アシスタント

 やったー! 矢晴が純のアシスタントになるーーー!

と大喜びしているものの、まだ矢晴は承諾してはいないな、と少し冷静になる。

資料集めやクリスタの使い方をわかっていればできる雑用、で、絵は描かなくていい。写真を撮るのがうまいから、ということだから、資料集めには、現実の風景を写真で撮ってくることもありそうだし、背景に良いアングルを決めるとかもありそうな。

矢晴がアシスタントになったら純のこと、なんて呼ぶのかしらん? やっぱり望海先生? きゃー。

純の仕事部屋に出入りすることになるのかなー? 矢晴の部屋に机入れて仕事は別々の部屋で、作業通話で指示もらって〜とかだったりする? それはちょっとさみしいんだけど。

純のアシスタントやるんだからって「シヴァ・アンバー」全巻渡されて読んだりとかするのかなー? とかいろいろ妄想はかどる。

「もう読むのヤダ」
「面白くなかった?」
「……面白いけど。お前の漫画読んでると端々で自分の漫画思い出すから、ヤダ」
「ほんとに? うれしい!」
「は?」
「私、古印先生のファンだから影響受けてるのわかってもらえるのうれしい!」

とかなんとか。ないかー。

矢晴が純のアシスタントになったら、漫画の話とかもっと多くなりそうだし、純が楽しく漫画描いてるのを間近で見て、漫画描きたい気持ちになってくれたりとかするかな〜いつかな〜とワクワクしかない。

とはいえ、間近で純のハイスピードのペン入れとか見ちゃったら、遅筆という自覚のある矢晴は「あんなことできない」って落ち込みそうな気もしてしまう。する必要ないのに。


余談でしかないけど、B誌にいるときの矢晴のバイトが純のアシスタントだったらいいな〜って書いてる二次創作は書きたいエピソードはいくつかあるものの、文章が固まらないから書いてない。そのうち書きたい。


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