カラー絵

 【第14話】のカラー表紙の矢晴が可愛くて、可愛くて!

伏せた目の表情とか、もういろいろと。マフラーしてて暖かそうだし。本編で散歩に出た矢晴の格好が寒そうだったから、表紙で暖かくしてそうで良かったよぉーともなってる。頬に赤みさして血色良さげに見えるのは色彩の取り合わせでそう見えるだけなのかはわからないけども、矢晴の肌色が病的な白ではない感じで、とても好き。


これまでのカラー絵は、「【売れうつ】ただの絵(1)」と【第10話】の表紙。

イラストのほうでは純の健康的な肌色に矢晴の病的な肌色の違いが愛しくて。当時お気に入りだったのか蛍光ピンクが鮮やかだなあと思いながら、今、よくよく眺めていたら、純のシャツの柄が、【第14話】の表紙にかかる光の効果っぽい菱形の連なった模様と同じでは……? と思った。

純の髪色が、想像してたより茶色だ! と思ったのを覚えている。茶髪の純の髪の影に緑色が入ってるところを見ると【第11話】で矢晴が『カラーなら反射光を補色でここにいれます』と言っていたのを思い出す。

純が軽々と矢晴を抱えあげて矢晴が叫んでるというシーンと構図がとても素敵なイラスト。この絵を見るまでは、「BLじゃなくてよくない? このふたりにそういうの(低俗に消費されるエロ系)ないほうがよくない?」と思っていたけども、「BL、いいね、あってもいいね、あったらいいね!」に変化した。

【第10話】の表紙は、イメージ寄りの現実的でない配色。純の顔が青くて髪が白くて、舌の赤さと濡れて光ってる感じがとても素敵で、怖くて。矢晴の妄想のなかで矢晴を嘲る純はこんな感じなのかなあ? と思わせるし、配色はシヴァ神(破壊と再生の神)で、いろいろなものを表現してる感じがすごい。目元もかっこよくて好きなのだけど、首筋から鎖骨とかもすごいかっこいい。好き。


ここまでで出された3枚のカラー絵がそれぞれ塗り方も色の使い方も違っていて、作者さんの技術とか引き出しの多さに、畏れ敬う気持ちがあふれる。


あと、カラー絵に入れていいのかどうか? という気にもなるけども、シリーズページ(目次ページ)のイラストも好き。色はピンクの濃淡なのかな?、今の、散らばった原稿、その上に横たわる矢晴、矢晴のそばに立つ純の足という構図とか、かっこいい。純を信じない感じの純から視線を逸らしてる矢晴と、足元しか見えてないから不穏な想像を掻き立てられてしまう純とか。不穏な感じがするのが、これまた好き。ラブラブな感じになったら、また変わるんだろうか?

目次ページに立ち寄るのはそんなに頻繁じゃないから、見逃しそうな気もする。


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