純の本棚

 純の寝室の本棚に入っているものが、全部知りたい。

見えている範囲で古印葵のコミックス2冊とかく語りき上下の2冊、コンパクト日本地図。そしてナウジカボックスのなかに隠されていた薄い本が(箱の幅を7センチとして薄い本の厚みを3ミリとして計算してみると、20冊は入ってそうなんだけど)何冊なのか、そのうち純の描いた本は何冊入っているのか、とか気になる。

ナウジカボックスの向こう側にも本があるのが見えているし、下の段はまだ見えてないから、なにが入っているのか。

本棚の中身ってばけっこうその人を表すと思うからさー。

気になるじゃん。あの薄い本たちも、純が“実用性”を感じての厳選してのラインナップなのか、自分の描いたものたちをひとまとめにしているだけなのか。

“実用性”があると思ってのあのラインナップなら、純は触手系が好きということになり、誘惑する矢晴を蛸足、触手で想像していたのは、純の性欲にダイレクトアタックみたいな感じがあったんだろうなあ、という感じがするわけで。矢晴自身の肉体には性欲は感じない、とか言いながらも、矢晴に対してのなにかしらの感情が純にあの触手を想起させてるわけですし。ねえ。

触手、好きか。純が触手好きだとすると、そりゃもう触手持ってる3次元の人間とかいないんだから、欲情するわけないね! と、納得しちゃうな。


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