粗相した日

 同居開始して、同居当日の夜の睡眠薬の過剰摂取で動けなくなっちゃったっぽい矢晴を朝起こして歯磨きして台車で運んで食事や薬を飲ませてなどなど、献身的に世話をしている純が、矢晴が粗相した日は、『おっそよ〜矢晴〜昼飯…』と部屋に入ってくるのだから、けっこう遅めの時間。

1ヶ月経ってもほぼ自力で動けない矢晴が朝起こしてもらえずトイレに連れてってもらえずなら、粗相しちゃっても仕方ないよなーって思える。

純は献身的に矢晴の世話をしているけど、矢晴に合わせてるって感じじゃなくてけっこう自分のペースで動いてて、矢晴はむしろ振り回されてる感じかな?とも思える。

粗相した日、純は自分の行動(遅く起きたこと)を詫びたりしないのが、いいなと思った。矢晴のことも責めたりしないし。とはいえ、なんだかそのセリフは、矢晴にはちょっとキツイんじゃ…?って感じではあるけども、まあ純の言葉選びが下手なのはいつものこと。

洗濯にクエン酸を使っているあたり、「純、やるな」って感じだけども、掃除洗濯もろもろ、家事万能すぎて恐ろしい子。

バスルームでの『体の外側のことはいくらでも見せてよ』『内側はいくらでも隠せるんだし』と言う純の表情と、それを聞いている矢晴の表情が、とても好きだな、と思っている。



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