みんなそうだもの
と言われたところで、「だから、何?」と返すしかなく。
「みんな同じ」「誰しも思ってる」と、一般化されたところで、「今現在個人的に感じていること」への解答にもならなければ解決にもならないな、と。
むしろ、なぜそんな一般化を純が矢晴にしてしまったのかが、けっこう疑問。純はなんだかそういう一般化を嫌ってそうな感じがしたんだけど……と考えながら、そういえばアシスタントとの会話では【第5話】『人間ってあるあるネタとかモノマネ芸人が好きじゃない?』『共感することを好む生き物でしょ』『どのシーンで共感して感情が昂ったのかリサーチしとかないとって思ってさ』と言っていたのを考え合わせると、純自身は「なんでも一般化してわかった気になる」タイプかな? 「世間一般が思うこと」がわからないからこういうリサーチしてるのかなと思ってたんだけど。どっちだろ。
【第12話】は、純が矢晴の内面を理解したいと思っているのか、分析したいと思っているのか、一般化したり、例を考えたりしてて、それに対しての矢晴の話が、たぶん純が聞きたかったことの3段階くらい先の話になってるな、という感じがして。
『人間は』『今名前のある病気にしかなれないんだよ』という話が、「人間は何でも名前をつけて分類したがる・名前をつけたことで安心したがる」という話にも聞こえてくるのだけど。
矢晴はやっぱり頭がいいなあというのと、言語化が凄すぎってのと。
矢晴の話を聞いた後の純の『ヘビを見るのと操るのとじゃ違うんでしょうね』の言いたいことがよくわからなくて。見当違いにも思えるけど、見当違いか?と思ってしまう私が見当違いなのかもしれない。
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