胎児
生まれ変わり、生まれ直し、育ち直しもテーマになるのかなと思って。テーマなのかストーリーラインなのかはよくわからないけども。
【第12話】で矢晴が『この家が』『お前が』『大きな繭だ』と考えてるのも、蟲が変態するための「繭」だろうけども、矢晴を育む「子宮」でもあるんだろうなあと思う。
というのを、【第12話】のラストページ、矢晴が粗相したときって「胎児のポーズ」なんだよなって思ったときに、思った。
一人寝だと胎児のポーズって楽にとれるけども、純と一緒に寝るとなったら難しいのではないか、と思う。
純のほうを向いて丸まって膝を曲げると頭突きかました上に純のおなかを蹴り上げる感じになりそうだなと。純に背を向けて胎児のポーズを取るのも寝にくそうかな? 純も矢晴に添うように体を曲げて抱きしめる感じにすると寝やすいかもしれない、と思うけども、その体勢はそれはそれでえっちな感じがしてしまう。ぐふふ。
矢晴の「古印葵の部分」というのは、生まれながらの性質であるのかどうか。生来の性質に生育環境が作用しての古印葵であったら、純が育て直した矢晴は純の求める古印葵として再誕できるのかどうか……が疑問だったりするんだけども。でも、たぶん、1年後に再度漫画を描いた矢晴は純の求める古印葵だったっぽい。
矢晴の瓶の中身は漫画になるのだなあと。矢晴は漫画にするしか出来ない人なんだなあと思いながら、その過程がどうなるのかが楽しみでドキドキしている。
コメント