説明パートと技術的な話のシーン
私は【売れうつ】が大好きだけども、全部を絶賛してるわけではない。
全体通して面白いんだけども、私が読んでて多少ダレる部分があるな、と感じるのが説明パートと技術的な話をするシーン。あと、純の学生時代のエピソード。(この純の学生時代のエピソードはどうにも納得できないというか、腑に落ちないというか、なんだかなあって思うので、誰か解説してくれまいかと思っている。)
説明パートというのは、物語上必要な設定の開陳ではあるのだけど、ストーリーに乗り切ってなくてちょっと浮いてるな、と思えるところ。「引越し当日夜の食事やロボット掃除機の説明部分」、「矢晴の部屋のクローゼットについて」。とはいえ、クローゼットの説明をすることでお揃いパジャマ姿の純が矢晴の部屋にいる必然性が出てくるので、必要なわけだけど。
技術的な話をするシーンというのは、第10話、第11話の漫画の話をするシーン。それはそれは重要なシーンなのだけど、たぶん、こう、べらべら喋るだけで動きがないシーンになるから、多少ダレる気分になるのだろうな、とは思う。あと、こんなふうに古印葵が漫画について語る、古印葵と漫画について語り合うシーンでは、純がちょっとポンコツ風味に見えるのが、個人的に好みではない、というのが強い。
可愛らしい純は好きなんだけど。好きなんだけども、純の得体の知れなさがまったく出なくなるのが、さみしいのかもしれない。
古印葵が漫画家として復帰する過程で、こうして漫画について語り合うシーンは増えると思うのだけど、どうなるのかなあ(自分の感想が)というのはちょっと不安がある。
【第1話】の『漫画への思いは漫画で描いて返す』って言ってる純はかっこよくて好きなので、古印葵と漫画の話するときもそんな感じのかっこよさが出てきたら嬉しい。
そして、前回の更新からちょうど1ヶ月なので、そろそろ次の話が来て欲しい……と切に願ってはいる。(再投稿からだともう数日で1ヶ月だけども)
コメント