Unexpected Encounter

 古印葵の2冊目の短編集のタイトル。

国内、海外のコミック賞でそれぞれ部門賞を獲得したのもこの本で、純がサインをもらったのもこの本で、菊池が四階にすすめたのもこの本で、四階が古印葵を酷評したのもこの本で。

タイトルを訳すと「予期せぬ出会い」となるのだけど、タイトルから想像すると、表題作はちょっとSFチックな恋愛漫画かなー? という気がしたりもする。

メタ的というか、【売れうつ】という作品においての象徴としては、矢晴が純と出会ったことが、矢晴にとっての「予期せぬ出会い」にはなるのだろうと思える。純が矢晴に会えることになったことは純が引き寄せた必然とは思うのだけど、純にとっては古印葵の漫画との出会いが「予期せぬ出会い」かな。


望海可純の連載漫画のタイトルは「シヴァ・アンバー」なのだけど、こじつければ、シヴァ=再生と破壊の神 アンバー=琥珀・琥珀色 純は茶髪で琥珀色の髪と言えなくもなく?くらいの、矢晴を再生する神=純、みたいな感じになるのかなー? と考えてもいいけど、さすがにそれはなんだかしっくりこないな、という気はしている。


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