電気毛布
純のことだから、もっと値段の張るものを買い付けて矢晴にたしなめられたり遠慮されたりするんじゃないかと思ったけども、「去年買って使ってない電気毛布」は矢晴からしても遠慮するようなものじゃない、むしろ使ってないなんてもったいないからありがたく使わせてもらおう、みたいな代物だなあ、と。それすらも純の仕込み(新しく買ってきて、矢晴が見てない間にクローゼットに仕舞っておいた)だったら、コイツやべえな、とか思ったりするけど、どうなんだろうな。
サイズ的には、ひざ掛けにもなりそうな感じの小さめな感じだから、140×80センチみたいなとこかな。
「ぬくぬくでんきもうふ」という商品名がかわいらしい。
純なら、一人でクローゼットから探し出してきて、これ使って〜って渡しそうでもあるけれど、こうやって手伝わせることで矢晴に少しでも運動を、だったりするのかな? とか思えたりする。
矢晴の“湯冷め”がこれで出なくなるといいけども、なかなかそうもいかないんだろうな、という予感。
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