間取りを考えるパート8(ひとまず完)

 純の家の間取りとしてどこがどう違うのかが気になるけども、どうにかこうにか、本編から読み取るに、こんな感じではあるまいか、という私なりの研究結果としてここに記す。

(北)
(南)

部屋の広さの基準として、【第8話】にて、小上がりの和室に畳が6枚ある、というあたりから、本編で見た感じになるようにそれぞれの部屋のサイズを割り当てていったので、実はかなりアバウトではある。あくまでも“ただのファンが考えた純の家の間取り”であるので、正解を待ちたい。

【第8話】の小上がりの和室の畳の並び方もコマによって違っているため、本当に6畳間としていいのか……? という疑問もある。板間部分も含めると、実は8畳になるんだろうかなあ……とかも考えるけども、ここでは板間部分を狭めにした。

あと、本編に出てきていない部分や設備もあったらいいな、とか、こんなだったらいいな、という気持ちで入れている。

本編で見える部分は、
  1. 小上がりの和室からキッチンまでの広いLDK部分(和室の窓は西向き)
  2. 矢晴の部屋
  3. 洗面所〜お風呂
  4. 矢晴がお酒を探して荒した部屋と隣の和室
  5. ルーフバルコニー
  6. 純の寝室
  7. 純の仕事部屋
  8. 階段と玄関
  9. ガレージ
  10. 温室
  11. トイレ前
ということになる。矢晴の部屋の真上がルーフバルコニーで、矢晴の部屋の隣にガレージがある。

【第12話】で階段と玄関が映る。玄関からすぐの扉がダイニングにつながるのだが、本編で見る限りでは玄関からダイニングへの距離はかなり短い。のだけど、それに合わせると、トイレのドアと階段横の扉とが開いたときにぶつかってしまうので、上図ではそれを避けるように配置している。

リビングのこたつのところに窓があるが、厚い壁に対してつけられた窓のようで、上図では出窓として表現しているが、出窓ではない。なので、純の家は南側にもう少しだけ大きいと思われる。南側にかなり厚い壁がある、ということは夏の日差しに対して断熱効果が高いのかな? と思える。

純の寝室は、1面が窓、窓のある壁につながる1面がドア、ドアのある1面につながる1面が収納(ドアから入って右手が窓、左手が収納)、ドアの正面は壁、という条件があるため、窓は、北か西のどちらかになる(東はルーフバルコニーがあるため)。上図では、純の寝室の窓は北向きになるようにした。西日に対しても断熱効果が高い壁であるなら、純の寝室はどの季節でも過ごしやすいように思う。

階段は作図の都合上、回り階段になっているが、踊り場のある折り返し階段ではないかと推測する。幅を広めにしたので、それなりのスペースが必要だが、キッチンに食い込む形にした。もう少し食い込み部分は狭いかもしれない。が、階段が手前に大きく出るとその分玄関ホールが広くなり、廊下がズレて、それにともなって洗面所〜お風呂のある部分もズレていき、純の家がまた大きくなってしまう。

温室については、設置場所の後ろ大きな掃き出し窓から家に出入りする、ソファーがある、という条件になる。温室なので南向きだろうかな、というところからキッチンと矢晴の部屋の間に置いてみた。

矢晴の部屋の横に塀があるので、温室を置くスペースを確保するには家が凹む形になる気がする。矢晴の部屋と塀の間に通路のようなものが見えるので、温室のある場所から庭に出るための通路があるのかもしれない。

ルーフバルコニーを含めての東から見た家の外観では、ルーフバルコニーの幅3:残りの家部分の幅2くらいの比率に見えるのだけど、ルーフバルコニーが張り出しているわけでもなく、真下の部屋と同じサイズになるため、1階に比べて本編で見える範囲の2階はかなり狭い。部屋の配置や廊下の都合上、どうしても1:1くらいにしかならなかった。

矢晴が酒を探して荒らした部屋には、入り口からすぐに大きめのクローゼット、少し飛び出した壁、部屋にはベランダなどがついていない窓があり、窓の対面には和室につづく引き戸がある。純は和室側から部屋に来たので、それぞれ廊下から入れる和室と洋室が引き戸でつながっている、ということになる。正確な場所は不明だがそれなりの可能性と広さ確保の観点から、和室がルーフバルコニーにつながる形にした。(がために、ルーフバルコニーの幅と残りの幅が1:1になった)

トイレの場所が正確にはわからないけども、純が矢晴のうんち待ちをしていた壁のドアからドアまでの長さなどを考えると、広い洗面所の隣にトイレ、くらいがちょうどいいのだろうな、と思いこの配置にした。トイレの場所を少しずらすと階段下のドアと干渉するのでちょっと配置が難しい。

純の仕事部屋は、正確な位置も広さも定かではない。矢晴が廊下からドアを見たときの感じと、純が仕事しているときの机と本棚の配置以外は定かではないので、それっぽくなる程度の位置と広さにした。似たような部屋が北向きと南向きでできてしまったので、どっちだろうかな、とも思うのだけど、この間取り図に対して作中の純の動きをのせると、南向きの部屋が自然だろうな、と思える。とはいえ、純の仕事部屋の位置も矢晴が荒らした部屋の位置も、こうとは限らん……と思うので、これも正解を待ちたい。


おまけとして、矢晴のアパートの部屋を2パターン。6畳とキッチンスペースと、キッチンスペース含めて6畳程度。トイレや押し入れがあるのかどうかは謎なので、部屋のサイズと布団、家具(矢晴が持ってるテーブルは四角いけど、使える家具は楕円だったので楕円のものを配置している)配置程度の参考に。ベランダは省略した。


留意事項として、純の家の外観としてそれなりの整合性をもたせたのはルーフバルコニー側上空から見た部分、のみとなっている。ほかの外観が映る場面はこの間取り図から導き出される外観にはならない。


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