酒とゴミ
矢晴はアルコール依存症になっちゃって、純の家に来て断酒始めたけどもアルコールで動くようになってしまった脳みそとかのあれやこれやで純の家では寝付いてることが多い感じ。
もともとお酒が好きだったのか、B誌での掲載に至らない辛さとかを紛らわすために酒に手を出したのかは定かではないけども、純と居酒屋で上機嫌で飲んでる感じからすると、もともと酒好きだったのかもしれないなと思える。
バイト生活での少ない収入はほとんど酒に全振りみたいになってたんだろうなあ、と思える。矢晴の家には一口のコンロはあったけど、ゴミで埋めてしまってからは「お湯を沸かす」ということはできなくなって、食事は買ってきた弁当と酒で賄うみたいな状態だったかしらん。A誌での連載で体壊し始めた頃はカップ麺のゴミも見えるからその頃はまだお湯を沸かすことができたんだろうかな、と思える。カップ麺と弁当と酒っていう食生活も、体調不良に拍車をかけてただろうな、と思うけども。
純が掃除した矢晴の部屋には冷蔵庫すらなく、コンロは埋まっててお湯を沸かす、調理するなんてこともできてなかったんだから、純に出会う前の夏の時期ってばどんなだったんだろうかな。食事は買ってきた弁当で、とは思えるんだけど、矢晴が少食でそんなに食べないなら1つの弁当を2回に分けて食べてたかも、とは思える。冷蔵庫もなく夏の時期にそんなことしてたら腐った弁当に中って死にそうな目にあっててもおかしくなさげ。
【第4話】で純が『空き缶だけで45Lゴミ袋30個できましたよ』『あのゴミ山の7割が酒って異常ですよ』と言っているのだから、軽く見積もって空き缶以外のゴミは45Lゴミ袋で10個弱くらい……? 矢晴は焼酎の大きなボトルもちょいちょい転がしてたから、空き缶30袋プラス焼酎のボトル何十本かの合計で7割なのかもしれないなとも思う。
ビン・缶のゴミの日だったから空き缶・空き瓶はゴミ捨て場に置けたとして、他の可燃ごみやペットボトルはどこにやったんだろうかな……? と疑問にもなるけども。矢晴は弁当の残りとか空き容器の腐るもの・虫がわきそうなものは比較的、自分でどうにか捨ててこれてたのかな、という感じのゴミ比率だな、とは思う。矢晴の生活の全部のゴミの7割が酒ではなくて、とは思うんだけど、矢晴の食生活の7割が酒でもおかしくなさそうな感じはある。
でも矢晴自身が『野生の虫と野生のネズミとも暮らしてます』って言っちゃうんだから、残飯放置で虫やネズミがわいてくるのもふつうだったのかしらん。
矢晴の部屋のゴミはもともとゴミ袋に詰められた状態で積み上げられてたから、矢晴は自分でゴミをまとめる、までは出来てることになるんだけど、分別を考えないでなにもかもいっしょくたにしてたのかな? とも思える。そしたら、純がゴミを外に持ち出して、分別して、空き缶だけの袋が30個できた、と言うのにも納得したり。
バイトの収入を家賃とかの必要な支払いして、残りは酒に全振りみたいな状態だと、タバコを買うのに金は振れないから矢晴はもともとタバコを吸っていなかったけど、荒んだからといってタバコに手を出すに至らなかったんだな、とも思える。タバコ1箱で何本酒が買えるか、みたいな天秤もありそうだけど。
異常なレベルで酒飲んで、意識不明レベルで寝ちゃうような状態で、タバコの不始末でもあったらそりゃあ全焼しててもおかしくなかろう……とは思えるから、やっぱり矢晴がタバコ吸ってなくてよかったなあ、と思う。積み上げられたゴミ自体は缶が主体で燃え上がりにくかったとしても、袋が燃えて崩れてきたらそのまま下敷きだろうし。
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