矢晴の気持ち
矢晴の純に対する気持ちは、恋なのか、依存なのか。
でろでろに甘やかされてて、居場所を与えられてて。でも、その“居場所”はその他大勢が来るかも知れない一角でしかなくて。
『今、私は結婚相手の喪失を埋める象徴物(チワワ)で己と純の関係を喩えようとしたのか?』って考えて、赤面して、吐きそうになって。
自分が純の一番じゃなかった、ってことに気づいて「価値が下がった」と考えたり。
『この家が お前が 大きな繭だ』って考えてるのは、純に包まれてるのが幸せで気持ちよくてってことだろうなと思うし、純のことで頭いっぱいになって『寄生虫より浅ましくなるだろ』って考えてるのは、BL脳な私から見ると、やっぱり“恋”としか思えないんだけども、“恋”であってほしい。頭いっぱいの純のなかで風呂上がりか首にかけたタオル持ってちょっと紅潮してて髪の毛バサッとなってる純がかわいい。
「寄生虫」ってのが純の世話になるだけの現状として、それより「浅ましい」ってのは、純からの一番の愛が欲しくてってことだよねえ…?
ただ、これが“恋”だったとしても、矢晴にとっては純は「上薗純」で、純にとっては矢晴は「古印葵」なところがまた、すれ違いヤバそうに思えて、先が怖い。
自分の気持ちや現状から逃げ出したくて酒に溺れて、酒に酔ってる時の矢晴がやっぱりなんかこう、アルコールで紅潮して目元のクマが消えてやたらと可愛く見えちゃうのと、ベッドの中で酒を抱いてる時がなんか幸せそうに微笑んでるのが、現実逃避とはいえ、矢晴をいい気持ちにさせてるアルコールは偉大、とか思えちゃうけど、アルコール以上に矢晴を幸せにしてあげてよう、純ー。
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