矢晴の涙
純への気持ちがあふれつつある矢晴が、「純の一番になりたい」と純の胸に顔をうずめて、純の腕に包まれて、ボロボロ泣いて縋るシーンが見たい今日このごろ。
矢晴の涙ってなんでこんなにきれいでかわいいんだろうかと。
【第4話】の最後のページ。その前のページの最後のコマで純がぬぐった矢晴の涙が、純の指に光ってるところが好きなんだけども。
『あなたの亡骸は私が拾いたいんです』って言う純が不気味にグラデトーンに沈んでるだけに、矢晴の涙が煌めいて。シーンとしては純が怖くなるシーンなんだけど。やっぱり、このセリフ怖いよ? 最上級の愛の告白みたいではあるけれど。
とはいえ、【第12話】を見ると、純にとっての古印葵=福田矢晴が「大勢いる好きな人のほんの一部」みたいに思えてしまって、【第5話・第6話】で見せた「古印葵への執着」とか【第9話】で純が矢晴に告げた『こういう幸せをくれたのはあなただけ』という恍惚とかが、埋もれてしまうというか実は幻想だったみたいな気分になってしまう。
純にとって古印葵は一番じゃないのかな? どうなんだろう?
薄暗い物語が好きだったりする私としては、いっそのこと、純が矢晴を監禁してくれてもいいくらいだし、矢晴とふたりきり外界から切り離されてほしいくらいではある。毎日泣き暮らす矢晴の涙をすすって生きる純が見たいような気もする。
【第4話】の最終ページの純の指に光る涙を、舐め取る純が見たかったりはする。
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