食う寝ると快感

 だから純も矢晴もとっちらかってるというに。なんだもう、きっちりすり合わせぇ。

食う寝ると同質の。といったところで、純も矢晴もそこからしてなんか基準が違ってる気がするんだよなあーーーー!

と、やっぱりずっと悩まされる。

食う寝ると同質の、それをしないと死んでしまうような“欲求”がどうのと言っている気はするんだけども、ふたりともそれぞれ、「最高の快楽・快感」の話をしている気もして。

いや、なんだ、食う寝るの欲求に快楽はねえだろ、と思ってしまう。

極限状態でも食わねば死ぬし、寝なければ死ぬんだから、なにかで腹を満たしたい、立ったままでも眠りたい、までいくようなものだよねえ? これは体が自動的に欲求するものだけど、純の「創作意欲」も矢晴の「性欲」も、体が、というよりも心が求めるものだと思うし。「快楽・快感」の時点で“生存”には必要のない娯楽にも寄る。

美味しいものを食べたいとか健康で長生きできるように栄養バランスに富んだものを食べたい、ふかふかベッドで眠りたいとかの付加価値をつければ、「快楽・快感」方面に寄ると思うけども。

あのランキング自体が「それぞれの三大欲求を書き出そう!」って話ではないので、そこから相手の三大欲求がどのようになっているか、みたいのを見出そうとするのがそもそもおかしな話なんだよ、矢晴!

食う寝るにしたって、価値観のすり合わせ方面で考えるなら、「なんでもいいから金をかけずに腹を満たせればいい」VS「多少値が張っても美味しいものを食べたい」だとか、「寝るなら畳に布団」VS「ふかふかベッド」の対立をどう折り合いをつけるかすり合わせるか、みたいな話だろうがよ、ぷんすか。


君たち、ふたりして創作してないと心が死ぬみたいな人たちで、矢晴は現に創作できなくなって心が死んでるわけじゃんか。

矢晴は創作方面の欲求を出せないから、別方面でなにかしら欲求を出さなきゃいけなくて性欲方面に強く出てる気がするけど、性交渉で最高の快感を得たいとかじゃなくて、「人に求められて、人と触れ合って安心したい」ってだけな気がするし。

純は矢晴の求める性的接触について「自分にはできないことを矢晴に求められている」と思ってそうだし。

もういいから、純は「矢晴が好きだよ」って抱きしめてやってくれ! それだけでいいんだ!


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