コンコルドの誤謬
「サンクコストの呪縛」とも。
矢晴がB誌に移ってから、2年半も掲載に至らず、それでもしがみついてしまったこと。これまでにかけた時間(コスト)が回収不可能なほどであるけども、なんらかの成果をあげなければ、とサンクコストの呪縛になったんだろうなと思う。
今ちょっと二次創作で書いてて、こういうのをなんか言葉があったはずだったけどなんだっけ? と調べたところで。
B誌の編集もほんとひどいなあ……と思う。
「来年、4月に掲載するつもりで準備しましょう」ということは、年内12月だったとして、そこから2ヵ月修正すすめて翌年2月くらい? で、やっぱり全ボツ。
「コミックスの印刷費がけっこうかかるから、原稿料まけてくれ」ってのは、コミックスにするという前提があってのことのはずなのに「コミックスにするとは言ってない」
「描いてもらったやつ確定って言ったけどあれ全ボツね」とか。
ほんとひどい仕打ちしかされてなくて。それでもいつか掲載される、漫画家として作品を発表できる、しなければここまで我慢した意味がない、としがみついちゃったんだろうなあ……。
ただ、2年半もしがみついちゃったのはいろいろ辛いところだけども、そこでA誌に戻るという決断ができたのはすごいなと、思う。そっからもかなり厳しい展開ではあったけども。ちょっと戻ってよかったのか悪かったのかわからん状態にはなったけども。
A誌に戻ったから純と出会えることになったんだからよかったんだ、たぶん。
矢晴自身、「コストに見合った成果を出さなければ」っていうのがありそうな? 純の家に住んで世話されてて【第10話】『こんなに贅沢な暮らしを送っているのに治らないなんてもう絶望的じゃないか』と考えてるわけで。そんな考えは捨ててくれたらいいのだが。
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