古印葵の絵
話が進むにつれ、古印葵がどんな絵を描いていたのかがだんだんと見えてくる。
【第11話】では影の付け方。『……光を 画面の外に何があるか想像させるような形の光をここからここ…カラーなら反射光を補色でここにいれます』『毛の影を長めに強調するのは私の癖です』
【第5話】で純が『線はシンプルめでカラーも線画も透明感のある絵柄』『古印先生なら透明感と光のカラー得意ですし』と言っている。
【第3話】で純が古印葵の漫画を褒めちぎるなかで『線はシンプルだけど確実に正解を選んでて』とも言っている。
純が自身の絵について語ることと考え合わせると、古印葵の描く絵は「ストロークも長く、一筆で正解の線を選び取って描ききっている」と推測できる。
影の入れ方も影を描くというよりも、光を描いているから影ができる、という感じがして。1コマ、1ページの絵がその範囲だけにとどまらず、画面外になにがあるのかまでを読者の心に投影してくるようなひろがりをもっているのではないかと思う。
古印葵の絵、絶対、好みだわー。むっちゃ見たい。古印葵の漫画、読みたい。
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