装う純
悪く言うと、純って嘘つきなんだよなあ、と思うんだけども。
古印葵と編集部で会った時、【第2話】『古印葵先生……ですよね?』『やっぱり!』『先生の漫画のタイトルが聞こえたので…!』って偶然を装ってるけど、純はここに古印葵が来るって知ってたんじゃないのよさ。しかも、「タイトル聞こえたから声かけました」って装っときながら『ずっと聞いてました』ってのもおかしいだろうが! みたいに思うんだけど、どうなんだろう。
四階が罵詈雑言かましつつ古印葵の漫画のタイトル言ってなかったらどんなふうに声かけるつもりだったのかなあ? 菊池に声かけて紹介してもらうつもりだったかなあ? とか考えたりもするけど、結局、「偶然、編集部に来たら古印葵に会えました」って感じで通すつもりだったんだろうな、という気はする。
古印葵が編集部に来ることになった案件の話についても、【第5話】『そういえば菊池さん』『前に古印先生の担当してませんでした?』と菊池が古印葵の担当だってことばりばり知ってそうなのに、さりげない感じを装ってて。
というのを考えると、【第14話】の矢晴の『ついてきたの?』に対して純が答えた『ううん』『プリンたい焼き買いにコンビニ入ったら矢晴いたの』っていうのが、ものすごく嘘くさく思えてきて仕方がない。
【第13話・後編】で『質問に答えられなくて誤魔化してしまった』ってのも、咄嗟に嘘ついちゃった、みたいなものだしなあと思うと、純ってけっこう嘘つきの部類に入っちゃって、矢晴はそういう純の言動を見透かしてるから「こいつは信用できない」みたいに思ってたりするのかな? とかも考えたりした。
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