一線を超える

 同居1ヶ月目の1日を描いているのが、時系列順に並べると【第12話】【第1話】【第2話】【第13話・後編】【第14話】【第15話】【第16話】と多く。次の【第17話】も同居1ヶ月目の夜がまだ続くだろうと思う。

コメントをもらったので、【第1話】で語られていた『最低限度の一線を超えてしまったのは』『望海可純の家に住み始めてから1か月目のことだった』の「一線」について、改めて考えてみる。

【第1話】の段階では、「粗相したこと」が「人としての尊厳の最低限度の一線」なのかな、と考えていたのだけども。

【第12話】で矢晴が純への恋心を自覚し始め、【第14話】でベッドに誘われ、【第15話】では矢晴の口から純の行動を「性欲」と断じ、【第16話】では純は「人間に欲情したことがない」とひっくり返され。

さて、「最低限度の一線」とは「人間として」なのか「性的な」ことなのか、判断つかない現状。なんかもう、ベッドで一緒に寝ただけで一線超えたことになってそうな気さえする……。

でもできれば、現在の憧れの作家(矢晴)とその信奉者(純)という関係から脱却して、矢晴と純がちゃんと向き合って、恋なり愛なりって方向へ進むような、なにかしらの一線を超えて欲しい。

いやもう、むしろ、矢晴が純への気持ちを「こういうことだよ」ってキスで示すとかあってくれてもいいと思うんだ!


コメント

匿名 さんのコメント…
一線を超えたについての考察、ありがとうございます。
確かにベッドに一緒に寝ただけもありえますね。
キスはもちろん、はやくBL漫画らしい展開になってほしいです。