見開きと単ページ その1
好きな見開きをまとめようと思いつつ、読み返しているとついついじっくりと読んでしまい、1話読んで満足してしまってどのページが好き、とかまったく考えてなかったりする、のを繰り返している。
全話一気に、と考えていると、いつまで経ってもまとめられそうにないので、小出しにしていく。あと見開きで! としてしまうと序盤がそんなに見開きで魅せてくるところが少ない気がするので、単ページも入れていこう、と思う。
【第1話】は、単ページ『二年ぶりに漫画を描いた』が一番好き。矢晴がかわいい。髪が今よりも長くなってると思うから、作画のブレとかでなければ、矢晴は純の家に来てから髪を切ってないんだな……とちょっとさみしく思ったりもする。次に好きなのは『褒めようがそれが嘘だろうが本心だろうが』のページ。矢晴の横顔も素敵なのだけど、美人すぎる純がやべえ好き。そして『動けない』『動けない』『やっちまったのに』のページも。矢晴の泣き顔がかわいくてかわいくて、とても好きなページ。
【第2話】は、単ページ『漫画を描くのをやめた』のページの歪み具合や文字配置がかなり好き。『今の姿を見せてやろう』のページのコマの形とその1ページが好き。そしてここを見開きで見たときの流れ方が好き。
【第3話】は、『起こりえる犠牲を過小評価した結果生まれた衝動性』『殺傷能力をあげるために使われた知性』のページがかなり好き。純の何柄なのかわからない派手なジャケットの柄の部分が血痕のようになっているところとか、影の中の白抜きの純の言葉たちとか、表現がすごい好き。
【第4話】は、『私はもうなんでもないなんにもない人なんですよ』のページと『ファンって言われてももう私から新作は出てきません』のページがそれぞれ単ページとしてすごく好きなのだけど、見開きで見たときの黒バックの矢晴と白バックの純の対比もたまらんなあ、と思ったりする。矢晴の涙が純の肩を濡らすところもとても好き。『古印葵が死んだとしてもこうして話せるなら』の見開きで、矢晴を抱きしめて、見つめて、涙を拭う一連が動いて見える。すごく好き。
このページよねーと確認しながら、またそのまま読んでしまいそうになっていた。
その2はまた近日中にまとめられたらいいなと思う。
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