矢晴にとっては
【第15話】【第16話】の『私』『それがいいな』って恍惚とする純ってのは、「罵倒に興奮する変態」なんだよなあ、と改めて思う。
矢晴には純の『実在する人間に欲情したことがない』ってモノローグは聞こえていないわけだし。『もうそれ性欲だろ』って言葉にピンポイントで酔ってるなんて思いもしないわけだし。『糞野郎』って言われてんのに頬染めてうっとりしちゃってるんだから、怖いわ。
そしてまた『それ〈が〉いいってなんだよ……?』と矢晴は言うけど、純の言う「それ」がなんなのかもよくわからんわけだし。「性欲か糞野郎か」みたいな二択くらいまでは絞れそうだけど。『古印先生はどんな本よりずっと好ましい名前をつけてくれる』の名前が「糞野郎」だったら、とんだ変態だよーーー! って気分にもなるだろうて。
って、思うけど、そこまでの変態だとは矢晴も思ってない感じではあるなあ……と思う。
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