売れたいのかどうか
そりゃあ売れるに越したことはないんだろうけど。
矢晴は自分の表現そのままの漫画が大衆に求められて、結果売れる、というのを求めている気はする。というか、売れ線で描こうとして描けなくなったんだから、他人の流行に乗った売れる漫画は目指せない。
以前に書いていた記事で「純自身が「チョロい世の中相手に売れるメソッドだけ詰め込んだ、低俗な漫画を描いている」という自覚があるからかもなあ? とも思えて、」と書いていたけども、矢晴が純のことを、そんな感じに考えて見下しているらしい。
純自身は、自分の漫画が理想とする漫画とは遠いながらも、漫画を作ることが好きで、描いた漫画が大衆に求められて、売れっ子になって、金持ちになっているのだから、矢晴が自分がそうなりたい理想とする売れる漫画家像そのままということにはなる。
漫画が好きで、好きで描いた漫画が売れて、生活が成り立つ。そうなりたかったのに、B誌に移ってからは掲載すらされず、A誌に戻ってからは漫画を描くこと自体が苦痛になり。
いやもう、矢晴……、なんでB誌に行っちゃったのよ…………。
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