身の上話
今回の【第22話】で矢晴が自分から、パニックの原因になったことを純に説明するためにかなり詳細に身の上話をしてくれて。
純と出会った時には【第4話】『身の上話とかつっこんでこなくてすごく気が楽だった』と語りたくないことを聞かれないことに気安さを感じていたのに、自分から話してくれるのが、純のことをかなり信頼してくれてるんだなあ、と思える。
それこそ、家族のことなんか明かさないで、「昔、肋骨折ってやろうかって言われて殴られたことがある。それがトラウマでさっきの四階の話でフラッシュバックした」ってだけでも純は納得してしまいそうなのに。
今回、矢晴の誕生から現在までを語ったけれど、賞をとってからB誌に行ってA誌に戻るまでの話はしてくれてないから、そこらへんはまたそのうち語られるのかなあ? と思うのだけど、やっぱり矢晴が移籍しようと思った原因は望海可純なのかしらねえ?
矢晴が身の上話をしたのだから、ぼちぼち純も身の上話をしてくれるかしら? とも思う。
現状、純が知っている矢晴の家族の話は「コミュニケーション不全で互いに理解者のいない家族で絶縁状態」「両親と姉の4人家族」「姉とは何年も連絡を取っていない、所在不明」「父親が脳腫瘍により性格が変わって矢晴を殴ったことがある、人を刺して殺人未遂の犯罪者になっている」「事件後母親は実家にいる」「父親の脳腫瘍は手術不可能でいつ死ぬともしれない」という感じになるのかな。
矢晴が知っている純の家族の話は「父親を幼い頃に病気で亡くした」「実家に献本を送って親戚に配らせる」「一人っ子」程度だし。あと矢晴に話したわけじゃないけど「胃弱のおじいちゃんがいる」。子供の頃に父親を亡くしてるけど大学進学とかできてるし、それなりにお金に困らないお家だろうなあとは思うけども。
とはいえ、純は家族のことを話すよりも自分の性質について話さないとならんのよね。
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