ネズミと仔ネズミ
矢晴が酒を求めて味醂を飲んでるときの、純のセリフが、よい。
『仔ネズミ』と表現するところも、かわいい。
純は矢晴を責めないなあと思ってるんだけど、あからさまに責められたほうがいいのか、この状態がいいのかは、わからない。矢晴は純が責めなくても、勝手に自分で自分のこと責めまくるから、純が責めないのはちょうどいいんだろうなと思う。
矢晴自身、断酒を決意するのがはやすぎた、というのはあるし。昼に起きて気分は良かったからって「今なら」って思ったところまでは良かったけど、その日の午後3時半(財布預けてから3時間も経ってないんじゃ…? の、おやつ時)には酒を探して徘徊してるあたり。さすがアル中。
時間的に純が休憩しようと降りてくる頃合いだし、おやつにしようって台所に準備に来ててもおかしくないし、という、タイミングがよかった。
これ直接純にバレてなくても減りの速さから気づくだろうけど、直接だったのが、矢晴にとってはいいことじゃないかなーとは思う。
ネズミといえば。矢晴の部屋(アパートのゴミ屋敷)でのエピソードの感想で、よく「ねずみがかわいい」というのがあって、私の記憶の中では、そのエピソード中、最初に出てくるネズミは、ちりとりにとられている死んだネズミ(ゴミに埋もれて死んでいたかもしれない矢晴にも見え)のほうだから、数テンポ遅れてから、壁の穴から顔を出してる生きてるネズミか、ってなってたな、というのをさっきちらっと思い出した。
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