【感想】第1話 虚・プライド
手法として、未来(現在)を見せておいて、過去(現在)を語る というのは、興味を引くことにおいて、かなり有効。
漫画がうまい。さすがプロ、としか言いようがない。
何周も読んでしまって初見の感想を忘れてしまったのと、ついでに1話読むと次の話に進んでしまうので、この話の感想を書こう、と読み返しても次の話に行ってしまって、なかなか難しい。純粋な感想ではなくなってしまう。
第1話は、かなりざっくりとした、いかにも下描き然としたラフな筆致だけれども、漫画がうまいからか、気にならない。きれいにペン入れされた画も見てみたい気がするけども、このラフな筆致の勢いもかなり好き。
第1話として、キャラクターの紹介とここに至るまでの顛末が描かれていて、すぐに物語世界に惹き込まれる。
- 同居から1年後、2年ぶりに漫画を描いた現在。
- 2年前、漫画を描くのをやめるまでの6年間と経緯。
- 漫画家復帰の1年前、同居開始の1週間後。
- 同居開始から1ヶ月後。
この第1話で、ズタボロの矢晴と世話をする純の、どちらも好きになった。
『漫画への思いは漫画で描いて返す』と純が言うシーンで、純のことが怖くなる。
『動けない 動けない やっちまったのに』と泣いている矢晴の顔がとても可憐でかわいい。
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なんだか感想になってないなと思って、後からまた感想を書いた。【感想】第1話 虚・プライド(再)
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