純は矢晴のことが好き
じゃなきゃ、こんなことできないよなあと思える献身。
とはいえ、純自身は自分の生活を犠牲にしたりしてないところが良い。あまり構われすぎても矢晴がさらに潰れそうな気がするから、ちょうどいいバランスになってるんじゃないかなーとは思う。
「福田矢晴」という個人が好きなのかどうか、というと、やっぱり「福田矢晴は古印葵だから好き」だろうなあとは思うのだけど。
矢晴が古印葵に戻れなかったとしても「矢晴は古印葵だったから」で、好きだと思うし。矢晴が古印葵に戻れたら「矢晴は古印葵だから」で好きだろう。どっちにしても、好きなことに変わりがなくて。ただ、もしも、矢晴が「古印葵を抜きにして、福田矢晴個人を見て欲しい」って思った場合に、どうなるのかな? と考えてみると、まったくもって想像できない。純がフリーズして機能停止しちゃいそうな気がする。
純は古印葵の漫画に初めて触れたのは20歳前後で、そっから3年くらいは雑誌に載る読み切りを読むだけで。古印葵を直接見れたのはE・B大賞の授賞式で。純がアシスタントしてた牧野先生は、古印葵を「作風と絵柄から女性だと思ってた」っていうから、純も古印葵の性別までは知らなかったかもなあ、と思うと、ここまでは純粋に「古印葵の漫画」だけが好きだったかなとは思うんだけど。
古印葵の見た目が純の好みにドンピシャだったりするのかなー? とか。授賞式のスピーチむっちゃ詳細に覚えちゃってるくらい、生身の古印葵も好きになってるよなあとは思うのだけど。ただまあ、憧れ強すぎな気はする。
憧れ強すぎて、現実の福田矢晴に幻滅しないか? 大丈夫か? っていっつも思っちゃうんだけども、いまのところは、矢晴のこと大事にしてくれてるし、同居1ヶ月目のあの言葉を考えると、矢晴に幻滅するってことはたぶんない……とは思うんだけど……。
慈愛とか変なこと言ってないで、普通に矢晴のことを好きになってほしいなあ、純。
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