたからその分閲覧数が増えている。【第15話】〜毎回トレンド入りしているが、それで閲...

古印葵のおかげさま

 純がA誌でデビューしたのは、古印葵に憧れて、古印葵と同じ雑誌に載りたくて月例賞に応募したからなのだから、A誌が望海可純というドル箱作家を得られたのは、古印葵のおかげなんだからね! とか思ったりする。 大人気作を立ち上げた望海可純の元担当の手腕もでかいだろうけど、古印葵がいなかったらそもそも純はA誌に来ないんだし。 矢晴はそもそもなんでA誌に? とは思ったりもする。矢晴の描いてたのは【第5話】『恋愛を扱ってるけどA誌によくあるラブコメではない』ということだから、雑誌カラー的にも古印葵は“異質”なのだろうなと思えるし。月例賞に応募したのか持ち込みしたのか。そんな“異質”な古印葵の漫画を担当してくれて、1〜2年に1冊は短編集が出せる程度に掲載枠とってきて導いてくれた元担当さん、やっぱりすごいよなあ、と思ったりする。 なんでそんないい担当さんがついてて、賞も獲って、これからというときに矢晴はB誌に行ってしまったのか……よよ。 そしてまた古印葵がA誌を去ってしまったから、望海可純は古印葵宛の手紙を自作でしたため続けて、さらに人気になって。望海可純の連載が続いたのも、古印葵のおかげさま。 純がシヴァ・アンバーを続けてきた動機が古印葵にいつか手紙が届くように、とかだったら、古印葵を手中におさめた今、シヴァ・アンバーを続ける意欲がなくなってたらどうしよう、とかちょっと思ったりもした。【第17話】で『この先の人生で生産する漫画が想定の半分以下になる』とか考えてるから漫画を描き続ける人生を送ろうとしてるのは間違いないんだけど。 純が生涯漫画を描き続けたいってのはもともと漫画が好きで漫画を描き続けたいってのがあると思うんだけど、今、矢晴を生涯養うつもりでいるかと思うから、そのために稼ぎ続けたいってのがあるのかなー? とか思ったりする。 A誌は望海可純というドル箱作家を手放すつもりはないだろうけど、純が望海可純として漫画を描き続ける動機のひとつに矢晴の生活を支えたい、というのがあるとしたら、望海可純が漫画家を続けるのも古印葵のおかげと言えるかもしれない。さすがにそれは言い過ぎか。 シヴァ・アンバーがどんな話なのかは知らないけども、アニメ化もして人気絶頂だけど、最近の連載漫画の風潮としては、何十巻と続けるよりは、人気のうちに結末をしっかり描くことのほうが多いような……? という気は...

記事一覧について

 以前から使っていた 記事一覧 、 ラベル付き記事一覧 が、いまいち動作しなくなったので、 新しい記事一覧ページ を作った。 新しい記事一覧ページだと、なんだかんだと並べ替えができるので、便利は便利だろうかな、と思うのだけど、内部的に同日の記事順とかが日時でしっかり並んでいないのかもしれないな、という感じで、ちょっとズレたりもする。総記事数にズレはないから、なんかの順番が違っているらしい。 別にいいけどーとか思ったけども、できるだけ末尾0で感想を書いていたはずがてんでバラバラみたいに見えるのがちょっと残念。 あと、どこらへんを見て、どこらへんを見てないのかの区別はできない。(前の一覧は一応リンクの表示・非表示で区別できる感じにはなってた)ラベルの絞り込みがちょっと面倒。ラベルのついてる記事のとこまでスクロールして、ラベルを選択すると絞り込める。ちょっと面倒。 これまでの記事一覧ページは700弱の表示があって、ラベル付き記事一覧ページは150強の表示があった。便利に使っていただけていたようで、うれしい。 なんで記事一覧ページの中身が表示されなくなったのかはわからない。なにか仕様が変わったのかもしれない。これまでの記事一覧ページは残しておくので使えるようになったらまた使いたいと思っている。

純の暮らしぶり

 純自身は、金持ちの出身ではなくて、売れっ子になって金持ちになった人、だから、金持ち・セレブ・ハイソといった“上流階級”的な性格や性質は持ち合わせていない感じはある。 ただ、実家は太そうな雰囲気があるから、働いて苦労して大学に行ったみたいな雰囲気はないし、比較的、自分の夢だけを追うのに困らない環境だったよう。 デビューするまでは大御所作家さんのアシスタントをしていたし、コミケで台車使う程度に大手な雰囲気。デビューして割とすぐに連載を持って、3年後には家を建ててる(この時点で10巻、累計700万部だから3億くらいの資産があったかな)けども、まだ25歳の若さ。 今は26歳の若さで、累計1400万部なのだから、連載してからこっち、金に困る、という状況になったことはないだろうなと思う。デビューして連載が軌道に乗るまでは多少月々の生活に困ったことがあるかもしれないけれど。 でも、純がこの雑誌でデビューしようと思ったのは古印葵がいたからだし、純の連載の一部は古印葵への手紙なのだから、純が売れっ子になれたのは古印葵のおかげなんだよなあ、といつも思う、余談。 純の暮らしぶりは一部しか見れていないけども、家事はほとんど外注で済ませて、金で時間を買っている感じ。家事をしないで浮いた時間は漫画を描くこととストレスを生まない生活に使われていて、理想的な生活なのだろうな、と思う。 贅沢をする、という意識はなくとも、お金がないから買うのを諦める、ということはしないで済むから、多少値の張るものでも使える生活。 バス用品も、それなりの値段のするものでも、ひとりで使っているうちだったら、1回の使用量も少量で、そこそこ長持ちじゃないかしら? と思える。純は髪短いし。 ふたりで使うようになって、そういう消耗品の消費スピードが上がったことで、ふたり暮らしを実感する純が見てみたいわぁ、と思ってちょっと二次創作を書き始めたけど、なんか違う方向に行った気がするから、ここに書き記して昇華しておこう。 同じシャンプーやバスジェルを使ってるのに、その奥から立ち上るお互いの体臭にうっとりするふたりとか見たいんじゃ。 と、純の暮らしぶりからずいぶん離れたまま終わる。

パジャマと肌着と部屋着

 純と矢晴のお揃いパジャマが初日夜しか見れてないのがさみしいけども。ファンアートでちょいちょいペアパジャマで過ごしているふたりが見れるので、本編で出てこないさみしさは癒やされる。 矢晴がパジャマを着なくなったのは、ボタンの掛け違いを頻発してしまってボタンすらまともにはめられないダメ人間と考えてしまうからと、純に脱がされそうになるからという自衛かなー? とか考える。 介護的に着替えの世話をするのには、前開きの衣服が楽じゃないかな? とは思うからパジャマは便利だろうなと思うけど、矢晴は自分で衣服の着脱はできてるだろうし、毎日寝てることのほうが多いなら、ボタンがゴロゴロするのはちょっと障るんじゃないかと思うと、スウェットみたいなやわらかく伸縮性のある布地でずぼっと被るタイプの部屋着のほうが楽だろうなあ、と思える。 ペアパジャマも純が買ったものだけど、矢晴の部屋着も純に買ってもらったものだから、純も矢晴がパジャマのボタンを扱いづらい、ということを初日の夜でわかったから、部屋着兼パジャマとしてスウェットを何着か用意してくれたのかしらん? と思うんだけど。 矢晴はパジャマの下には肌着を着てなかったのは、その場にパジャマしか用意されていなかったからか、普段からパジャマの下に肌着を着ない派か。スウェットの下にも肌着を着てる気配はないから、肌着は着ない派かもしれない。でも、もこもこに厚着をするよりも、あったかい肌着を1枚追加する方がいいんじゃないか……? とも思える。 純はパジャマの下にシャツを着てるのは、もう冬になって寒いからなのか、もともとシャツを着る派だからなのか。ボタン外して直で肌が露出しないのが、ちょっと見ててさみしい。純の裸に到達するにはパジャマを脱がせて肌着も脱がさねばならん……。 パジャマの下に肌着を着るかどうかは、各個人の自由であろうから、矢晴は肌着を着ない人、純は肌着を着る人、ということでいいんじゃないかと思っている。

一人っ子と弟

 純は一人っ子で、弟が欲しかった、らしいけど。 矢晴はお姉ちゃんがいる弟。でも、矢晴ってそんなに“弟”という雰囲気はないような気がする。家族仲が悪い、姉とも何年も連絡をとっていない、ということだから、あんまり姉弟っぽい関わり方とかなかったのかもしれないし、姉を差し置いての“長男”として扱われていたのかもしれないな、と思える。 跡取りとかそこらへんの『使命感から逃げたい人生』なのかなーとは思えるんだけど。嫁とか孫とかせっつかれての使命感から逃げたい、とかもあったり? 純は、父親を幼い頃に亡くしてての一人っ子、だと、やっぱり跡取りになるんだろうけど、完全に独立してるし、あんなに大きい家を建ててしまうあたり実家に帰る気はなさそうな気がする。 純の「実在する人間に欲情したことがない」性質から、純自身は家族を持てないと思ってるわけだから、純の家は跡取りがいなくなって絶えてしまう、と思ってるから帰る気がないのかなー、とか、実家という“家”は親戚に任せてあるけど、すでに両親ともいなかったり? とか、考えてみたりする。 純の表向きの性格って幸せそうな家庭でぬくぬく自由気ままに育ってきた感じがするけど、純の内側はえらいこととっちらかってて、冷酷だし、冷徹だし、夢見がちだし、とか、なんかいろいろ大変そうな子だよなあ。

純と矢晴

 同居1ヶ月目の夜を経て、それなりに距離が縮まったような、一定距離を保てるようになったような……? と、なにかしらの一線を超えたらしいふたりだけども。 結局きみたちはお互いのなにを知ることができたんだ? という疑問がある。 純は、「2次元でしか抜いたことがない」=人間と性交渉をしたことがない=童貞、ということを矢晴に知られたことになるけど、「人間に欲情したことがない」という性質については、明かしていないはず。 矢晴は純を性的に誘惑したり、純は矢晴の様子から「矢晴は純のことが好きになってるから甘えたいのかも」と思ったりしてるけど、矢晴自身が純に対して性的な接触をも望む恋愛感情を抱いている、と告白したわけではなさそう。 今のところ、読めた範囲では「純の家に来てからどんどんおかしくなる」「純に呪われてから違う人間になる」「純のせいで私は気持ち悪くなった」とは言っていて、純と初めて会って、純の家に住むようになって、どんどん純に惹かれていく。純にかけられた恋の呪いのせいで、矢晴は純への恋心を抱く気持ち悪い存在になってしまった。というようなことを伝えていることになるのかしらねえ……? と考えられるけども、曖昧。序盤に言ったこともほとんど純には聞き取れてないことだから、純がちゃんと把握できたかどうかも謎い。 【第17話】の矢晴の『お前の手で私は楽になってやる』『同じくらいの恥をお前の両手で私に見せてくれ』と【第16話】の純の『あなた自身であなたの美しい世界で』『証明してくれるなら』『もう何も怖くない』と、お互いに相手に“証明”を委ねているあたり、すっかり両思いな気分にもなるのだが。 『私』『それがいいな』と頬を染めてうっとりとして性欲やら欲情やらに憧れているような純は、【第17話】には出てこなくて、『彼の肉には一ミリも興味も性欲もない』と断言してしまうような古印葵の精神世界を覗いてみたいだけの好奇心だけの純の一面が見えていて、結局純は、「欲情できない性質だけど矢晴に導かれて欲情できるようになりたい」と考えているのか、「矢晴の肉体には興味ないけど、性処理してあげたら自分をたった一人の特別にしてくれるかな」程度のことしか考えていないのか、となかなかにしてわやくちゃなんだけども。 矢晴は純に『もうそれ性欲だろ』と言って純から『それがいいな』と言われたのはわかってるけど、純が「矢...

土曜日、お昼

 が、一番、更新あるんだよなあ、と思いつつ。 でも、土曜日の夕方のこともあるし、夜遅くのこともあるし。不定期は不定期なのだけど。 一番期待してしまうのは、土曜日、午後1時台かしら。12時半〜午後2時くらいが多い。 とはいえ、前回更新からまだ1ヶ月も経ってないんだよなあ、と思うと、望み薄、なのかな? という気はする。でも、更新あったらいいな、と思ってしまう。そわそわ。 ただ、去年の9月【第12話】更新時には「入院中に描いた」とのことだから、それこそ、夏の暑さや季節の変わり目で体調を崩されてないかと心配にもなるのだけど。浅ましい私は、また入院されてたら更新早いのになあ、なんて考えてしまって、なんて非道な……と思ったりもする。 そういえば、なにが理由で入院されていたのかという詳細は一切語られていないけど、「入院するほどのうつ状態でこの作品を描かれているなんてすごい」というようなコメントを以前に見かけていた。うつで入院してるなんて一言も言われてないが……? と思いながら、私自身も「胃腸の弱い人らしいからそこらへんで入院なのかしら?」と思っていたのだから、同類の思考をしているような気がする。ただ、さすがに、あんなふうにあたかも事実であるかのように言葉にすることはできないな、と思う。 「【売れうつ】はうつ症状がよく描けている→本人もうつなのだろう→入院中→うつで入院」くらいの連想なのだろうけど、事実が一切わからない状態で勝手に断定して流布してしまうのは、いかがなものか、という気分にはなった。

お月見

 まだまだ作中は冬のさなかだというに、気の早いものではあるが。 純の家の1階リビングの奥に小上がりの和室があって、板の間もついてて、窓は掃き出し窓な感じがあるから、窓を開け放てば縁側的に使えそうかな? と思える。 けども、矢晴がゼロクッションで『西日が暖かい』と思っているのだから、西向きだし、純の家の外観から考えるとスリット付きのそこそこ高い塀がある気がするから、ここでお月見は難しそう。 いい感じに見えるのが東南の空、らしいから、やっぱりあのベランダ(?)が最適かなあ、と思える。東南角だし。 あのベランダ(?)は実際、なんて言えばいいんだろうかな、はずっと考えるのだけど。 1階の矢晴の部屋の屋上をテラスっぽくつかってるのだから、ルーフバルコニーとかルーフテラスと言うのかな? でもバルコニーってのは屋根がないものだし? ベランダというには広すぎな気がするし? 屋根は後付けっぽくはあるから、ルーフテラスとかルーフバルコニーとか言っちゃってもいいのかな? という気はする。 そこそこいい感じのテラスベッドを2台置いてるのは矢晴との日向ぼっこ用に新しく買ったのか、もともと純がここでくつろぐために置いていたのか、も謎だけど。 純の寝相がベイブレードが昼寝でも発揮されるなら、最初から大きく場所を確保したいから、テラスベッド2台ってのはありえそう。 矢晴が引っ越してきてから準備したのだとすると、矢晴が部屋で寝てたら天井からドッタンバッタン音がする、みたいなこともあったかも。気になって2階に上がってあらびっくりとかしてくれてもかわいい。 テラスベッドのスペースをそのままとしても、ちょっとしたテーブルと椅子を出せるスペースはある感じだから、ふたりでロマンチックにお月見してくれたらいいなあ、とか妄想している。

警戒心を解く

 最近読んだ漫画で「警戒心を解くテクニック」ということで、「眉を上げて目を見開く」「首を傾けて頸動脈を見せる」というのが描かれていて。ふわっと、編集部で矢晴と会った時の純の姿を思い出し。 古印先生に会えた喜びからか目を見開き、『望海可純です』と頬を染めながら首を傾けて。矢晴には『優しい顔…』とまで思ってもらえて、まったく警戒されていなかった感じで。 ただ、純がそういうテクニックをわかっていてのあの挨拶、とはちょっと考えにくいんだけど。散歩に誘って歩いてた時は左側にいたから。そういうテクニックをわかっていたらちゃんと徹底してやる子な気がするもの、純は。 あと、本当に警戒心を解いて懐柔しようという意識があったとしたら、あの場で四階をあそこまでこてんぱんにすることもないんじゃないか、みたいな気もするし。 がんばってるわりに裏目に出てる純はかわいいけども。 でも、最初の挨拶で好印象持ってもらっても、名乗った時点で矢晴の劣等感刺激しまくりで何をしても矢晴の壁は壊せない感じがあったのが、純の不憫なところだなあ、と思う。

病院

 なんだかブログの統計情報がおかしくて、昨日の閲覧数が25件くらいだったのが、今日になってから昨日のカウンターが回り始める、みたいな状態で90件を超えた。今は下書きに戻したけど、期間限定のアフゴン無料公開のお知らせ記事が誰にも見られなかったのか、と思っていたら、閲覧数が5になってたから、見てもらえてたらしくちょっとうれしい。 という雑談。そして本題。 純の手回しよく同居14日目には人間ドックをふたりで受けて。矢晴は要精密検査の項目がたくさんあったらしいから、それぞれ精密検査受けに純が連れて行くのだろうな、という感じはあるけど。 純は週刊連載の漫画家だから週に何度も病院に行くなんてことはできないだろうけど、もともとのスケジューリングが、月〜木、火〜金で交互に作業期間を定めている感じではあるから、毎週平日に1日空けてる感じはありそう。編集部に行っての打ち合わせ用かもしれないけど。そこに矢晴の病院をねじ込めば作業スケジュールを乱すことなく両立できるのかな? とは思える。 同居して3週間ちょいで、矢晴の精神科の受診があって。断酒を褒められて純が喜んでいたけれど。この時、同居人として純は矢晴の主治医に挨拶なりなんなりした感じだったりするのかな? 純の喜び方だと矢晴から「断酒を褒められたと聞いた」感じじゃなさそうで。 同居1ヶ月目の夜の矢晴の“湯冷め”を目の当たりにした純は、『明日内科で検査してもらおう』と言っているけど、カレンダーを考えると明日は日曜日なのよね? とは思う。日曜診療の内科もふつうにあるだろうけど。純のかかりつけみたいな内科が日曜もやってるみたいな感じだったりするのかな? あんまりよく知らない病院に単発でかかるのも矢晴にはよくないんじゃないかな? と思える。 この日土曜日だから、『そういえば今日ね』『作業通話しててさ』と純が話しだした時に、土曜に仕事してたか……? という疑問は少々浮かんだものの、矢晴のあれそれでスケジューリング乱れてるとかもあるかもな、とも思う。平日確実に空けるために土曜作業を入れるようになったとかもありそう、かな。 今のところ、矢晴の精密検査で病院に通っている描写はないけど、年末進行終わってから、とか考えてるならもうちょい先かな? 矢晴の次の精神科の通院はまた3週間後だったら1月半ばくらいかしら?

 矢晴の飲んでる薬ってのは、どういう作用のものなのかな? とは考える。ネガティブに振れる思考を遮断とまではいかずとも、それ以上いかない程度に押し止めるようなものかな? と考えてみたりするけども。 矢晴の聡明さはそんなに損なわれてはいないようだから、思考全てをぼんやりとさせてしまうようなものではないと思える。 とはいえ、薬を飲んでいない状態をマイナス100としても、薬を飲んでマイナス20なのだから、生来の矢晴と比べてしまうと、マイナスでしかない、ということにはなるようだけど。 矢晴の妄想では、他人の姿で矢晴を罵倒するし、矢晴は自分で自分を罵倒する。薬を飲んでても飲んでなくても、パニックに陥ればそうなっちゃうらしいから、薬の効果でパニックにならない、ということはないんだな、とは思う。 同居1週間目の温室での朝食時には、薬とサプリと飲んでいたけど、この時の薬は医者の処方による薬ではなかったのだよなあ? と思う。飲むのをやめれば離脱症状が出てしまうらしいから、飲む以外の選択肢はなかったのだろうけど。矢晴の状態に対しての適正量なのかどうかは謎な状態だから、アルコールの離脱症状とデタラメな薬でどんどん状態が悪くなっていった、みたいな感じもあるのかしらん。 その後、純が予約を取って、断酒を褒められた通院時には、矢晴の治療に必要な処方がされたんだろうなと思うのだけど、同居1ヶ月目の朝は起きずに純を追い返し、昼に粗相して風呂に入れられ、という状態だから、朝の薬は飲んでいないことにはなると思うんだけど。夜の薬だけになっているのか、朝晩飲んでいるのかは不明。朝の薬を昼過ぎに飲んで、夜の薬を定時で飲んだとしたら、薬の効き方とか不安定になったりする? とか思ってみたり。前日、がっつりお酒飲んでるからそこらへんでも薬の効き方おかしくなってたりしそうだし。矢晴は夜の薬は飲んだというけど、純の記憶はあやふやだから、結局飲んだのかどうかもわからんけども。 同居6日目には「1日のうちまともでいられる時間は2時間だけ」と言っていたのが、通院を再開して、適正量の薬を飲むようになったら、それ以上の時間、ふつうに過ごせるようになってたんだろうな、と思える。それにしても階段で180分待つのはいかがなものか、って感じがあるんだが。 夕食後だろうから午後8時過ぎからとしても、純の通話が終わったの夜11時過ぎ...