投稿

2022の投稿を表示しています

間取りを考えるパート11(完結!)

 純の家の間取りをあーだこーだと考えていたこのシリーズ。 作者さんのSNSにて上薗純邸の間取りが公開されたので、考える必要がなくなってしまった!(歓喜!!) 公開された間取りは改築されているので、いろいろと変わっているのだけども、私が考えていたよりもちょっと小さめ。 物語との整合性はどうなるんだろう……? と疑問はあれども、これが純の家……! と感動している。 そして矢晴の部屋の未来の家具配置も見れて、ここで矢晴が……! とこれまた感動している。作中で見れるのが楽しみ〜〜!! 考えていた間取りの答え合わせができなかったのは残念だなあと思いつつも、間取りは完成してないから答え合わせもなにも、な状態ではある。 楽しい自由研究であった。

コタツにみかん

 純はコタツの上にみかんを置いておく子なのだなあ、と。 純の実家はそんな感じの家なのかしら〜? とか、矢晴がいつでもみかん食べれるようにと置いているのかしら〜? とか、いろいろ考えてみたりする。 普段の食事にバナナが別枠で存在しているから、みかんもそんな感じなのかも、と思うと、手で皮を剥ける果物が好きなのかもしれない……とか考えてみたり。 純は一緒に生活する人とか一生一緒にいる人とかに憧れやら執着やらがあるみたいだから、一緒に生活する幸せの象徴みたいな感じで「コタツにみかん」があるのかもしれないなあ、と思えたりもする。 純と矢晴とコタツでぬくぬくしながら、純が矢晴にみかん剥いてあげたりとかするー? 剥いたみかん渡そうとしたらコタツから手を出したくない矢晴が口開けるから、房に分けて口に入れてあげたりとかさー、いいじゃーん、仲良しでかわい〜! そんならぶらぶな感じのふたりはいつ見れるんだろう?

更新一覧

 年内の更新はないんだろうなあと思うから、この2年の更新月を一覧にしておく。 2021年 2022年 2023年 1月 第14話:一生・ベイビー 2月 3月 4月 第1話:虚・プライド 第2話:後悔・プライド 第3話:攻撃性・マインド 第15話:蓮華座・ロンリネス 5月 第4話:荼毘・アルコール 第5話:上薗純、曰く その1 第6話:上薗純、曰く その2 第7話:誘惑・ユートピア 第8話:零・クッション 第16話:上薗純、曰く その4 6月 第9話:再現・クリエイト イラスト:【売れうつ】ただの絵1 7月 第10話:経験・アンデッド 8月 第11話:蜘蛛・オキシトシン 第17話:上薗純、曰く その5 9月 第12話:幼生・トランスフォーム 10月 第18話:清涼剤・フランネル 11月 第13話:上薗純、曰く その3前編 第19話:幸福・ランキング 第20話:上薗純、曰く その6 第21話:導火線・クーデター 12月 第13話:上薗純、曰く その3後編 ※「上薗純、曰く」のタイトルは統一、○付き数字は数字に変更している。 1年目は13話分(14本)、2年目は8話分の投稿で、来年は何話くらい読めるんだろうなあと考えて過度に期待しそうになる気持ちがある。 まだ作中、出会って同居して2ヶ月も経ってない。同居して1年後には矢晴は漫画を描いて純に見せているはずなのだけど、そこまで何話かかるのだろうかと思うと、ドキドキワクワクするし、そのあたりのエピソードは何話使われるのかと予想がつかないので、早く読みたい……けど、そこらへん到達するのリアルで2年後くらいだったりするかしら……? 1年あたりで10話前後として、全65話予定で換算すると、あと4年強はかかるはずで、もっとかかるかもしれないけども、まず4年は確実に、純と矢晴の生活や関係の変化を見れるのだなあと思うと、とても嬉しい。

謝恩会と忘年会と

 出版社が作家を招いて行う謝恩会は、今年(作中)は無事に開催されるのか? されたのか? という疑問。目下、若手編集によるクーデターによって、古参編集の肩身が狭いようなギスギスの雰囲気の謝恩会は楽しめそうにないよなあ、と思ったりした。 純が忙しくしていたのは年末進行というわけではなかったのかな? どうなんだろう? とも疑問に思いつつ。年末進行で忙しいだけなら、矢晴にそのまま伝えればいいだけに思えるんだけど、ちょっと誤魔化してたりする純は、やっぱりそれなりに矢晴の世話が負担になってたりしたのかしら、といやらしい視線を投げかけたくもなる。ん? どうなんだ、純。 忘年会編を楽しみにもしているのだけど、いつぐらいになるのかしら……と思うと、春とか夏とか秋とかに年末忘年会という季節感の違いを楽しめそうな気もして、でもできれば夏より前に読みたいなあ……と願ってしまう。 望海可純とアシスタントの忘年会なのか、望海可純の漫画家仲間との忘年会なのか、とか気になりつつ、クローゼットに詰め込んでたフライパンを忘年会の景品にするというのだからアシスタントの慰労を兼ねての忘年会かなあ? とは思える。ももせさん見れる? 見れる? とおかしなテンションで楽しみにしている。 謝恩会にしろ、忘年会にしろ、純がどこかに出かけるにあたって、矢晴は留守番になるんだろうなと思うのだけど、その間の矢晴の動向も知りたい気持ち。 作中時間ではこれから、矢晴にとって純の家で過ごす初めての年末年始、とか、純にとって初めて好きな人とふたりで過ごす年末年始、とか考えると、いろいろと滾るものがありつつ。リアル時間では同居2年目の年末年始で矢晴はちょっと前に漫画を描いてて、純はお返しをすでにしたのか? まだなのか? いつだ? と想像してドキドキしたりしている。

美醜

 外見的な美醜について、ちらっと考えてみる。 矢晴の外見は、ごく普通、平凡、みたいな雰囲気があるところに、目の下のクマやら痩せ細っての頬の痩け方だとか、人を信用できなくなってしまったがゆえなのかなんなのかの目つきの悪さなんかを考えると、お世辞にも良い面相をしているとはいい難く。 とはいえ、純には矢晴の笑顔はかわいく見えているらしいし、パーツは整っている形をしていて、かわいいし美人だしと惚れた欲目がえらいこと仕事する。こういう暗めな面相が好きな層にはクリーンヒットな感じもある。 純の外見は、高身長の美形のおしゃれさん。胡散臭い陽キャと言われるくらいだけども、明るく社交的。自分のことを美形と思っているのかどうかは謎なんだけど、美丈夫で大金持ちだから合コンなんかに参加しちゃったら欲深い女が群がりそうな感じはある。 これだけ顔がいいなら大学時代もモテたんじゃ……? とも思えたりするけど、子供時代から学生時代、デビュー前の顔が執拗に隠されているところから、これだけ顔がいい状態になったのは、売れっ子になってからでは疑惑を持ってしまう。中高あたりは太ってて女子にモテない感じでもありそうだし、純自身が他人に性的興味を持たないようなのだから、モテていても気づかないのかどうなのか。 矢晴は純の顔については笑顔に対して『優しい顔……』とは思うものの、美形だとかハンサムだとかは考えてなさそうな雰囲気があり、ふたりとも、相手の顔について世間一般の美醜で判断してない模様。 矢晴の感性は美しいものが好きそうだし、描き出す世界は美しいらしいし、純は古印葵の描き出す美しい世界が好きなのだから、ふたりとも美しいものが好きらしいし、ふたりが美しいと感じるものはかなり近いところにありそう。 そういった面では、ふたりとも同じ価値観をしていると思うんだけどなあ。 ただ、矢晴が美しいと感じたものに対して、純は「矢晴が美しいと言ったから」と妄信的にこれが美しいものだ、と思い込む状態なのなら、矢晴にとっては価値観の相違甚だしい状態ではあろうかな、と思える。 人の顔の造形に対して美醜で判断してなさそうな純と矢晴だけども、心の中や思考については、ふたりとも醜いことを嫌悪しているような感じはある。純がなにをもって自分のことを『醜い純』というのかもわからないし、矢晴が純に認めさせたかった『私達の醜さ』はなんなのかも...

クリスマス

 純と矢晴のクリスマスはどんな感じなのかしらん。と。 作中現在、クリスマスイブのはずなんだけども。イブだよね!? と。(花金ですし) 純の家に暮らし始めての初めてのクリスマスは、ドライブデートということになるのかな〜と思うと、ロマンチックよね〜。 純から矢晴へはクリスマスプレゼントとか渡しそうな感じはあるけど、矢晴が今着てるセーターが純からプレゼントされたものという可能性も考えてみてふふふ、という気分になったりもする。 リアル現在の時間だと、同居1年が経過してて、矢晴が漫画描いた後くらいになるはずで、純はお返しの漫画を描いたのか? まだか? と気になるけども。 同居してから2回めのクリスマスは今よりもっとラブラブしててもよかろうが……? どうなんだ……? と、思うんだけど、どうなんだろう。

矢晴の家

 矢晴はあのゴミ屋敷にしてしまったアパートに住む前に、2部屋(キッチンと居室でドアで区切られてるみたいな)はあるくらいの少し広めの部屋に住んでたよなあ?、と矢晴が漫画描いていた頃を思い返す描写がはさまるたびに思う。 アパートにはローテーブルはあったけど、漫画を描いていた頃は椅子に座ってるもんな。というのと、矢晴が連載の打ち切りを願い出る電話をしている時の描写から。 漫画をやめて、家賃も負担になってとかでより狭いアパートに引っ越したとすると、秋か冬くらいに引っ越して〜で、あのアパートに住んでたの、1年くらいになるかしら? たった1年であの惨状と退去費用ってやべえな、って感じはするけども。 引越し費用(入居の初期費用)と高い家賃を払い続けることを考えると、まとまった金があるなら引っ越したほうが後々楽になるとは思うんだけど、まとまったお金がない場合には高い家賃を払い続けるために引っ越しの費用自体がたまらないことになり……と、なかなか大変そうではあるんだけども。 4回分の連載の原稿料でとりあえず引っ越せるだけのまとまったお金になったから引っ越した可能性も考えてみたりする。 引っ越してるっぽいよな? と思うだけで、引っ越してるのかどうかは実際のところ謎でしかないんだけども。そしてまた、この話するの何度目だ? という気分になったから検索してみたけど、引っかからなかったから初めてだったりするのかしら。 引っ越してなくてずっとあのアパートだったとすると、漫画をやめた時に机と椅子を処分していることにはなる。引っ越しを機に、漫画を描かないのだから、で処分したとも考えられる。 もともとアナログで描いていたっぽいのが、連載の頃にはデジタルに移行していたような気もするんだけど、デジタルへの移行自体はA誌で読み切りを描いていた頃には進めてたのかな〜? と思えるのは、B誌からの連絡を受けた頃には板タブとタブレット用のペンも見える感じがするからだけども。 たぶん、矢晴が一番、漫画を描いていて楽しかった頃ってのはアナログで描いていた頃なんだろうな。 で、純が掃除した矢晴のアパートの部屋にはパソコンも見当たらなかったから、処分したのかどうなのか。気になる。 酒代の足しに売り飛ばしたのかなー、とか、漫画をやめるからって処分したのかなー、とか、どこかにしまい込んでるだけかなー、とか。しまい込んでる...

アル中

 次の話が来るかどうかとソワソワしちゃってたのもあり、なんだか頭のなかがまとまらなくて1記事構築できるほどにもならず、ちまちまと二次創作を進めてみたりするもののそんなに進まず……、としていたら数日ブログ書けてなかったなあ。更新あった月と更新ない月の落差が激しい。 売れうつに熱がなくなったとかじゃないよ! ずっと純と矢晴のこと考えてるけど、とっちらかりすぎてまとまらないんだよ! 矢晴がかわいくて、純がかわいくて、ぼんやり考えてるだけで満足してたりもするよ! 文章全然上げてないのもちょっとなあ、と思ったのと、次の話がしばらく先になりそうだからと、お蔵入りして途中までしか書いていないR系の二次をちらっと公開にしてみたりした。純が欲情しない性質があるとわかる前に書いてたものだから、ちょっとどうよ? と思わないでもない。でもR系読みたいし書きたいし。 と、久しぶりで雑談が長い。 で、本題。 矢晴がアル中でアルコール依存症の治療中で、純は矢晴の前では飲酒しないし、一緒に飲むなんてことは編集部で初めて会った日以外にはないのだろうなと。矢晴にとっても話がはずんで楽しい一日だったのに。 矢晴のアル中のレベルってのはどんななのかなーと考えたりする。 わりと自分の意思だけで断酒が継続できているような。とはいえ、断酒すると決めた1時間後に台所あさって料理酒やらみりんやら飲んじゃったり、翌日には探したけどないからと諦めて1日捨てたり、その翌日にはマウスウォッシュ飲んじゃったりと、酒(アルコール)ならなんでもいいから飲みたい感じなのかしら? とも思えるけども、アルコール漬けになってての脳みそのガソリンがアルコール由来になってしまってての、意識的な欲求とかいうよりも体が求めてて意識が乗っ取られてる感じかなあ? という気がする。 純の家に来てから2週間、3週間と経ち……と矢晴の語りでは省略されていたあたりの矢晴の思考のできなさとかは、アルコールからの離脱症状でぐちゃぐちゃだったようにも見える。 矢晴の精神科の通院の直前にアルコールを探して部屋を荒らしたらしいし、同居1ヶ月目の前日には純への想いやらなんやらでアルコールに逃げてけっこうな量の焼酎をがっつり飲んでしまったのだから、断酒はまた最初から、になってしまった。そのうえ、その日にまたアルコールに手を出そうとして純に止められている。 断酒始...

美容院

 純が【第20話】で『人と会うからキレイにしといて〜』と美容院でプリン頭を脱色し直してたのを考えていて、担当は礼儀としてかなんかしら整えて会うという外部の人間であって、今一緒に暮らしている矢晴はプリン頭を見せることのできる内部の人間なのだなあ、と感慨深くなっていた。 一緒に暮らしているのだから否応なく見せることになってしまう、というのはあるだろうけど。 同居初日には風呂上がりの乾かしただけのバサバサ頭も見せているのだし、そもそもそんなところに頓着していないのかもしれないけれど。 たぶん純は編集部で矢晴に会う直前に、気合い入れて美容院行ったんだろうなあ、という感じはして、同居してからは矢晴の世話に時間を取られて原稿も遅れて美容院に行く時間がとれなかったとかはありそうだけど、担当と食事をすることになった日が同居してから1ヵ月半ということを考えると、矢晴と会ってから2ヶ月弱ということにはなり、ちょうど美容院に行かなきゃな、と思う頃合いに外食の予定が入った、ようにも思えるけども。 純は茶髪だからそこまでプリン気にしなくてもいいんじゃないかな? みたいな気分にはなりつつ、黒髪の純を見てみたい気もする。

写真

 編集部の女性陣との会食で、記念になのか、証拠になのか、撮影された写真(【第21話】の表紙)の矢晴が無表情で、後でその写真を見る機会があったら、「え、こんな顔してたの!?」と驚きそうでもあるなあ、と思うんだけども、それよりも少し前かがみになっていて鎖骨が見えているようなゆったり首周りのほうが気になっている。 角度的に写真ではキスマークのついていない方の首筋はばっちり見えている感じがするのだから、桃井さんや菊池さんの側からはキスマークがばっちり見えてたりする? する? と少しワクワクしてしまう。 けども、キスマーク自体はこの会食の2週間近く前につけられていたものだし、1週間後くらいにはまだかなりはっきりと残っていた感じではあるし、つけ直していた感じでもあるけども、純が振られたと思い込んでからはつけ直すものなのかどうか……と思うから、あれから1週間も経てばずいぶんと薄れているのかもしれないなあ……と思いつつも、やっぱり首元を隠すようなあのニットの具合を考えると、キスマーク残ってるよね? ね? と期待する。 振られたと担当に愚痴っていたような純が、会食のときにはあんなに彼氏面してるんだから、会食までの3日間のうちにキスマークつけ直しイベントも発生していただろうな! とかも思ってしまうわけで。 気ーになーるなー、教えて〜純〜、矢晴〜。みたいな気分にはなっている。 そして写真の話にむりやり戻すが、この写真、純は「矢晴がお外に出た記念」みたいに大事にするのかな〜とか考えてみたりする。でもどうせなら、ロマンティックなイルミネーションを背景に、ふたりで自撮り〜みたいにしてくれて、ラブラブな写真を撮ってくれたらいいのにな〜〜って思う。

ドーパミン

 【第17話】の表紙を見ると、どうしても「泳げないくせに……ッ!」という気分になってしまう。 というのは、置いといて。 【第20話】で純がネームやプロットをやっているときに脳から出てくるヤバイものはドーパミンなんだろうなあと、思うと、【第17話】でドアノブをガチャガチャやっていた純が言う『彼の性処理でもすれば』『非日常空間で彼はドーパミンが異常分泌されて』『気持ち良くなるんだろう』というのは、自分が漫画を考えている時のドーパミンの異常分泌と同じことが起こるんだろう、みたいに考えてるんだろうなあ〜って感じでもあるし、自分が射精する場合にもドーパミンの異常分泌を感じているとかそんな感じかしらねえ? とも思える。 褒められることでもドーパミンが出るらしいから、純のランキングの11位もドーパミンを出してくれるもの、になる。アルコールを飲むのもドーパミンが報酬系を刺激して気持ちよくなるからで、報酬系を刺激するから依存しやすくなるらしい。 創造的なことをしているときにはドーパミンが増加していて、ドーパミンによって集中力がアップして、というのが【第19話】で矢晴が『漫画を描いて気分がハイになって……』『40分くらい経ったかなと思ったら5時間経ってた……なんてことがあった日は』『私もスーパーマンだったと思う』と言っているところの「集中してて5時間も経ってた」ってことなんだなあ、と思うと、純はスーパーマンで自分もスーパーマンだったと言う“スーパーマン”という語が「ドーパミンたくさん出てる状態の人」にも聞こえてくる。 純は「創作依存症」と言ってしまうのは漫画を考えるという創造的なことをしているときにはドーパミンが異常分泌されて報酬系を刺激して、気持ちいいからやめられない・止まらない感じで、矢晴がアルコール依存症になってしまったのも現実からの逃避でアルコールで気持ち良くなってたらやめられなくなってしまった(酔っていない状態が耐えられない)んだろうなあと、思うと、純が矢晴の性処理でもして……と考えているあたり、矢晴を性的に純に依存させようとしている気満々に思えて、純コノヤロウ! という気分にはなる。 とはいえ、性行為でもなんでも矢晴にはドーパミン出してやるのがいいんだろうなあ、と思える。 ドーパミンを増やすとポジティブになって、ポジティブになるとドーパミンが増える、ドーパミンが増え...

編集部のあれそれ

 前回更新からちょうど1ヶ月というところで、次回のページ数がやべえレベルだと知り、かなり動揺しつつ、とりあえずA誌の編集部のことをちょっとまとめておこうと思う。のは、自分用の復習でもある。 純は元担当が現局長の飯田で、ライン知ってるから四階のパワハラ的発言チクっちゃおうかなーなんてチラつかせたりしたけれど、チラつかせただけでチクってはいない感じ。チクったらなにかしらの処分をしてくれるだろう、みたいな信頼(飯田は問題を放置しない人であるとか)があるのかどうかは謎。ただお前らの上司と懇意だからな、と虎の威をチラつかせていただけかもしれない。 古印葵の担当の菊池は古印葵がA誌に戻ってきた頃(1年前の春頃かなと思うとおおよそ1年半〜もうちょっと前程度)に【第7話】で『新しく入った菊池です』と言っているのだから、当時新人であったか、異動してきてA誌に新しくであったのかは定かではないけれど、仕事ぶりとか考えるとまだ新人という感じはある。そして古印葵の担当になった当時も多少ふっくらめの感じはあるけども、1年ちょっとして『もちっ』という感じに太ってしまっているのは編集部内でのストレスからだったりするのかな? という気もしてしまう。 四階は【第2話】で『四階は今年5月にこの部署に異動してきたので初めましてですよね?』と紹介されているので、四階自体はA誌編集部ではまだ半年程度だけども、出版社の他部署にいた中堅くらいの、1年ちょっと前からA誌編集部にいる菊池にとっても、編集者として先輩にあたる、ということにはなる。電話口で担当作家を怒鳴っていたり、後輩を虐めていたり、機嫌が悪いと机を叩いたり、特定の相手にだけ態度が変わるとか、たった半年しか所属してない部署でどんだけやらかしてんだという感じもあるけれども。 矢晴は四階のことを「クソ」だと言うし、『不出来を他人に助けてもらえず壊れていったからだ』と言うけれどこの矢晴の話は「四階がクソになったのは周囲のせい」にも聞こえるし、「自分の中に壊れた車があることは自分自身では気付けない」という話であるから、引き合いに出された四階が可哀想な気分になるのは今も変わらない……。(余談) 望海可純の担当の桜木は、古参編集ということでずっとA誌にいるんだろうな、という感じだし、古印葵のA誌での連載時にはもう望海可純の担当。【第6話】で四階のことを「扱い...

愛の欲求

 『食う寝ると同質の欲求の合致が世間の言う両想いってやつなんだよ』と矢晴は言うけれど、その欲求がなんなのか、を矢晴ははっきりと明示してはくれないから、結局いったいなんなのさ! と悶々としてしまう。 だって、純のランキングの4位に「射精」と書かれていて、それは純にとっては1位の「漫画を考える」よりは低い順位になっているけれど、価値が低いかどうかは矢晴の勝手な判断に過ぎないし、純は「自分が射精すること」については好きなこと・幸せなこととしてランキングに入れているけれど、それが「矢晴との性行為による」とも書いていなくて、「矢晴と肉体的に愛し合うこと」が4位というわけでもないじゃないか! と、純に対しても矢晴に対してもプンスカしてしまう。 はっきりしてくれ! と叫びたいのだけども、そのうちはっきりするんだろうなと期待はしている。 矢晴にとっては「性欲を満たす肉体的な性行為」であろうかな、と思えるけども、純はいまのところ性処理としての自慰行為はやれてそうだけど、三次元に欲情はしない・したことがないと頑なな感じがあって、矢晴と性行為に及んだとしても絶頂しないとかなんとかいじけた雰囲気を醸し出し、とりあえず性行為に及んでみたけど失敗しましたって感じではないのが、ムカつく。 矢晴自身は、性と愛が直結しているその思考をどうにかしないと純の愛を受け取れそうにない。けど分離したところで純が相手では性的な満足を得られないかもしれなくて、それはそれで辛そうだなあ、と思うんだけど、矢晴はいったいなにを求めているんだろう……? というのは甚だ疑問。 ふたりが求めている愛の欲求は、矢晴は性欲込みの“love”で、純は“affection”なのであろうかな、と、愛の欲求を解説しているページを読みながら思った。 BL的に話が早くて滅法助かるんだけど、矢晴、なんで純のこと性的に好きになったの……? とか疑問が生まれつつあるんだけども、そもそも、矢晴は純のことを「矢晴を性的に好きだから世話を焼こうとしてくる人間」として認識してるから世話になるからにはそれに応えなければならない、みたいな気持ちが意識にない部分で蔓延ってたりする……? みたいな気分になってきて、矢晴の言った『言われて従って思い込んで成立する? そんなものなわけあるか』ってブーメラン……? みたいな気分になってきてしまって、どんどんとっ...

才能

 矢晴は「漫画を描くしか能がない」のか「漫画の才がある」のか、とかほんわか考えていて、言葉の使い方でずいぶんと印象が変わってしまうなあ、というのを考えたりもしていた。 矢晴は漫画を描く才能がある。純も『矢晴は漫画描いて正解だよ』まで言うし、『古印葵先生は天才だ』って言うし。 ただ、その才能を活かせるかどうかってのは、その才能が求められている場にたどり着けるか、見出してもらえるか、みたいな巡り合わせが必要で、見つけてもらえなかったりすれば埋もれるだけになっちゃうよなあ、と思える。 矢晴はA誌に自分で月例賞に応募したり持ち込みしたりで、良い担当さんがついてデビューできてそれなりに漫画家として活動できてと、かなり良いスタートだったと思うんだけど。 矢晴がB誌から声かけられて行っちゃったのは、「漫画家として求められた」という気持ちはありそうだなあ、と思える。でもB誌が矢晴に声かけたのってば、矢晴の漫画をB誌に載せたくて、ってよりは、賞とった作家だからとりあえず囲っとこ、くらいな感じもするし、矢晴の漫画や矢晴の才能を認めて求めて、じゃなかったから、矢晴が悲惨な目に遭っちゃったってのが、ひどすぎだよなあ……、とB誌を恨んでしまう。 漫画家として認められたい、求められたいってのは「承認欲求」になるのだろうけど、(“承認欲求”という語が巷でちょいちょい、悪しきモノみたいに扱われてたり、侮蔑語として機能していたりが不快なんだけども)、自分の描いた漫画がそのまま受け入れられる・求められるというのは、自分自身がこのままで良い、という承認であろうから、自己肯定を育むのに必要だろうなあと思う。 ただ、他人に求められない・認められないから自分には価値がない、という思考に行くのは本末転倒、みたいに思えるんだけども。 矢晴はいまのところ、自己肯定できてなくて自分を無価値だと思っているから、純からどれだけ褒められても世話されても自己肯定が戻らないのが、がんばってる純が不憫だなあ、という気分になる。けど、まだたった1ヵ月半だし、1年経ってもそんなにメンタル変わんないし。 矢晴が漫画を描きたい、って思えて、漫画を描き始めて、なにかしら漫画を発表して、矢晴の漫画を面白いとか良いとかの大衆からの評価があって、やっとこ矢晴の承認欲求が満たされ始めて自己肯定の再建に繋がっていくんだろうなあ〜とは思うんだ...

超人

 スーパーマン。超人。 矢晴は純のことをスーパーマンと言うし、自分も過去はスーパーマンだった、と言うから、この“スーパーマン”は純と矢晴の共通項である「漫画を描くことに夢中になれる人」ということにはなりそうだけど、なんだか違うような気もする。 スーパーマンを超人、と言い換えると、純の寝室にある『〜かく語りき』で語られているらしい“超人”を示しそうで、純は“超人”なのだというのにも肯ける感じがする。 あと、純は、生理的欲求から自己実現欲求まですべての欲求が満たされていて、次の段階の欲求を求める“超人”になっているとも思える。自己超越の段階だと「自我を忘れて見返りを求めずに、ただただ目的の遂行に没頭する」らしいのだけども、純が矢晴を助けようとすること、生かそうとすることは、この状態に当てはまっているような気がする。 でも、純は矢晴と両想いになりたい自我が出てるから、そこまで自我を忘れているわけでもないような、と思うと、純がかわいい。純が矢晴を助けたいのはエゴなんだよなあ。 ただ、マズローの言うところの「自己超越者」の特徴は、純よりも矢晴のほうに当てはまる項目が多いように思う。 古印葵の漫画は、自己超越者である福田矢晴の思考のエッセンスの結晶なのだとすれば、純がこんなにも心惹かれてしまうのも致し方ないのだろうな、とも思える。 そしてまた自己超越の段階は悟りの段階にも近いらしくて、作者さんが矢晴のことを『悟り風を吹かせている』(SNSにて)と表現するのにも納得がいってしまう。 矢晴ったら人間的にわりとクズだけど人間的に超越して悟ってる感じはあるよなあ、とそしてまた純よりも上等な人間であろうとする・見せようとする感じが『悟り風を吹かせている』のだろうなと思うと、矢晴という人間がとても愛おしい。 【第18話】の『汚い思想が止まらない人間は何度死んでも蓮華座に乗れそうにない』というモノローグが好きで、1記事使ってじっくり考えたいけどいまいちまとまらないから、とりあえずここに書いてしまう。矢晴はけっこう自分で賄える範囲でささやかにおだやかに人として真っ当に生きていたい、みたいな理想がありそうだなあ、というのをこのモノローグからも感じる。 漫画だけに集中できていた頃の矢晴は、さして贅沢するでもなく基本的な生活ができるだけの稼ぎを漫画で生み出せていて(社会的欲求)、衣食住に困る...

涙のなかに

 【第21話】で担当の菊池に謝られて、こぼれる涙のなかになにかが映り込んでいるのだけども、なんだろうなあ、とずっと考えていたりする。 缶が2つ見えてて、大きい缶の上にはつけペンがあるように見える。その上の縁のほうには顔が見えるような気がするのだけど、誰の顔なのかはわからない。憑き物の顔かもしれない。 真ん中にあるのは手なのか足なのか、よくわからないけど、身体の部位のようにも見えるし、矢晴のゴミ屋敷のゴミのようにも見える。 缶はアルコールだろうし、つけペンは漫画だろうし、その上の恐ろしげな顔は矢晴が作り出した漫画を否定するモノなのかもしれないな、と思える。 そんなものを内包した涙が、落ちて弾けて、放心状態になる矢晴、というこの一連のシーンはとても好きだなあ、と。放心状態の矢晴をしっかり見てくれてる純が好きだなあと。 矢晴は服装髪型もあいまってえらいかわいいし、目の下のクマも前に比べてうすくなってるし、やつれた感じもなくなって血色良くなって、肉体的にも元気になりつつあるところ、思いがけない話の流れで心のなかも洗われた感じで。 純は自分のやらかしたことの確認とかだったろうけども、この会合をセッティングしてくれて矢晴にとってとても良い方向へ運ばれて。これも純の強運だろうかしら? いやはやもう次の話が待ち遠しいわぁ〜〜〜と、思いつつ、のんびり待つ態勢を整えようとしているところ。はぁ〜〜テキストで30キロバイト……恐ろしい分量。楽しみ〜〜〜。

くたくたもっさり

 【第20話】の脱稿後に担当からの食事の誘いを受けている純の、へそ出しの、体掻きながら、目元はがっつりクマあるししょぼしょぼだし、って感じの、ついぞ、普段の純の様子からは想像つかないもっさり加減が、かわいい。 この日は原稿徹夜で上げた感じなんだろうかなあ。 【第9話】で『夜更かしや徹夜してたら漫画描けませんからね』とか言っちゃってた子がここずっと、夜更かしで原稿描いてて、たぶん傷心抱えながらがんばって間に合わせるために徹夜したんだろうなあ、って感じがして。 こんなに疲れてるのに出かけてしまうのは、傷心で誰かに話したい気分だったりしたのかしらん? とも思える。振られた気分でいるから、振ってきた人と一緒にいるのも辛かったりしたかしらん。 飲みに誘われてるから電車で行動してるのは、よかった。この状態で運転してたら事故っててもおかしくなさそうな雰囲気はある。とはいえ、純はそこらへんしっかりしてそうだから、徹夜明けで車って選択肢はなさそう。 矢晴のアパートを徹夜で掃除した時にも目元にクマがあるっぽい感じはあったけども、やっぱり原稿遅れまくりで連日夜更し徹夜でみたいな蓄積があるとこんなにくっきりクマが出てしまうのだなあ、と。密かに矢晴とお揃い、なんて喜んでたりしないかと思ってしまうけども、お揃いって喜んでるのは私。 ここ3回くらい原稿遅れ気味で、どうにかこうにか間に合わせて、原稿落とすことはないって宣言通りにはなってるけど、矢晴と暮らし始めて純自身の生活が変わったことで、原稿に充てる時間が変わって、で、今回、さらに傷心で、というのが重なると、原稿落とさず間に合った、はいいけども、その内容は、その絵は、大丈夫なのかしら? とちょっと心配。 今回の原稿が雑誌に載るのは年末か年明けかわかんないけども、あまりに荒れた絵でネットでなんだかんだ好き勝手言われたりしない? だいじょうぶ? とか思ったりして。絵が荒くなってたとしてそれ矢晴に見られたら、矢晴ったら気に病んだりしそうじゃない? だいじょうぶ? とも思ったりして。 そういうふたりの悶着が見たいだけなんだけども。 原稿やって疲れたよーって矢晴で充電する感じの純も見たーい。

こたつ

 純の家のリビングダイニングの使い方がえらいことせせこましいなあ、と思っていたりするのだけども。 コタツからテレビが見にくいなと思ったり。純の身長・座高であればコタツからもテレビが見えるのかもしれないけれど、矢晴からはソファーとクッションに阻まれてテレビの下半分が見えないんじゃないかと思ったりする。 純の家は床暖房とかで家全体があったかいのかな? とか思っていたけど、コタツの下にはホットカーペットが敷いてあるし、ダイニングテーブルやソファーのところにもカーペットが敷いてあるから、床暖房ではないのかもしれない。とすると、あの階段で180分とかむちゃくちゃ寒くて辛いんだけども……。 コタツの下にホットカーペットが敷いてあるから、コタツに熱源があるのかどうかはわかんないなあ、という気がする。ホットカーペットであっためた空気を逃さないだけのこたつ布団の可能性もあるし。 純の家のコタツがかなり大きいのが気にはなっていたけど、矢晴がコタツで横になっているのを見たら、純もコタツで横になるためにあの大きさのコタツにしているのかもしれないな、と思ったりするのだけど、あんなオシャレさんがコタツでごろごろしてるところは若干想像できない。純が短辺で座って足を伸ばすと向こう側にはみ出してしまうのだからいまいちコタツの意味がない感じがして微笑ましかった。横になるってことはしなくても、コタツのなかで足を伸ばすためにはあの大きさが必要なのね。 あの家具配置のせせこましい感じはなにかしらの貧乏性だったりとか空白恐怖症みたいなもんだったりするのかしらん? 

 矢晴の脳みそについて、つらつら考えながら、まだ19話〜の写経すら終わっていないけども、これまで「脳」とか「脳みそ」とかどんな感じだったっけ、とテキスト検索しててふと、【第13話・後編】の純の『脳は自分の行動に後から理由付けする性質があるって本に書いてありましたし』という台詞で、【第6話】の純の『これは慈愛』ったらそれはそれは後付けだったのだろうなあ、と思ったり。 純にとっては“性愛”は理解できないもので、愛情深い行動、として思い出すのは父親とその友人の“友情”“愛情”になるのだろうけど、純の話を聞く分には、その思い出すら純のなかで歪んでるんじゃないかなあ? というか、あのエピソードの感じだとやっぱり純は「父親の友人が約束を守らなかった」とかなりのわだかまりをもっていそうな気がするんだけどなぁ……。そこらへんも記憶なり感情なりを改変して「あれは慈愛」と思い込むことでどうにか保っているのかなー。 矢晴自身はうつによって脳の構造が変わってしまった、という感じがあるんだけども、純はそもそも脳に対する認識が不思議な感じがしてしまうのは【第16話】の『生まれた時人は服を着ていなかったように』『思考も言葉を持たずに生まれそして言葉を選んで着る』『人間の脳はそういうものだと思う』という考え方から。 純は矢晴の、というか古印葵の言葉を着たい、と言うけれど、純は矢晴は誰の言葉を着ていると思っているのか聞いてみたい。純にとっては古印葵が言葉の祖みたいになってるような気がするけど。 矢晴が『ろくでもない脳みそ』とか『私の脳がだめなせいだよ』とか言っているから、純も【第21話】で『ほら君脳みそのせいでなにが好きなのか分からない状態だろ』となんだか矢晴のことをよく理解ってくれているようなことを言ってくれるのかなあ、と思うんだけど。 ただ、果たしてあのランキングが「苦痛のないもの」しか書いてないのかどうかはわからない気がする。あの時の矢晴の表情も気になるし。 それにしても、あんな女性陣の前で完全なふたりの世界をつくって、純はわざとなのか無意識なのか。どうなんだろう。

間取りを考えるパート10

 純の家の階段ってどんな感じなんだろうかな……と、間取りを考えながら考えるんだけども、【第12話】で矢晴がトタトタと可愛らしく降りてくる感じからすると踊り場はあるっぽい感じはするし、確実に曲がってるはずだから階段横の部屋は階段下になって天井が斜めになるんじゃないかとは思うんだけども、よくわからない。 2階に上がって、けっこう廊下が多いんだけど、2階の配置が謎すぎて階段の出口がどっちの方向を向いているのか……。純の家の1階はかなり天井が高い気がするのと、踊り場の位置と考えると、もしかして3段階で折れている可能性……? とかも考えたりする。間取り作成サイトにはそんな階段はないからどうやって表現しようかと悩みつつ。 3段階で折れていて、階段の出口が西に向かっていると、そこからまっすぐ行って純の部屋、途中で曲がって仕事部屋方面、仕事部屋の向こう側に廊下を挟んで和室と繋がった洋室、みたいには考えられる。そうすると前に作った間取り図そこまで変更しないで済むかもなあ、と考え始めた。 ルーフバルコニー側から見ると、1階に比べて2階部分が狭いんだけど、その狭さに対応するにどういう部屋配置になるのかがよくわからなくて、悩む。矢晴はどんなふうに純の家を探検したのかが知りたくてしょうがない。

 作中、純と矢晴の同居開始が2021年(去年)で、同居してから1年後に矢晴が漫画を描きあげて純に見せる。 リアル時間で考えると、……あれ、もしかしたら、もうそのイベント終わっているんでは……? とはたと気づいた。 作中ではあと10ヶ月とちょっとくらいかかるんだけども。同居開始からぴったり1年後ということでもないだろうけども。2年ぶり、という言葉からだと、最後に漫画を描いたのは初の連載の4話目になるのだから、夏かもしれない……でも服装は秋〜冬っぽいからざっくり2年ぶり、同居1年後くらい。その日の話を早く読みたいけども、矢晴が漫画を描き始めるまで、描いてる間を余すところなく見たい気持ちもある。 純と同居してちゃんと生活して体調が整いだしてからの矢晴は、今のところで描かれている1ヶ月半でずいぶんと落ち着いてきている感じで、よかったなあ、よかったなあ、と思う。 なによりアルコールが欲しくて、同居翌日に料理酒、みりんに手を出して、同居4日目にはマウスウォッシュまで飲み、この酒席の半月ほど前には純への気持ちから逃げ出してスリップしたような矢晴が、酒を目の前にして、酒を飲んで気持ち良くなっている人を見て、アルコールが欲しいという素振りを見せないのだから、ほんとに矢晴にとってアルコールは逃避先であったのだなあ、と。アルコールで酩酊する気持ちよさに依存するというよりは、思考から逃げ出したいだけのもので。 普段からやけ酒的に飲み続けてのアル中になってしまったのかと考えると、純と楽しいお酒を飲んでほしくもあり。陽気に饒舌に話す矢晴とはもう純は会えないのだなあ、と思うと、【第19話】冒頭の純が担当にしていた話を思い出す。 アルコールを飲んで饒舌な矢晴の話を聞きたいからといって純は矢晴に酒を飲ませるなんてことはしないだろうなと安心もする。 それはそれとして、純と矢晴で正月気分にひたるために、純には矢晴のために麹からつくる甘酒を用意してあげてほしかったりしている。アルコールではないし、栄養価も高く矢晴向けではあるし。 今後、矢晴がスリップしてしまうことはあるのかどうか、と思うと、なにかしらありそうで色んなパターンを考えてしまう。純がお返しに描いてきた漫画読んで打ちのめされて飲んでしまうパターンはあるのかどうかと、ドキドキしてしまう。 純が矢晴のことを不安にさせなかったら、そんなに酒に逃...

ざっくりまとめ

 頭のなかがぼんやりしているので、ぼんやりざっくりで出会いの日から同居生活をまとめてみた(前に作ってた表に追記した)。 カレンダー式のほうが見やすいけど、話数入れたのもやっぱり欲しいなと。ただけっこう抜けがありそうな気がしている。 (感想も書きたいし、二次創作も書きたいし、で頭がそっちに持っていかれているので、わりと間に合わせな感じではある) 同居生活 矢晴視点 純視点 11/3 編集部で純と矢晴が出会う。純が四階をやり込める。散歩する。居酒屋で食事する。泥酔した矢晴を送り届ける。矢晴のアパートを徹夜で掃除する。 第2話、第3話、第4話、第7話 第6話、 第13話前編 11/4 缶ビンゴミの日。純が矢晴に同居を持ちかける。 第7話 第6話、 第13話前編 11/5 純が再訪。矢晴に同居を説得する。純の家の風呂を借りる。 第7話、第8話 第13話前編 11/6 11/7 11/8 11/9 11/10 11/11 1日目 転居初日。睡眠薬を多めに飲む。 第8話、第9話 第13話前編 11/12 2日目 味醂・料理酒。通院予定を聞く。 第10話 第13話前編 11/13 3日目 この日も捨てた。療養計画 第10話 第13話前編 11/14 4日目 マウスウォッシュ 第10話 第13話前編・後編 11/15 5日目 ネームを見る「まだ古印葵は死んでない」 第10話 第13話後編 11/16 6日目 思考の共有。敬語をやめる。 第11話、第12話 第13話後編 11/17 7日目 温室で朝食。赤子のように世話された 第1話、第12話 11/18 8日目 11/19 9日目 11/20 10日目 11/21 11日目 11/22 12日目 11/23 13日目 11/24 14日目 人間ドック 第13話後編 11/25 15日目 11/26 16日目 11/27 17日目 11/28 18日目 11/29 19日目 11/30 20日目 12/1 21日目 「相互理解」の話。「固い瓶のフタ」 第13話後編 12/2 22日目 ※部屋を荒らす。病気の話、価値暴落 第12話 第13話前編 12/3 23日目 12/4 24日目 ※矢晴の病院、断酒を褒められた。 第13話後編 12/5 25日目 12/6 26日目 12/7 27日目 12/8 28日目 12/9 29日目...

運動

 【第18話】の表紙で病院で検査されて『つまり――』『運動しろって話だったね』と言っていたから、それ以来なにかしら運動しているのかしら? と気になってみたり。 でも、それより先に、あのデカデカとしたキスマークをつけた状態で、『色んな病院でめちゃくちゃ検査した』のが気になる……。あまりのでかさに、血液系の病気疑われたりせんか……? 大丈夫だったか……? 矢晴のその表情は「運動がイヤ」とかじゃなくて、病院で色んな人にキスマーク見られた……、とかだったりするのか? とかも思ったりした。 運動。 純はスポーツも好きそうで、ランキングにも『9位 天気のいい日のランニング、散歩』と書くくらいだし、コーヒー飲みながらストレッチしたりと、矢晴に運動を教えることもできそうなんだけど、矢晴の現状の体力のなさって感じからは、矢晴のできる運動は「散歩」くらいなのかしら? とは思う。 矢晴がひとりで散歩に行くのか、矢晴がついうっかりコンビニに吸い込まれたりしないように純も同行するのか。 純も一緒に散歩に出かけているとすれば、昼間の比較的暖かい時間帯に30分〜1時間くらい散歩してるのかなーみたいには思う。ここでも昼間の仕事時間が削られているということに……。 あの広い家のなかをちょいちょい歩いて、1階と2階とを行き来するだけでもけっこういい運動にはなりそうだなあ、と思うから、矢晴はあの夜以降ずっと純の寝室で純のベッドで純と一緒に寝てるんだろうなと思いたいんだけど。 いっそのこと矢晴は純のベッドで純と一緒に“夜の運動”をしたら運動できて満足できて一石二鳥みたいなもんじゃないのか、とか思い始める。 とはいえ、矢晴の体のかたさを考えると、体位も限られそうだなあ……と思うけど、まあそもそも純がなあ……どうなんだろうなあ……。 ベッドで寝る前に純にストレッチ教えてもらったりマッサージしてもらったりで軽く運動しつつ体ほぐしつつ、ふれあいつつ。そのうち盛り上がってどうこうしてくれてもいいなと、思う。 純にいいように攻めたてられてトロトロなのに挿入はなしとかでもいいじゃん。ストレッチとかマッサージとかで際どいところ触られるのになにもされなくて悶々とする矢晴とかもいいじゃん。 とかなんとか、本業作品の先読みのあまりのエロさ加減に、純と矢晴もぜひ! どうにか! という思いが滾る。

食う寝ると快感

 だから純も矢晴もとっちらかってるというに。なんだもう、きっちりすり合わせぇ。 食う寝ると同質の。といったところで、純も矢晴もそこからしてなんか基準が違ってる気がするんだよなあーーーー! と、やっぱりずっと悩まされる。 食う寝ると同質の、それをしないと死んでしまうような“欲求”がどうのと言っている気はするんだけども、ふたりともそれぞれ、「最高の快楽・快感」の話をしている気もして。 いや、なんだ、食う寝るの欲求に快楽はねえだろ、と思ってしまう。 極限状態でも食わねば死ぬし、寝なければ死ぬんだから、なにかで腹を満たしたい、立ったままでも眠りたい、までいくようなものだよねえ? これは体が自動的に欲求するものだけど、純の「創作意欲」も矢晴の「性欲」も、体が、というよりも心が求めるものだと思うし。「快楽・快感」の時点で“生存”には必要のない娯楽にも寄る。 美味しいものを食べたいとか健康で長生きできるように栄養バランスに富んだものを食べたい、ふかふかベッドで眠りたいとかの付加価値をつければ、「快楽・快感」方面に寄ると思うけども。 あのランキング自体が「それぞれの三大欲求を書き出そう!」って話ではないので、そこから相手の三大欲求がどのようになっているか、みたいのを見出そうとするのがそもそもおかしな話なんだよ、矢晴! 食う寝るにしたって、価値観のすり合わせ方面で考えるなら、「なんでもいいから金をかけずに腹を満たせればいい」VS「多少値が張っても美味しいものを食べたい」だとか、「寝るなら畳に布団」VS「ふかふかベッド」の対立をどう折り合いをつけるかすり合わせるか、みたいな話だろうがよ、ぷんすか。 君たち、ふたりして創作してないと心が死ぬみたいな人たちで、矢晴は現に創作できなくなって心が死んでるわけじゃんか。 矢晴は創作方面の欲求を出せないから、別方面でなにかしら欲求を出さなきゃいけなくて性欲方面に強く出てる気がするけど、性交渉で最高の快感を得たいとかじゃなくて、「人に求められて、人と触れ合って安心したい」ってだけな気がするし。 純は矢晴の求める性的接触について「自分にはできないことを矢晴に求められている」と思ってそうだし。 もういいから、純は「矢晴が好きだよ」って抱きしめてやってくれ! それだけでいいんだ!

身長比較パート2

イメージ
 以前に 身長比較 していたけども、確定情報が出たので、改めて記録として。 純の身長は185センチ。矢晴の身長は162〜3センチ、ということなので、162.5センチで設定。 身長差は、22センチくらい。頭一つ分よりちょっと少なめくらいな感じ。 立った時、座った時には必ず見上げるこの感じ。肩位置の差とか、やっぱり素敵な身長差。 あと体重とかバストサイズとか知りたい感じ。 純は比較的太ってもなく痩せてもなくの適正体重っぽくはあるけど……と思うと、75.3キロくらいになるのかしらん。中性脂肪は高めらしいし、食べるの好きだからもうちょっとあるかもだけども、80キロまではいかなそう、かな? 85キロくらいまでは肥満ではないらしいけども、スタイルいいし、そこまではいかなそう。 矢晴は身長に対しての適正体重は58.5キロということだけども、あんだけガリガリな感じだと、50キロもなさそうで。45キロもあるのかどうか……と不安になる。 と、そういえば前に 体重 も考えてたなと見てみたら、身長だけで体重はずいぶん変わるものなのね、と思った。 そしてまた、やっぱり純には矢晴を高い高いしてほしいし、お姫様抱っこしてほしいしお米様抱っこしてほしい。 純がもし190だったら服とかけっこう買えるところが限られそうな気はしていたけど、185ならそんなに苦労しなさそうだなと一安心してみたり。 あの会食時に矢晴の着ていたニットはやっぱり純のものっぽいよね! と確信を強めてみたりした。

純にとっての漫画と矢晴

 純にとっての漫画は『どんなに気持ち良くても漫画は私しか救わない無能の紙屑だし』と言うけれど、「救う」のレベルがよくわからない。 純にとって漫画を描く(考える)という行為は、『脳からヤバイものがドバドバでてきて』『脳みそが止まらない感じです』と言うくらい「自分だけが気持ちいいもの」と思っている感じなので、「無能の紙屑」という言葉が出るのだろうな、とは思える。 経済効果やエンタメとしての読者の楽しみ、なんてものは一切考えていない感じ。 そもそもの会話のとっかかりとして、悪魔の選択(漫画か矢晴か)ではあるから、「人命>漫画(自分だけの快感)」という状態にはなってしまっているけれど。 純から漫画を取り上げてしまったら、そもそも、矢晴に惹かれることがない。 漫画ありきの関係だということを純が失念しているのは、すでに漫画を超えて矢晴を大事に思っているからかしら〜? と思ったりする。 「人として、人命第一」のようには言うけれど、「上薗純として、矢晴第一」でしかないので、矢晴のこと好きすぎじゃない? と歓喜する。 「漫画がどれだけ気持ち良くても、矢晴の話を聞きに行く」と命が脅かされているわけでもない場面で矢晴を優先しているということを純はわかっていないのかどうなのか。担当はズバリと『つまり先生は漫画よりもおじいちゃんを優先してる優しいおじいちゃん子ってことでしょ〜? 今回原稿が遅れた原因もそう!』と言い当てているのだから素直にそうなんだ、と受け取ってくれればいいものを。 結局のところ、純は矢晴に振られた原因として、「自分が漫画を作ることが大好きで、3次元に欲情しないから、矢晴とエッチできなくて矢晴の性欲を満たせない」自分が悪い、的な思考に陥っている感じがするわけで。 すでに振られた気持ち(両想いにはなれない)で言っているから、矢晴と自分が幸せラブラブになる現状や未来が思い浮かばないけど、矢晴の命だけは永らえさせたい、暖かい場所で死んでほしい、という思いが強すぎるのだろうけども。 漫画がなければ出会わなかったふたりではあるし、純に漫画があるから維持できる生活でもあるし、漫画より性交渉が気持ちいいかどうかなんてのは別問題なんだけどなあ〜と思いつつ、今後の純がどんだけ矢晴が好きなのかをどうアピールしていくのかを楽しみにしたい。

欲求

 欲求とはなんぞや……と、えらいこと悩まされる。 三大欲求というと、「食欲、睡眠欲、性欲」とあったり、「食欲、睡眠欲、排泄欲」とあったり。 後者の場合、欲求するまでもなく体が自動的に摂取(食事・睡眠)しようとしたり排泄(大小、精)しようとしたりで、果たしてそれは「欲求」なのか……? とまで思う。禁止された場合には死に直結するから、死にたくない場合にはかなり激しく欲求するとは思うけど。 純のランキングでは、後者は網羅されている。「4位排泄、5位食事、7位睡眠」となるけども、純にとっては5位・7位は付加価値のほうが大事っぽい。「4位性欲」と解釈すれば、前者の三大欲求も網羅されていることにはなる。矢晴のランキングでは「1位睡眠」になるかと思うが、矢晴にとってもこのランキングでは「欲求」を書いたわけではないから、睡眠欲がどうのという話でもない。 そもそも、「それぞれの幸せなこと・好きなこと」を書き出すという、個人の趣味嗜好を見せ合おうという話を、何故、「人間の根源的な欲求」の話にすり替えたんだ、こんちくしょう! と思っているので、純も矢晴も、もっとちゃんと話し合いなさい。 純は『空腹になっても食べる理由を探すのか? 探さないだろ?』と言うけれど、それに対して矢晴の言った『けど他人や貧乏からその動機を剥がされる時が来る』がちょうど答えになっているような気がしている。 「空腹になればなにかを食べて腹を満たしたい」けれど「貧乏ゆえに食料を手に入れられない」ことがある、結果、「食べたくても食べられない」状態になる。裕福で衣食住に満たされているお前にはわからないし、みんながみんなお前みたいに裕福じゃないんだ、という形に組み替えてみれば、それなりにわかるような……という感じで理解はしていたのだけど。 純の場合、三大欲求は満たすまでもなく満たされているので、さらに高次の欲求を求めて満たす段階にあるかと思う。矢晴は現状、純に養われて惰性で生きているようなものだから、欲求によって生きてないし、かろうじて生まれている欲求は性欲だけかもな、という感じはする。 でもやっぱり、このランキング、それぞれの「欲求」がどうこうの話じゃないからなあ……。矢晴ったら、純の「好き」に自分の名前入ってないのが嫌だったんでしょ! もう! でも矢晴も純の名前入れてないじゃん! 純の目的としては、『私は今の生活...

 純と矢晴の食生活がどんな感じなのかなーというのが気になる。 純が振られたと思っている日はアジフライを食べていて、同居初日は唐揚げかしら? 矢晴が純の「好きな人を集めて暮らすのが夢」っての聞いちゃった日は、貝の入った炒めものっぽく。蟹の茶碗蒸し食べさせてもらったり……、というのを考えると、揚げ物や海鮮系が多いのかしら? という感じがする。肉料理よりも魚料理のほうが多く出るのは純の好みなのか、矢晴の好みなのか、矢晴の体のためなのか。 純がクロッキーにちらっと描いていて、矢晴は出汁巻玉子が好きっぽいけど。 編集の女性陣との会食時には『特に食べられない魚ないよね?』と確認するくらいだから純は矢晴の好みや好き嫌い、アレルギーとかまでを把握しているわけではないのだろうな、とも思えるけど、矢晴にメニューを見せる素振りをして、最初から寿司盛りを頼むつもりだったようにも見え。 この居酒屋は魚が売りのところなのかなー、普段家じゃお寿司食べれないからせっかくだし、でお寿司を最初から注文するつもりだったのかな、純。 純は矢晴が最初に遊びに来た(風呂を借りに来た)日にはピザのデリバリーを頼んでいるんだから純自身が出前がイヤ、とかもなさそうだけど、寿司の出前でも、とか矢晴に言うと「そんな贅沢……」って断られたりしてるんだろうか? とか妄想が広がる。 毎日ご飯一緒に食べてて、魚料理のときは反応がいいぞ、とか観察してたりするのかなー、純。 それにしても4年ぶりの寿司、おいしくってよかったね、矢晴。

映画

 純が矢晴のことを『映画の中のモーガン・フリーマンみたいな人です』と言ったり、純と矢晴が初めて会った日の居酒屋で映画の話をしたり、純が矢晴にサブスクで映画でもとすすめていたり、【第1話】でも『まあ漫画なんてただの娯楽だし』『私だって見て楽しんだのにタイトルを思いだせない映画が山ほどあるそりゃそうだ』とモノローグで語っていたりと、折々、「映画」が出てくるのだけども特に具体的にこの映画に絡めて、というのはない感じかな。 純が言う『映画の中の〜』というのはもしかしたら特定の映画を指しているのかもしれないなと思ったりもするけれど、よくわからない。映画での役どころなどの話かもしれない。担当は『モーガン・フリーマンつったらだいたい迷える若者に人生のなんぞやを教え導く役でしょ その人 情緒は逆モーガンじゃないスか』と言っていたから、純が矢晴をたとえたのもその教え導く人、というあたりなのかもしれないな、とは思う。 純と矢晴が居酒屋で話していた映画は実際にある映画なのかどうか、気になるけども、いまのところ、特定されている感じはないから、純と矢晴の世界にだけある映画なのかもしれないな、と思ったりする。 純は古印葵の漫画を『絵が映画みたいでページ全体のデザインがセンスあって〜』と褒めるし、矢晴は『純さんや私みたいな人間が評価するのは映画的な…言葉であまり説明しないタイプの作品だと思いますが』と、ふたりの感性は映画や絵に寄っていることを説明してくれたりしている。 とはいえ、純の漫画は比較的言葉で説明するタイプらしいから、映画的ではないということになるのかしらん。 ふたりとも、映画を見るのは好きそうだから、矢晴もわりかし元気になってきたことだし、ふたりで純のどでかいテレビでソファーで寛いで、映画見てほしいなあ。

売れたいのかどうか

 そりゃあ売れるに越したことはないんだろうけど。 矢晴は自分の表現そのままの漫画が大衆に求められて、結果売れる、というのを求めている気はする。というか、売れ線で描こうとして描けなくなったんだから、他人の流行に乗った売れる漫画は目指せない。 以前に書いていた記事 で「純自身が「チョロい世の中相手に売れるメソッドだけ詰め込んだ、低俗な漫画を描いている」という自覚があるからかもなあ? とも思えて、」と書いていたけども、矢晴が純のことを、そんな感じに考えて見下しているらしい。 純自身は、自分の漫画が理想とする漫画とは遠いながらも、漫画を作ることが好きで、描いた漫画が大衆に求められて、売れっ子になって、金持ちになっているのだから、矢晴が自分がそうなりたい理想とする売れる漫画家像そのままということにはなる。 漫画が好きで、好きで描いた漫画が売れて、生活が成り立つ。そうなりたかったのに、B誌に移ってからは掲載すらされず、A誌に戻ってからは漫画を描くこと自体が苦痛になり。 いやもう、矢晴……、なんでB誌に行っちゃったのよ…………。