ぬくぬくでんきもうふ

 フランネルの電気毛布。手触りがやわらかで、電気の力であったかくなって。矢晴が心底幸せそうで、あんなに死にたい死にたい言ってるのが、『生き返る〜〜〜』って言ってるのがほんと、よかったね、矢晴。電気毛布あげた純もえらいね。

とはいえ、電気毛布も使い方を誤ると、矢晴みたいにガリガリで水分量足りなさそうな子は乾燥してしまうのではないかとドキドキしてしまう。ヒートテックなんかも身体の水分使っての発熱機能っぽいから、矢晴が乾燥してしまうと思うと矢晴にはすすめられない。(あんな思考で辛そうな子に乾燥肌のかゆみまで出たら死にたみが増してしまいそう)

外部からの保温によって自律神経が余計にダメになる、と心配されている方もいるから、そこらへんも確かに心配。

私のオススメは蓄熱式の湯たんぽ。お湯の入れ替えとかは必要ないし、だんだん冷めていくから入眠時にはぽかぽかするけど、加熱しすぎないとは思うので。でも、冷たくなっていくのに合わせて矢晴の体温も奪われていったら、“湯冷め”がひどくなりそうな気はしてしまう。

一番いいのは純が人間湯たんぽになることのような気がするけど。矢晴より少し高い体温で、ずっと一定だし。とかなんとか思っても、あのぐるんぐるんと衝撃的な寝相を見ると、純が矢晴を抱きしめたまま朝まで過ごすなんてことは絶対にできそうにない。

いやはや、あの寝相、ほんとやばいわ。あんなに激しくぐるんぐるんしてるのを横に動じない矢晴もすごいけど。あと、いつもの半分のスペースしかないだろうに矢晴を押しのけもせずに回転できる純がすげえ。


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