四階がさー

 ほんっと救いようがねえな! みたいな人物像なのが、あるあるって感じだろうし、矢晴が「そうなってしまったバックグラウンドも考えてみろ」って純に言ってたのすらもったいねえな、みたいな雰囲気の、どうにもならないクソ野郎って感じが、ある。

矢晴が言ってた事自体、四階を異常者としてしか扱ってなくてけっこうヒドイ言いようではあると思うんだけど、【第22話】を踏まえて考えると、四階の話に仮託して自分の父親や自分自身のことを語って、純に八つ当たりしてるだけには思える。

エンタメ的な着地としては「純の介入で四階が改心してみんな平和になりました」みたいな感じになりそうなものを、四階は因果応報で自分のやったパワハラで被害届出されて事件になっちゃって編集部にいられなくなったとさ、みたいな方向で。結局のところその後の四階は、自分がパワハラしていた若い編集に対して逆恨みばかりが募りそうだよな、と思える。

とか考えてると、編集部で純がやりこめたことが原因で部下が被害届とかいう暴挙に出たから職を追われた、みたいに矛先が純に向かうんじゃないかと……、と怖い想像をしてしまうけれども。

今年5月にA誌編集部に来て、11月初旬には後輩や同僚から糾弾されて半年に満たない間によくそれだけの問題起こせたな、ってのと、部下がコンプラ室にかけこんで仲間集めて証言・証拠を集めてってのがどれくらいの期間だったのかとか、ものすごいスピードでやらかしまくってたんだなと思うんだけども、それを黙認しちゃう上司達(細かく注意すると矛先が自分に向きそうな細川とか)の温床があってこそみたいなところはありそうで、一気に問題解決できてよかったよね、みたいなところはある。

ただ、上司の総入れ替えによって、雑誌カラーが変わってしまったりするかも? みたいなところに不安を感じるけども。どうなるんだろうなあ。あと純が、担当の桜木に不信を感じ始めてるっぽいし、桜木自体が編集部辞めてC誌に行っちゃって担当変わることにもなりそうだし、担当変わった影響による「シヴァ・アンバー」の先行きもちょっと不安。


コメント