枯れ葉の龍
【第12話】で矢晴が病気の話をしているときの、コマをまたがって、ページ全体にいる枯れ葉でできた龍の絵が、なんだかうわぁーという気分になって。
【第3話】で純が古印葵の漫画を褒めた時の『ここでこの絵を挿入するなんてどうやって思いつくんだろうってところが本当たくさんあって何を参考にしてるのかってすごく気になります』という言葉を思い出すというか、実感を込めて言いたくなる。
純が古印葵の漫画を褒めた時の言葉の数々が、この【売れうつ】全話にもものすごく当てはまってて、作者は古印葵なのか…? という気分になるわけで。物語としては、古印葵が描いた忘れたくない記憶の話だから、作者は古印葵といえるわけではあるけれど。
吹き出しの中のセリフを読んでいるときは、コマとして区切られた一部分の絵しか視界に入らなくて、次のコマ、次のコマと移動するごとにピースが増えて、最後のコマまで読み終わって、ふとページ全体を眺めたときに龍の全貌が見える、みたいな。
ただ、その龍の姿がなにを象徴してるのかまでは、わたしには読み解けないのだけども。
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