夜遅く
純が矢晴と一緒に寝ることになるけっこう前から、矢晴の世話で日中時間が取られるせいで、純は深夜遅くまで仕事してたんだろうなあ、という感じがする。お前ちゃんと仕事できてるのか? と心配もしてたけどやっぱりできてなかった。
同居当初は『夜更かしや徹夜してたら漫画描けませんからね』と言い放って矢晴をどん底に突き落としていたくせに、と思うんだけど、その理論でいくと、純、そろそろ漫画描けなくなるが大丈夫か? と心配になる。
矢晴と寝室が別だったときには、矢晴は部屋にこもってしまうから、純は2階で寝ていると思わせて仕事をしていても気づかれなかっただろうけど、一緒に寝るようになったら、夜中まで仕事していることがバレるうえに、ベッドでさみしい思いもさせてしまうというのに、よく『一緒に寝る?』なんて言えたな、純よ。
12月だから年末進行で一時期修羅場、という感じでなく矢晴の世話で積み重なってしわ寄せがきている感じではあるから、それはそれは矢晴も気に病む。
同居開始前に風呂を借りに純の家に行ったときには、原稿はアシの仕上げ待ちだし、他の作業もなんもかんも済ませちゃったとどんだけ仕事の速いスーパーマンかと、くらいのアピールで矢晴を青ざめさせたというのに、純よ。
純もちゃんと人間だったね。
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