そっちの心配

 6月最後の土曜日で期待はしたけど、やっぱり来ないかーと納得しつつ。

ここのところ、二次創作を3つ並行で考えてて、自分の頭のなかがとっ散らかってて、まとまらない。

そのうちの1つが、【第12話】で矢晴が飛び出した後から帰ってくるまでの純の行動、思考の話で、後で答え合わせできたらいいなーという気分で書いてるけども、なかなか進まない。

純自身は、これまで恋愛したことはないんだろうなあ、と思うんだけども。そしたら、矢晴の「チワワ何匹分」とかの発言を「矢晴の恋愛感情」に結びつけるのは難しいんじゃないかしら……? とは思える。自分にない感情から来る行動を想像するって難しいような気がするし。

ただ、恋愛として認識はせずとも、古印葵への「好き」という気持ちは友達への「好き」とも違っているのは認識しているだろうし、『私があなたを忘れないでいることで あなたを守ってあげられる』という気持ちとかは「愛」として認識はしてると思うんだけど。ただ、純のなかに「恋愛」がないから“慈愛”になってしまっているのかなあ? とは思う。

矢晴が純のことを性的に意識しているということを純が表面的に把握するのは、【第15話】の矢晴の『……襲われるのかと思った……』に対して『あ〜そっちの心配?』と答えたあたりのようには思えるけども、【第14話】の『ハグしに来なよ』『一緒に寝る?』辺りですでにわかっているのではないか、という気はしてしまう。

でも、それがわかってるんなら、軽率に肌に触らせるかなあ……? と考えると、純のことだから……で説明がついてしまいそうな気がしてしまう。だって、純だし。

矢晴は同居初日から、「そっちの心配」をしてるけど、矢晴が壁際に逃げて『もしかしてこれが…目的ですか?』と言ったのに対して、純は『ごめんなさい… これ…とは?』とわかってなさげではあり。

同居3日目夜の純の思考では『気持ちを言葉じゃなくて温度と感触で表さないと伝わらないかもな』と「心地よい皮膚接触(スキンシップ)、親しい人間との団欒」あたりで考えてるけど、そこに性的な気配はない感じだし、思いもよらない感じではある。

スキンシップ、団欒、で純が想起しているのは、純の父親とその友人の姿ではあるけども。なんかこう、純自身が“慈愛”を受けた経験から矢晴に“慈愛”を与える、というわけでもないんだよなあ……と思うと、純の父親とその友人の関係はただの友人・親友であるのかどうか……。

もしかして、と考えてみるけども、純の母親がすでに亡く父子家庭だったけど、父親のパートナーであった“父の友人”は婚姻も出来ないから親族として骨を拾うこともできなかったけど、そのふたりの間にはたしかに「愛」があったのだ、と純が認識してたら……? とか。子供の前で性的にイチャコラはせんだろうから、純からは友達で仲良しに見えてただけ、みたいな。【第6話】で純のお母さんに見えてる黒髪の女性はお手伝いさんだったりとか? くらいの想像をしてみたりするけども。

ただ、それだと、純、実家ないよな……とは思うので、そんなことはないんだろうな、と思うんだけど。うううん。でも、すでに両親ともに他界している、と考えると、「新しい家族」に固執する感じはしっくり来る……かな。

と、思考が逸れた。

純が矢晴の言動から、「性的に意識されているかどうか」をどこで気づくのか、は、案外語られていないエピソードで気づいているのかもしれないな、と思ったりもしないでもないけども。『あ〜そっちの心配?』という純の言い方は、「今知った」という感じでもないからなあ……と思えたりもするけど、「襲われると思ってそう」という認識だったら怪しげなことをして矢晴に不安を与えるとは思えないので、この考えは却下だな、と思ったりする。

むしろ、矢晴のそういう感情や接触も含めて受け入れるつもりがあるなら、「二次元でしか〜」とか言う必要もなかったし、話の運び方も、もうちょいちゃんと考えればスムーズに矢晴の気持ちを聞き出せるのに、純のおバカ! って気持ちが強くなってきた。


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