純の実家
純が子供時代、父親が生きていた頃を思い出すときの廊下やら障子やらの具合を見ると、そこそこ大きい家じゃないかなあ? とは思うんだけど。
父親が子供時代に亡くなっているわりに大学に行って、アシスタントやって、コミケに参加して、友達と旅行に行って、という感じは、苦学生な雰囲気はないから学費や生活費の心配もなさげな感じ? と思うと、実家はそこそこの資産家かなあ? と思える。
さっき、思いついたもしもの話で、純の母親はすでに亡く、父子家庭だったとして、父親の友人が言った『おめぇが死んだら骨は拾ってやるからよ』って、「骨を拾う(物理)」じゃなくて、「息子のことは任せとけ」って話よな? と思ったんだけども。
純が両親いない場合、実家ってどうなるんだ? とさらなる疑問が浮かぶ。
胃弱のおじいちゃんは健在だったら、まあ普通に実家として残るかなあ? あと、親戚に管理任せてるとか。
それか、純自身の実家はもうなくて、父親の友人宅に引き取られて育てられて、今はそっちを実家と言っている可能性、とかも考えてみる。それだと、実家を出て東京に大きい家建てるのもわかるかなー。実家とは言うけど、父の友人という純にとっては他人の家だし。
純からしてみれば、病気で死にかけてる父親に「がんばれ」とか「きっと治る」とか「息子のために生きろ」とかの励ましじゃなく、「さっさ死ね」言ってるみたいに聞こえる言葉はそれなりにショックだろうかな? とは思うんだけど。
意味のない励ましよりは、「後のことは任せとけ」って約束のほうが、余命幾ばくもない人にはいいんじゃないかなー? とは思える。父親もその友人も、余命を知っていて、純は知らなかった(子供だから知らされなかった)ということにはなると思うんだけども。
一般的に考えると、「愛」とか「家族」とか考えるときには「仲の良い両親」が一番に来そうな気がするけども、純の思考に「母親」が出てこないのが不自然に思える。すでに母親が他界している(純自身が母親を知らない)なら、物心ついた頃合いで一番身近で仲の良い関係は父親とその友人だった、のかなあ? と思える。
不仲の両親を見て育ったならあんな性格にはならんような気もするし、母親が元気なら「新しい家族」への欲求も出ない気がするし、でも家族を増やしたいなら出るか……。とまたちょっとぐるぐるしてしまう。
純の実家がどうなってるのかは本編で明示される日が来るのかどうか謎だけど、
・母親が存命で独りで実家にいる。・母親は存命だけど再婚してて、純が実家で落ち着けない。
・両親とも他界していて、帰るべき実家がない。・両親とも他界していて育てられた他人(もしくは親戚)の家を実家と言って献本を送っている。
とか、いろいろ考えてみた。
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